2012.07.09
山中茂樹「『人間復興』を目指す現研融合の試みこそ原点 ―若者の正義を生かす大学とは」

一 被災者責任と若者の正義

「被災者責任」、あるいは「被災地責任」という言葉がある。阪神・淡路大震災で被災した地域の人たちが共有している一つの災害文化だ。生き残った者は、被災の体験・教訓を、次世代に、全国に伝える責務がある。おびただしい墓標を前に誓い合った「ストレッチ・ターゲット(Stretch target:挑戦的目標)」でもある。関西学院大学が震災十年を機に災害復興制度研究所を創設したのは、その責任を共に負いたいとの覚悟であったに違いない。。。。。

≪大学時報 2012年5月号 第61巻344号 掲載≫

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