2017.01.08.
2017年復興・減災フォーラム 「地域存亡と災害からの復興~求められる再生への担い手とは~」開催のお知らせ

災害は地域の脆弱性を顕在化、加速化させる。新潟県中越地震では山村の過疎化がそれまでの5倍の速度で進み、三宅島噴火災害では全島避難の末の帰還率が6割前後にとどまった。しかも、被災地へ帰還する階層は、災害前より常に高齢化、単身化、病弱化する傾向があり、その結果、離農―年金依存と過疎の町村にとっては地域の存亡にかかわる事態を招く恐れさえある。 ただ、数少ないが、被災者の一番の悩みは住宅の損壊とみてとり、県独自の住宅再建制度を設けて衰退に歯止めをかけた鳥取県西部地震の事例もあり、復興の舵取りをする担い手の統治力が地域存亡を左右すると言っても過言ではない。今後、南海トラフ巨大地震や首都直下地震の発生が想定される災害列島ニッポン。地域存亡の鍵を握るのは決して国ではなく、自治体も含む地域のガバナンスである。
地方行政府、ボランティア、研究者、復興リーダー、ジャーナリストらボトムアップで災害からの復興と取り組む人たちが一堂に会し、地方再生への担い手像について意見を交わし、これからの災害多発時代に向けた復興のあり方を考える。

日 程  2017年1月8日(日)・9日(月・祝)
両日とも13:00~17:30(予定)
場 所  関西学院会館レセプションホール(兵庫県西宮市上ヶ原一番町1-155)

[主 催] 関西学院大学 災害復興制度研究所
[共 催] 日本災害復興学会
[後 援] 朝日新聞社

プログラム

■1月8日(日)13:00~17:30 全国被災地交流集会「円卓会議」

テーマ: ―地域衰退に立ち向かう―
会 場: 関西学院会館 レセプションホール光の間・翼の間
司 会: 野呂雅之(関西学院大学災害復興制度研究所 主任研究員・教授)
松田曜子(長岡技術科学大学准教授)
プログラム内容詳細はこちら

■1月9日(月・祝)13:00~17:30 シンポジウム

テーマ: 地域存亡と災害からの復興~求められる再生への担い手とは~
会 場: 関西学院会館 レセプションホール
プログラム内容詳細はこちら

◎映画上映 「うつくしいひと」
熊本出身の映画監督と俳優による被災前の熊本を舞台にした作品
主なキャスト:橋本愛 姜尚中 高良健吾 石田えり 監督:行定勲

◎特別講演 「熊本地震から故郷の復興」
行定勲(映画監督)

◎パネル討論「地域再生に立ち上がる」
趣旨説明  野呂雅之(関西学院大学災害復興制度研究所 主任研究員・教授)
パネリスト(50音順)
江川紹子(ジャーナリスト)
小野泰輔(熊本県副知事)
平井邦彦(長岡造形大学名誉教授)
山下弘彦(日野ボランティア・ネットワーク コーディネーター)
司会・岡田憲夫(京都大学名誉教授/関西学院大学災害復興制度研究所 顧問)

※1月9日(月・祝) 2016年度日本災害復興学会総会(10:00~11:30)を開催します。
(会場:関西学院大学上ケ原キャンパスF号館102教室)

お申し込み方法

参加ご希望の方は、下記参加申し込み用紙に必要事項をご記入の上、FAX(0798-54-6997)又はメール( kgu_fukko2005@fukkou.net )にてお申し込みください。
たくさんの皆さまのご参加をお待ちしております。(入場無料)
※参加証等は発行いたしませんので当日は直接会場までお越しください。
また、参加申し込み用紙に記載された個人情報は本学の関連業務以外に使用することはありません。
※参加申し込み用紙ダウンロード

チラシダウンロード

2017年復興・減災フォーラムチラシ

以上