膜タンパク質制御学(沖米田)研究室
研究テーマ
遺伝子変異や環境ストレスにより生じた異常な膜タンパク質がどのように細胞から除去されるのか、その分子メカニズムを研究しています。また、異常な膜タンパク質を正常化する化合物を探索し、治療薬開発への応用を目指しています。
具体的に行っている研究活動
欧米で頻度が高い遺伝病の嚢胞性線維症(CF)の治療法開発の研究を行っています。CF は CFTR というイオンチャネル(膜タンパク質)の遺伝子変異が原因で発症し、40歳までに多くの患者さんが亡くなります。遺伝子変異により生じた異常なCFTRタンパク質がどのように細胞内で除去されるのか、その分子メカニズムの研究を行っています。また、異常なCFTRタンパク質を正常に回復する化合物を探索しています。このような基礎研究から、将来的に CF の治療薬開発に貢献することを目標としています。
研究室の雰囲気やこれら以外でPRにつながる内容
私たちの研究は1つのゴールに向かって、チームワークで進めます。そのため、実験での成功例や失敗例など情報共有を積極的に行っています。皆でランチを食べたり、ビアガーデンに行ったり、良いチーム形成を心がけています。海外研究者や製薬企業との共同研究も行っています。