[ 神学部 ]教員の新刊
職名は執筆時のものです。
ラジオ まいにちドイツ語 2024年4月号
/ペーターセン E. 神学部助教 共著
NHK出版,2024
484p
618円+税
『新約聖書の時代:アイデンティティを模索するキリスト共同体』
/淺野淳博 神学部教授 著
教文館,2023
484p
4,200円+税
ISBN:978-4-7642-6178-5
新約聖書の背景となる歴史と社会を見わたす、いわゆる「新約時代史」に関する著書です。列強の支配下であえぐパレスチナに生まれたイエスの神の国運動が、ユダヤ戦争を契機としてどのようにそのアイデンティティを形成したか、そしていかにして後2世紀なかばにキリスト教という独自の宗教としての道を歩み始めたか、多くの図版とともにわかりやすく解説します。また歴史から学んで今をいかに生きるかという適用に読者を招きます。
『「人間の尊厳」とは─ コロナ危機を経て ─』
/香川知晶、加藤泰史、建石真公子、齊尾武郎、児玉真美、美馬達哉、姫野友紀子、川口有美子、鍾 宜錚、柏﨑郁子、田中美穂、土井健司(神学部教授)、梶田隆章 著
公益財団法人 日本学術協力財団,2023
236p
1,800円+税
ISBN:978-4-9909972-6-7
世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、経済のみならず、社会規範や私たちの価値観に大きな変容をもたらしました。多くの感染者で混乱する医療現場では、患者一人ひとりの人としての尊厳を守るのが難しい状況となりました。
さらに、死者についても、人間らしい死とその弔いが守れない事例が生じています。すでに、with/afterコロナの世界を見据え、世界は動き始めています。
このコロナ危機を経て、私たちの「人間としての尊厳」はどのように変容した(する)のか、with/afterコロナの世界では、それらは守られるのか。パンデミックによって露わになった事態を確認しながら、「人間の尊厳」について、様々な立場からの専門知を集結して、多角的に考察します。
『コロナ禍とトリアージを問う 社会が命を選別するということ』
/土井健司(神学部教授)、田坂さつき、加藤泰史 編著
青弓社,2022
224p
2,400円+税
ISBN:978-4-7872-3505-3
医療資源が不足するなか、「助かる命を優先する」効率的な医療の必要性と「その選別から漏れる患者の命と尊厳」のはざまにある現在の日本社会で、トリアージをおこなう根拠や倫理的な責任を医療や宗教、哲学の視点から多角的に考え、論点を提起する。
『キリスト教神学命題集 ユスティノスからJ.コーンまで』
/土井健司(神学部教授)、村上みか、芦名定道(神学部教授)、島田由紀 監修
日本キリスト教団出版局,2022
256ページ
3,200円+税
ISBN:978-4-8184-1104-3
神学のエッセンスを表現した数々の「命題」を時代ごとに整理。それぞれの命題を語った神学者の生涯、時代的・思想的文脈、その影響に注目し、各分野の専門家36人がコンパクトに解説。多様な視点からキリスト教神学の核心点に迫る入門書。
『死生学年報2022 スピリチュアルケアの可能性』
/東洋英和女学院大学 死生学研究所編 (土井健司 神学部教授 執筆)
有限会社リトン,2022
246ページ
2,500円+税
ISBN:978-4-86376-090-5
キケロとレオ一世―『人間の尊厳』の最古層を尋ねて― /土井健司 ほか
『教父学入門~ニカイア以前の教父たち』
/土井健司 神学部教授 著
新教出版社,2022
269p
2,200円+税
ISBN:978-4-400-22755-7
キリスト教の基礎を作った人たち。
その百花繚乱の世界への道案内。
使徒教父、弁証家、アレクサンドリアのクレメンスやオリゲネス、テルトゥリアヌスにキプリアヌス等、また古代文献に表れた女性たちも視野に収めながら、現代のキリスト教の考え方に決定的な影響を及ぼした教父たちの世界へと興味深くいざなう、類書のない貴重な入門書。
『T&T Clark Social Identity Commentary on the New Testament』
/淺野 淳博 神学部教授 共著
J.B. Tucker and A. Kuecker 編
T&T Clark Bloomsbury, 2020
620頁
23,572円(税込)
ISBN-10: 0567667863
ISBN-13: 978-0567667861
社会アイデンティティ理論に立脚しその視点からテクストを分析する。国際的な研究者集団による新約聖書の画期的な註解書。著者は「コロサイ書」を担当している。
『死と命のメタファ:キリスト教贖罪論とその批判についての聖書学的応答』
/淺野 淳博 神学部教授 著
新教出版社, 2022
360p
2,700円+税
ISBN: 978-4-400-11184-9
「キリストは人類に代わって罪を背負い、いけにえとして死んだ」という代理贖罪的表現はどこまで適切か。少数者に犠牲を強いる「犠牲のシステム」をキリスト教神学が内包しているとする哲学者・高橋哲哉の議論を批判的に捉えて、聖書が伝えるキリストの死の意味を探り、その意味をいかに語るかを方向づける。
『Oxford Dictionary of the Christian Church』
淺野 淳博 神学部教授 ペーターセン E. 神学部助教 共著
Oxford University Press, 2022
1953頁
32,370円+税
ISBN: 9780199642465
世界的に伝統と権威を誇る『オックスフォード・キリスト教大事典』の第四版。著者はKanzo Uchimuraの項目を担当。
『ローマ書I』
/N.T.ライト 著
淺野 淳博 神学部教授 訳
教文館, 2021
198p
2,300円+税
ISBN: 978-4764220898
英国の新約聖書学を代表するライトの新約聖書講解シリーズ第1弾の翻訳。ローマ書1–8章の講解。
『評伝 アドルフ・フォン・ハルナック』
/クルト・ノヴァク 著
加納 和寛 神学部教授 訳
関西学院大学出版会, 2022.3
4-6判型・230頁
3,800円+税
ISBN: 978-4-8628-3330-3
ヴィルヘルム帝政期のドイツ教育界をリードし、マックス・プランク学術振興協会を創設したプロテスタント神学者アドルフ・フォン・ハルナック。旧東独を代表する神学者K・ノヴァクによる評伝
『関西学院大学神学部ブックレット13:音楽と宣教と教会』
関西学院大学神学部 編
キリスト新聞社, 2021.1
144p : 肖像 ; 21cm
1,500円+税
ISBN: 9784873957869
■主題講演「キリストはいくつにも分けられてしまったのですか(1コリ一・一三)―教会の音楽における分断は乗り越えられるのか」/水野隆一
■招待講演「賛美歌再考―礼拝に仕える歌・人を育む歌」/荒瀬牧彦
■現場報告「新しい歌を主に向かって歌え(詩編一四九・一)―“私たち”を変える歌」/柳本和良
■神学生アワー「『共に創る礼拝』と『音楽』」/関西学院大学大学院神学研究科1年生有志
■神学講演「宣教における音楽―その光と影」/中道基夫
■パネルディスカッション「音楽・宣教・教会の『いま』そして『これから』」/荒瀬牧彦、水野隆一、中道基夫、加納和寛
■閉会礼拝「賛美いろいろ」/井上智
『苦しみと悪を神学する -神義論入門-』
/M. S. M. スコット 著
加納 和寛 神学部准教授 訳
教文館, 2020.9
4-6判型,368p
3,600円+税
ISBN:978-4-7642-6744-2
「神はなぜ悪を許しているのか?」という問いは、神学における主要なテーマの一つです。神義論と呼ばれるこの問いがこれまでどのように議論されてきたのか、聖書をはじめ主な神学者の考え、現代における神義論の方向性などを解説します。
『使徒パウロの神学』
/ジェイムズ・D.G.ダン 著
浅野 淳博 神学部教授 訳
教文館, 2019.3
A5判・上製・974頁
6,300円+税
ISBN: 978-4-7642-7431-0
今話題の「パウロに関する新たな視点」の提唱者であり、英国が誇る新約聖書学の世界的権威ジェイムズ・D.G.ダン教授の記念碑的著作です。使徒パウロの思想を、イスラエルの伝統に深く根ざし、ダマスコ途上の啓示体験を起点とし、異邦人宣教によって練られた神学表現として、現代的示唆に富み魅力ある仕方でここに再現しています。
『アドルフ・フォン・ハルナックにおける「信条」と「教義」 -近代ドイツ・プロテスタンティズムの一断面-』
加納和寛 神学部准教授 著
教文館, 2019.2
A5版,352p
4,600円+税
ISBN:978-4-7642-7429-7
19世紀から20世紀のドイツにおいて、類まれな歴史家・教会史家として活躍したのみならず、政治的・社会的・文化的な影響力も持った碩学ハルナック。
当時ドイツのプロテスタント教会で繰り広げられた「使徒信条論争」の実態と論争の内実、および周辺環境を再考し、論争に対するハルナックの言説から、彼の「信条」「教義」「信仰告白」理解を問い直す。
『暴力をめぐる哲学』
岩野祐介 神学部教授 4章担当
晃洋書房,2019.2
4-6判型・306頁
3,500円+税
ISBN: 9784771031210
私たちは、暴力的な存在なのか?いま、暴力とは何か? 人間はそもそも暴力的な存在なのか? 暴力の克服は、ついになしえないことなのか? 現代社会における暴力の多様性と、歴史に現出する暴力の多層性を見すえつつ、その根源的ありようと克服の可能性をさぐる、「暴力の哲学/倫理学」の試み。
【目次】
序 章 暴力はいかにして哲学の問題になるのか……(飯野勝己)
第Ⅰ部 暴力の根源に向けて
第1章 暴力におけるミーメーシスとアイデンティティ……(上石 学)
第2章 文化と暴力……(新田智通)
第3章 暴力の行使と制止の行動科学……(中野良樹)
第Ⅱ部 暴力の現れに向けて
第4章 日本キリスト教思想史における暴力理解……(岩野祐介)
第5章 暴力を直視する……(樋口浩造)
第6章 構造的暴力としてのヘイト・スピーチ……(坪井雅史)
第Ⅲ部 暴力・言葉・表現
第7章 ひとつの暴力、いくつもの暴力……(飯野勝己)
第8章 語りをめぐる暴力……(相澤伸依)
第9章 荒ぶる思いのゆくえ……(藤村安芸子)
『関西学院大学神学部ブックレット12:聖書と現代』
関西学院大学神学部 編
キリスト新聞社, 2020.1
146p : 肖像 ; 21cm
1,500円+税
ISBN: 9784873957715
■蛇は『賢い』のか『狡猾』なのか―聖書の『読み』が複数あることの意義/水野隆一
■新約聖書と現代の神学/東よしみ
■日本と聖書、日本語と聖書の言葉/岩野祐介
■パネルディスカッション「翻訳聖書の現代と未来」/島先克臣・福島旭・家山華子・淺野淳博
■「組織神学と聖書」/加納和寛
■「聖書と現代の神学―聖書と説教」/中道基夫
■閉会礼拝「受け継いで歩む」/井上智
『復刻 聴講五年 晩年の内村鑑三に接して』
斎藤宗次郎著、田村眞生子監修、児玉実英・岩野祐介(神学部教授)編
教文館, 2018.8
B5版,785頁
18,000円+税
ISBN:978-4-7642-9978-8
内村鑑三の最も忠実な弟子の一人といわれ、内村の死に至るまで終生尽くした斎藤宗次郎(1877-1968)は、1926年から1930年まで五年間にわたり、内村の集会の聴講記録を遺した。
本書は、3冊に分けて綴じられたまま、これまでほとんど日の目を見ることがなかった斎藤の自筆原稿を復刻。
斎藤宗次郎没後50年を記念して出版。
『関西学院大学神学部ブックレット11: 高齢社会と教会』
関西学院大学神学部 編
キリスト新聞社, 2019.1
99p : 肖像 ; 21cm
1,500円+税
ISBN: 9784873957531
第52回神学セミナーの講演や礼拝などを収録しました。
■人生100年時代の生きがい追求/日下菜穂子
■地域で見守り・支え合う―つどい場活動/峯本佳世子・橘高通恭
■教会の取り組みの現実と要望/井上智
■高齢者と教会―なにが共生を阻むのか/中道基夫
■病院と老健チャプレンの働きから気づかされること/上田直宏
■閉会礼拝/橋本祐樹
『神がいるなら、なぜ悪があるのか』
/ Klaus von Stosch 著
加納 和寛 神学部准教授 訳
関西学院大学出版会, 2018.7
272p ; 22cm
2,600円+税
ISBN: 978-4-8628-3260-3
聖書が説く、慈しみと愛に満ちた全能の神がいるならば、この世にはなぜ悪としか思えないようなことが存在するのでしょうか?この問いは「神義論」と呼ばれ、古代から現代に至るまで、キリスト教神学の重要なテーマであり続けています。ドイツ・パーダーボルン大学の神学者クラウス・フォン・シュトッシュ教授は、アウシュヴィッツのような道徳悪、地震や津波のような自然悪と向き合いながら、「愛」「善」「自由意志」などをキーワードに、この問題に取り組みました。「神がいるなら、なぜ悪があるのか」という問いに、最新の神学がお答えします。
『1冊でわかるキリスト教史: 古代から現代まで』
/ 土井 健司 神学部教授 監修,執筆
日本基督教団出版局, 2018.3
250p ; 21cm
2,200円+税
ISBN: 978-4-8184-0998-9
この本はおよそ2000年にわたるキリスト教の歴史をひととおり理解できることをめざしました。しかも1人ですべてを書いてしまうのではなく、複数で分担し、それぞれが専門とする時代のキリスト教史を執筆しております。このような歴史を書くためには、研究や講義の蓄積が必要となり、誰でもが扱えるわけではないからです。それぞれ専門とする研究者が集まって、この1冊でキリスト教の通史が理解できるように工夫したものが本書になります。・・・【「はじめに」より抜粋】
『関西学院大学神学部ブックレット10: 地域福祉と教会』
関西学院大学神学部 編
キリスト新聞社, 2018.3
129p : 肖像 ; 21cm
1,500円+税
ISBN: 9784873957401
第51回神学セミナーの講演や礼拝などを収録しました。
■軒の教会物語―今日、自分の十字架を負ってイエスに従うとは/奥田知志
■地域社会における教会の課題―癒しのミニストリーの視座から/神田健次
■宗教の社会貢献を問い直す―沖縄ベタニヤチャーチの例/白波瀬達也
■自分自身のように隣人を愛しなさい―社会・共同体・福祉/水野隆一
■閉会礼拝/中道基夫
『NTJ新約聖書注解 ガラテヤ書簡』
/ 淺野 淳博 神学部教授 著
日本キリスト教団出版局2017.10
A5版、538頁
4,800円+税
ISBN978-4-8184-0980-4
日本語で書き下ろす旧新約聖書注解書シリーズの初回配本。宗教改革500周年に相応しい使徒パウロのガラテヤ書の註解書。伝統的な文法的・歴史的分析に加えて、社会史、社会科学、文化研究等の視点からテクスト解釈を深化させた。各ペリコーペが、翻訳、形態/構造/背景、注解、解説/考察というアウトラインにそって解説されている。とくに本書は逐語訳と自然訳の2つのガラテヤ書の日本語訳を提示し、読者がギリシャ語本来の表現を味わうとともに、「フツー」の日本語の手紙として読めるよう務めた。また17のトピックをとおして、パウロのリアルを描いた。
『関西学院大学神学部ブックレット9: 平和の神との歩み 1945-2015年』
関西学院大学神学部 編
キリスト新聞社, 2017.3
132p : 肖像 ; 21cm
1,500円+税
ISBN: 9784873957234
第50回神学セミナーの講演や礼拝などを収録しました。
■平和の神との歩み 1945-2015年/関田寛雄
■平和を創る/奥本京子
■平和と聖書学/東よしみ
■平和とキリスト教史/岩野祐介
■平和と神学/加納和寛
■報告会
■閉会礼拝/水野隆一
『人生を聖書とともに:リチャード・ボウカムの世界』
6章:『イエスとその目撃者たち—目撃者証言としての福音書』(pp.62–74)
/淺野淳博教授
新教出版社 2016.11
120pp; 19.5cm
1,600円+税
ISBN: 978-4-400-32456-0
2016.11.11に神学部秋期学術講演会の講師としてお招きした、世界的に権威ある新約聖書学者リチャード・ボウカム教授(ケンブリッジ大学)のFestschrift(古稀記念号)。ボウカム教授自身とセント・アンドリューズ大学での同僚による自伝的紹介に加え、教授に師事した日本人学者らによる教授の主要著作の書評からなる論集。著者自身はボウカム氏の弟子ではないが、『イエスとその目撃者たち』の翻訳者としてこの著書の評を担当している。
『論集 蓮實重彦』
/ 柳澤 田実 神学部准教授 著
Ⅰ,さらなる「運動の擁護」へ,pp.194- 204
/ 工藤 庸子 編
羽鳥書店, 2016.6
640p ; 21.5cm
5,400円+税
ISBN: 978-4-904702-61-1
『監督 小津安二郎』、『「ボヴァリー夫人」論』、『伯爵夫人』の著者とは何者なのか?文学から映画まで、27名の論者による蓮實重彦論およびエッセイ。
『あなたは自主規制の名のもとに検閲を内面化しますか』
/ ARTISTS' GUILD + NPO法人 芸術公社 編
柳澤 田実 神学部准教授,
インタビュー01 "哲学"『自覚的に弱さの中で揺れ続ける 倫理について』
他 編
torch press, 2016.5
168p ; 20.5cm
1,800円+税
ISBN: 978-4-907562-05-2
東京都現代美術館にて開催された「キセイノセイキ」展のもう一つのプロジェクトとして企画編集された。哲学、建築、報道、演劇、歴史研究といった異なる5つのインタビューを収録され、自主規制の問題がゆるやかに扱われている。
『救貧看護とフィランスロピア -古代キリスト教におけるフィランスロピア論の生成-』
/ 土井 健司 神学部教授 著
創文社, 2016.3
360p ; 21.5cm
7,200円+税
ISBN: 978-4-423-30135-7
人間とは何か。キリスト教の発展とともに人間観に大きな変化が生じた。本書は、フィランスロピア(人間愛)という概念が二世紀以降どのように展開したのかを跡付け、ギリシア・ローマ世界に対して、受肉論をもとにレプラの病貧者を含む「貧者」を人間とする思想と実践がカッパドキア教父において展開したことを論じる労作。
『エレメンツ -新約聖書ギリシャ語教本』増補改訂版
/ジェレミー・ダフ著
浅野淳博 神学部教授 訳/改訂
新教出版社、2016.3
ix+267pp; 25.7cm
4,000円+税
ISBN: 978-4-400-11027-9
100年の歴史を持つギリシャ語文法書The Element of New Testament Greekの第3版が、2005年にケンブリッジ大学出版局から出版され、この日本語訳が2008年に『エレメンツ 新約聖書ギリシア語教本』として発刊された。今回は、この日本語訳にいくつかの重要な改訂を施した増補改訂版である。第21章として「アクセントのしくみ」を明示し、第1章では現代ギリシャ語発音法との対応をも示した。また、各章の練習問題等の解答例が章末に移され、ギリシャ語フォントが総入れ替えされて、よりいっそう使いやすくなっている。
『新約聖書解釈の手引き』
4章(社会科学批評)、8章(文化研究批評)
/ 淺野 淳博 神学部教授
『新約聖書解釈の手引き』
/ 淺野淳博 他 編
日本キリスト教団出版局,2016. 2
336p ; 22 cm
ISBN: 978-4-8184-0938-5
本著は著者が研究代表者をつとめる科研費プロジェクト「解釈学の転換:新約聖書解釈における新たな地平の探究と総合的な批評学援用の模索」(2013-15年度)の成果物である。聖書学において伝統的に用いられてきた批評学に加え、近年の新たなアプローチをも紹介し、各章ごとに1つの批評学を概説し、その適用サンプルを提供している。著者は、社会科学批評と文化研究批評を担当している。
『関西学院大学神学部ブックレット8: 教会とディアコニア』
関西学院大学神学部 編
キリスト新聞社, 2016.1
146p : 肖像 ; 21cm
1,500円+税
ISBN: 9784873956930
第49回神学セミナーの講演や礼拝などを収録しました。
■教会と社会福祉/木原活信
■苦しみと寄り添い/藤井美和
■日本キリスト教史とディアコニア/岩野祐介
■シンポジウム/平田義、山本誠、小柳伸顕
■ディスカッション
■閉会礼拝/中道基夫
The Trinity among the Nations: The Doctrine of God in the Majority World
‘Motherliness of God: A Search for Maternal Aspects in Paul’s Theology’, 120-39
/ Atsuhiro Asano(浅野 淳博 神学部教授)
The Trinity among the Nations: The Doctrine of God in the Majority World
/edited by Gene L. Green,Stephen T. Pardue,K.K. Yeo
W.B. Eerdmans Publishing Co. 2015.11
vii,174p ; 23cm
2625円+税
ISBN: 0802872689
本書は英語圏の神学大学や神学校でもちいる教科書作成プロジェクトの一部で、組織神学の各項目を1つづつ取り上げて文脈化神学の立場から考察している。したがって執筆者はおもに西洋以外の文化圏に属する聖書学者や神学者から構成されている。本書は、第1巻のキリスト論に関する考察に続く、第2巻であり神論と三位一体を主題としている。著者は使徒パウロが執筆したガラテヤ書を中心として、パウロの神観のうちに「母なるもの」を読みとる試みをしている。
聖書学論集 46 『聖書的宗教とその周辺』
「ガラテヤ書における邪視告発の報酬:社会科学的批評のためのエテュード」,455- 80頁
/ 浅野 淳博 神学部教授
聖書学論集46「聖書的宗教とその周辺」
/ 日本聖書学研究所 編
LITHON,2014.12
xxxiv, 725p ; 21 cm
ISBN: 4863768133
本著は、佐藤研、月本昭男、守屋彰夫両氏の定年退職を記念して刊行された、日本聖書学研究所に所属する聖書学者による論集である。著者は社会科学的批評を使徒パウロが著作したガラテヤ書3-4章の解釈に適用し、とくに古代地中海世界において広く知られていた邪視とその魔除け行為を念頭に置いて、テクストの理解を試みている。
『W・R・ランバスの使命と関西学院の鉱脈』
/ 神田 健次 神学部教授 著
関西学院大学出版会, 2015.9
250p ; 21cm
2,500円+税
ISBN: 9784862832061
第Ⅰ部では W・R・ランバスの使命 をめぐる論考を四編にまとめ、その思想や源泉、宣教活動の足跡をたどっています。
第Ⅱ部は関西学院の鉱脈をめぐり、折々に執筆した論考集となっております。
『学院史』という豊かな鉱脈から筆者なりのアプローチで掘り起こされたささやかな成果であり、どこからでも自由に読んでいただき、関西学院の歴史に多少なりとも関心を抱いていただけたら望外の喜びです。・・・【「まえがき」より抜粋】
『自死と遺族とキリスト教:「断罪」から「慰め」へ、「禁止」から「予防」へ』
/ 土井 健司 神学部教授 編
5, 自死念慮者に対する牧会ケア pp.118 -154 /榎本 てる子 神学部准教授
6, 自死者の葬儀と遺族へのケア pp.155 -181 /中道 基夫 神学部教授
8, 牧師の自死 pp.202 -231 /岩野 祐介 神学部准教授
9, 自死の何が罪とされてきたのか pp.232 -259 /土井 健司 神学部教授
新教出版社, 2015.6
v, 265p : 挿図 ; 20cm
2,600円+税
ISBN: 9784400407379
キリスト教にできることは何か?
自死予防の最前線で働く人たち、
自死者の葬儀に関わる牧師や葬儀社の職員、
遺族の悲嘆に寄り添う援助者、
さらにキリスト教における自死観の変遷を通してその意味を問う者、
気鋭の実践家と研究者たちによる論集。
『こどもさんびか改訂版略解』
日本基督教団讃美歌委員会 編
水野 隆一 神学部教授,
各曲記事末尾の執筆者イニシャル(RM)記載分担当
他 編
日本キリスト教団出版局 , 2015. 5
145 p ; 21cm
1500円+税
ISBN: 9784818408852
より豊かな礼拝・さんびのために、さまざまな有用な情報を提供!
礼拝学や賛美歌学への関心とともに、『こどもさんびか改訂版』についても、作詞・作曲の経緯や歴史的背景を知った上で、礼拝の中でふさわしく用いたいという声が高まっている。さんびかの新しい可能性の発見をうながす、各さんびかの情報と解説を収録。
『天国での再会: 日本におけるキリスト教葬儀式文のインカルチュレーション』
/ 中道 基夫 神学部教授 著
日本キリスト教団出版局, 2015.3
264p ; 22cm
3,600円+税
ISBN: 9784818409170
日本の教会は葬儀式文・賛美歌に何を表したのか--死者儀礼は、その地に生きる人々の生活や習俗、家族意識と深く結びつくものであり、キリスト者にとっては信仰の試金石と見なされてきた。しかし愛する者の葬りは、対立的に捉えられるべきものなのか。欧米の式文・賛美歌を元に葬送式を整えてきた日本の教会が大切にしたものは何か。現代のキリスト教葬儀と教会の働きを宣教的牧会的に問う。
『よくわかる宗教学』
6, キリスト教(1):キリスト教の成り立ち, pp.58 -59
/ 土井 健司 神学部教授 著
7, キリスト教(2):カトリック(修道会), pp.60 -61,
8, キリスト教(3):正教・地域, pp.62 -63 /柳澤 田実 神学部准教授
9, キリスト教(4):プロテスタント, pp.64 -65 /中道 基夫 神学部教授
41, 日本のキリスト教(1):中近世, pp.128 -129,
42, 日本のキリスト教(2):近現代, pp.130 -131 /岩野 祐介 神学部准教授
『よくわかる宗教学』(やわらかアカデミズム・<わかる>シリーズ)
/ 櫻井 義秀(北海道大学大学院文学研究科教授)
平藤 喜久子(國學院大學研究開発推進機構准教授) 編著
ミネルヴァ書房, 2015.3
v, 216p : 挿図 ; 26cm
2,400円+税
ISBN: 978462307275
宗教を知らずに現代社会を理解することはできない-基本的な知識から新しい動向にまで、多彩なトピックによって宗教に迫る。
『関西学院大学神学部ブックレット7: 宣教における連帯と対話』
関西学院大学神学部 編
キリスト新聞社, 2014.12
152p : 肖像 ; 21cm
1,500円+税
ISBN: 9784873956633
第48回神学セミナーの講演や礼拝などを収録しました。
■ウエスレー派宣教神学の心と魂/トーマス・ケンパー
■戦後の神学部同窓と世界宣教の系譜/神田健次
■WCCにおける新しい宣教・伝道理解/村瀬義史
■世界教会協議会(WCC)第10回総会報告/トーマス・ケンパー
■シンポジウム/R・グルーベル、中道基夫、荒川純太郎、金度亨
■ディスカッション
■閉会礼拝/水野隆一
『古代キリスト教思想の精神』
R.L.ウイルケン 著
土井 健司 神学部教授 訳
教文館, 2014.6
328, xxvi p ; 22cm
4,100円+税
ISBN: 9784764273825
キリスト教信仰の源泉への道案内!--なぜ教会の形成期にキリスト教的思考は人々を強く惹きつけたのか?オリゲネス,アウグスティヌス,証聖者マクシモスら数々の思想家の考えを紹介し、古代キリスト教思想のエッセンスを平易に説く。キリスト教詩やイコンなど、当時の宗教生活の実践にも言及。
『関西学院大学神学部ブックレット6: 若者とキリスト教』
関西学院大学神学部 編
キリスト新聞社, 2014. 2
148p : 肖像 ; 21cm
1,500円+税
ISBN: 9784873956503
第47回神学セミナーの講演や礼拝などを収録しました。
■新世代エヴァンジェリストの憂鬱/松谷信司(『Ministry』編集長,「いのり☆フェスティバル」実行委員会代表)
■あなたの感覚、ホントに合ってる?/阪口新(神戸聖愛教会伝道師)
■ゴスペルから洗礼に至った人たち/汐碇直美(神戸栄光教会伝道師)
■若者が集まる教会形成の一例/中野祐成(単立Blessing Church International牧師)
■経験談としての宣教考/浅野淳博(本学部教授)
■若者と礼拝/中道基夫(本学部教授)
■閉会礼拝:荒れ野で叫ぶ若者の声/式文構成・司式 中道基夫
『生命倫理の源流: 戦後日本社会とバイオエシックス』
第6章,人間らしさを求めて-生命倫理をめぐるキリスト教界の動向-
/ 土井 健司 神学部教授 著
『生命倫理の源流: 戦後日本社会とバイオエシックス』
/ 賀川 智晶(山梨大学大学院医学工学総合研究部教授),
小松 美彦(武蔵野大学教養教育部会教授) 編
岩波書店, 2014.3
viii, 342p ; 22cm
5,200円+税
ISBN: 9784000259583
歴史を遡行して生命倫理の現状を再考する-テーマごとの論考(第I部)と、当時主導的な役割を果たした人々への貴重なインタビュー記録(第II部)によって歴史を立体的に構成
T & T Clark Handbook to Social Identity in the New Testament
Galatians 2.1-14 as Depiction of the Church’s Early Struggle for Community-Identity Construction, pp. 311-32.
/ Atsuhiro Asano(浅野 淳博 神学部教授)
T & T Clark Handbook to Social Identity in the New Testament
/ edited by J. Brian Tucker & Coleman A. Baker
Bloomsbury T. & T. Clark, c2014
680p ; 25 cm
ISBN: 9780567379542
新約聖書の社会科学的批評において重要な主題である共同体アイデンティティに焦点を置いた参考書。第1部はアイデンティティ形成の理論を取り扱う。第2部では国際的な新約聖書学者のチームによって、新約聖書各書の鍵となるペリコーペがアイデンティティ形成という視点から分析され解釈される。
『倫理: 人類のアフォーダンス』
終章,可能性を尽くす楽しみ、可能性が広がる喜び-倫理としての生態心理学, pp.267 -290
/ 柳澤 田実 神学部准教授 著
『倫理: 人類のアフォーダンス』(知の生態学的転回 第3巻)
/ 河野 哲也(立教大学文学部教授) 編
東京大学出版会, 2013.9
xix, 334p ; 22cm
3,800円+税
ISBN: 9784130141338
ジェームズ・ギブソンの生態心理学を基盤に「人間環境」の問題に切り込むシリーズ 完結: 記号、言語、文化、暴力--などに潜在するアフォーダンスを精査し、より善き生を営む術としてのエコロジカルな倫理学を構想する
『ミナト神戸の宗教とコミュニティー』
第一章,総論-ミナト神戸の宗教とコミュニティー, pp.11 -42
/ 神田 健次 神学部教授 著
『ミナト神戸の宗教とコミュニティー』(のじぎく文庫)
/ 関西学院大学キリスト教と文化研究センター 編
神戸新聞総合出版センター, 2013.4
319p, 図版 [8] p : 挿図, 肖像, 地図 ; 19cm
1,700円+税
ISBN: 9784343007254
“国際宗教都市”神戸に息づく多彩な文化 -キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、ジャイナ教など多様な宗教施設が古くからの神社や寺院と共存する街・神戸。その歴史的背景と地域コミュニティーとしての宗教の役割を明らかにする。
『別れの文化: 生と死の宗教社会学』
第8章: 理不尽な死を乗りこえて-キリスト教的死生観の一断面, pp.167 -184
/ 土井 健司 神学部教授
『別れの文化: 生と死の宗教社会学』
/ 大村 英昭(相愛大学人文学部教授),井上 俊(大阪大学名誉教授) 編
書肆クラルテ, 2013.4
240p ; 19cm
2,000円+税
ISBN: 9784886026460
よく生きた人だけがよく死ぬことができる: 生き方と逝き方をめぐる臨床社会学, 第1部(死にがい」をめぐって/ 死の社会学/ 父の死をめぐって―宗教アレルギーの自己消滅/ ポストヒューマニズム期の祈りと供養/ 遊びと宗教)/ 第2部(死とは何か―哲学的人類学から見た宗教/ 開祖の死とその後の教団/ 理不尽な死を乗りこえて―キリスト教的死生観の一断面/ 仏教における生死―「生死一如」観の背景/ 「死ねない時代」の宗教社会学―きれいに死と向きあうために)
『無教会としての教会: 内村鑑三における「個人・信仰共同体・社会」』
/ 岩野 祐介 神学部准教授 著
教文館, 2013.3
320p ; 21cm
4,500円+税
ISBN: 9784764273641
無教会主義キリスト教の創始者・内村鑑三は、信仰とは個人的なものである、と主張する一方で、最後まで社会に対する語りかけをやめなかった人物です。では、個人的信仰と、社会性とはいかなる連関があったのでしょうか。本書は内村のキリスト教思想を、内村による聖書解釈テキストの分析を通して、明らかにすることを試みた論考です。何かと「自己責任」と言われる現代、内村の「神と共にある自己」、そして神と共にあることにより他者と共にある自己、という考え方は、依然として多くの示唆を我々に与えてくれるように思います。
『渡辺禎雄聖書版画集: くすしきみわざ』/渡辺禎雄 [画]
型染版画に託した夢: 渡辺禎雄の信仰と作品,pp.4 -28
/神田 健次 神学部教授[論考]
= "A Dream in Stencil Prints - The Faith and the Work of Sadao Watanabe" /Kenji Kanda
『渡辺禎雄聖書版画集: くすしきみわざ』 /渡辺禎雄 [画]
新教出版社, 2013.2
183p : 挿図, 肖像 ; 31cm
5,000円+税
ISBN: 9784400800613
日本の伝統民芸である型染版画の素朴な美と、深く篤実なキリスト教信仰とが結びついて、独自の表現世界を築き上げた渡辺禎雄(1913 -1996)。その生誕100年を記念し、代表作70点余を収録した作品集。造形を通して神の「くすしきみわざ」を賛美し続けた、わが国キリスト教美術の一頂点が、広く鑑賞しやすい形となった。
"FROM ROME TO BEIJING:Symposia on Robert Jewett'S Commentary on Romans"
The Changing Faces of Identity in Paul's Letters: With Reference to Robert Jewett's Commentary on Romans, pp.331 -356
/ Atsuhiro Asano(浅野 淳博 神学部教授)
FROM ROME TO BEIJING: Symposia on Robert Jewett's Commentary on Romans
/ Edited by K.K. Yeo
KAIROS STUDIES, c2013
497p ; 23cm
9781937216382
本書は、ヘルメネイア聖書注解書シリーズに於いてパウロ研究の権威者であるロバート・ジュエットが執筆したローマ書注解書に対して、国際的な新約聖書研究者グループがそれぞれの置かれた文化的文脈から批評するシンポジウムの結実である。
『関西学院大学神学部ブックレット5: 自死と教会, いのちの危機にどう応えるのか』
関西学院大学神学部 編
キリスト新聞社, 2012.11
147p : 肖像 ; 21cm
1,500円+税
ISBN: 9784873956237
第46回神学セミナーの講演やパネルディスカッションなどを収録しました。
■いのちの危機にどう応えるのか/眞壁伍郎(新潟大学名誉教授)
■自死・自殺は罪なのか/土井健司(本学部教授)
■あなたは「死にたい」と言われたらどうしますか/榎本てる子(本学部准教授)
■自死で亡くなられた方の葬儀/中道基夫(本学部教授)
■自死とは/井出浩(本学人間福祉学部教授)
■閉会礼拝/中道基夫(本学部教授)
『安楽死・尊厳死』
第3章:安楽死・尊厳死とキリスト教-その歴史と基本思想, pp.43 -64
/ 土井 健司 神学部教授
『安楽死・尊厳死』(シリーズ生命倫理学 /シリーズ生命倫理学編集委員会 編)
/ 甲斐 克則(早稲田大学大学院法務研究科教授),谷田 憲俊(北斗病院在宅医療科部長) 編
丸善出版, 2012.11
270p : 挿図 ; 22cm
5,800円+税
ISBN: 9784621084823
(第5巻について)安楽死・尊厳死の問題は、生命倫理を語るうえで必ず議論の重要な対象となる。そこには、終末期における生命をめぐる、患者の自己決定権の限界、家族等近親者の判断の役割、意思決定能力のない患者の場合への対応等、終末期医療の法的・倫理的問題点が凝縮されているともいえる。本巻は、国内外の動向を正確に見据えて、安楽死・尊厳死の問題点について多角的に考察した。(表紙カバーより)
『キリスト教学校教育同盟百年史』(通史編)
基督教教育同盟会の結成(第1部第1章),pp.33 -46 他
/ 神田 健次 神学部教授
他に 聖書教科書の内容分析(第2部第2章第2節2,pp.125 -129
『聖書教科書』全7巻(新元社発行)の内容(第4部第2章第2節3,pp.202 -208
『キリスト教学校教育同盟百年史』
/ キリスト教学校教育同盟百年史編纂委員会 編
キリスト教学校教育同盟(教文館製作), 2012.6
396p ; 22cm
3,675円(税込)
ISBN: 9784764273436
キリスト教学校教育同盟が2010年に100周年を迎えるにあたり、2000年の総会にて決議された編纂事業によって発行されたものである。
『改革派教会信仰告白集VI』
カナダ合同教会信仰告白,pp.491 -496 他
/ 神田 健次 神学部教授 訳、解題
他に マダガスカル・イエス・キリスト教会信仰声明,pp.157 -165
インドネシア・カロー・バタク教会基本的信仰告白,pp.479 -489
インドネシアにおけるキリスト教信仰の共通理解の宣言(インドネシア教会共同体),pp.553 -565
『改革派教会信仰告白集 VI』
/ 大崎 節郎(東北学院大学名誉教授)編
一麦出版社, 2012.4
701p ; 23cm
8,800円+税
ISBN: 9784863250390
ヨーロッパ、北米、アフリカ、アジアなど世界の信仰告白を収録した全六巻のうち最終巻、「教会の形態に関する神学的宣言」から「スコットランド教会キリスト教信仰の声明」。
『キリスト教は戦争好きか: キリスト教的思考入門』
/ 土井 健司 神学部教授 著
朝日新聞出版, 2012.4
251p ; 19cm
1,400円+税
ISBN: 9784022599872
「敵を愛せ」「右の頬を打たれたら左の頬をも向けよ」--聖書にこうした言葉があるにもかかわらず、十字軍、異端審問、魔女狩りなどの戦争や殺戮行為が、キリスト教の名のもとに行われてきた。「一つの神しか信じない」という一神教の心の狭さが、こうした悲劇を引き起こすのではないか。あるいは、なぜ聖書の教えが浸透しているはずの欧米社会で、貧富の差が拡大しているのか。そもそも、宗教に頼る人は精神的に弱いのではないか--。古代キリスト教思想を研究する著者が、聖書と歴史の視点からキリスト教を根源的に捉え直す。非クリスチャンが抱く疑念に答えていく、キリスト教的思考入門(内容紹介より)
『ガラテヤ共同体のアイデンティティ形成』
/ 浅野 淳博 神学部教授 著
創文社, 2012.3
ix, 340p ; 23cm
7,000円+税
ISBN: 9784423301302
・・・本書は、アイデンティティ形成の文脈と実践的諸相に着目し、パウロとユダヤ教あるいはユダヤ人キリスト者のあいだで共同体アイデンティティの形成に関する期待がいかに異なっていたかを分析し、またバプテスマ、聖霊顕現体験、遺物としての書簡が共同体アイデンティティ形成に果たした役割を明らかにする。アイデンティティ理論と境界性理論を積極的に用い、また種々の歴史的宗教共同体との類例的比較をとおして、いかにパウロが独自の共同体アイデンティティ形成を試みたかをテクストの内から読み取り、宗教の実体に注目する社会科学的批評学を通してガラテヤ書を考察した画期作。(裏表紙より)
『科学・技術・倫理百科事典』
ティリッヒ, パウル[第 3巻, pp.1511-1512]他
ティリッヒ, パウル /Tillich, Paul[第 3巻, pp.1511-1512]
フアナ・イネス・デラクルス /Juana Ines de la Cruz[第 4巻, pp.1926-1927]
ラムジー, ポール /Ramsey, Paul[第 5巻, pp.2300-2301]
/ 土井 健司 神学部教授 訳
『科学・技術・倫理百科事典』 / Carl Mitcham [編] ; 科学・技術・倫理百科事典翻訳編集委員会監訳
丸善出版, 2012.1
5冊 (cxxii, 2670p) : 挿図 ; 27cm
210,000円 (税込)
ISBN: 9784621083871
第 1巻 IQ論争 -観光 /第 2巻 感情的知能 -情報 /第 3巻 情報オーバーロード -道路と交通路 /第 4巻 トクヴィル,アレクシス・ド -緑のイデオロギー /第 5巻 緑の革命 -ワトソン,ジェームズ
『関西学院大学神学部ブックレット4: 礼拝の霊性, これからの礼拝を考える』
関西学院大学神学部 編
キリスト新聞社, 2011.12
153p : 肖像 ; 21cm
1,500円+税
ISBN: 9784873956015
第45回神学セミナーの講演やパネルディスカッションなどを収録しました。
■これからの礼拝を考える/小栗献(日本基督教団神戸聖愛教会牧師)
■現場報告/東のぞみ(日本基督教団小田原教会牧師)
■パウロの霊性と聖霊/浅野淳博(本学部教授)
■共同の祈りを豊かに/神田健次(本学部教授)
■共同の賛美を求めて/水野隆一(本学部教授、学部長)
■パネルディスカッション
■閉会礼拝/榎本てる子(本学部准教授、日本基督教団牧師、市立堺市民病院エイズカウンセラー[中核拠点病院])
『改革派教会信仰告白集III』
ボヘミア兄弟団信仰告白, pp.655 -659
/ 土井 健司 神学部教授、井阪 民子(一橋大学非常勤講師)訳
『改革派教会信仰告白集 III』
/ 大崎 節郎(東北学院大学名誉教授)編
一麦出版社, 2011.12
664p ; 23cm
8,600円+税
ISBN: 9784863250369
ヨーロッパ、北米、アフリカ、アジアなど世界の信仰告白を収録した全六巻のうち三巻目、「ハイデルベルク教理問答」から「ボヘミア兄弟団信仰告白」まで。
"Ein Wiedersehen im Himmel: Die Inkulturation der christlichen Beerdigungsliturgie in Japan"
/ Motoo Nakamichi(中道 基夫 神学部准教授)
Erlanger Verl. fuer Mission und Oekumene, 2011
235p ; 21cm
ISBN: 9783872146229
ハイデルベルク大学神学部に提出した博士論文の出版。アメリカから日本に入ってきたキリスト教葬儀式文の日本での変化をInculturationとして評価し、現代のキリスト教葬儀について宣教学的・実践神学的に考察している。
『聖典と現代社会の諸問題: 聖典の現代的解釈と提言』
生命倫理における聖書の役割は何か, pp.232 -261
/ 土井 健司 神学部教授
『聖典と現代社会の諸問題: 聖典の現代的解釈と提言』
/ 関西学院大学キリスト教と文化研究センター 編
/ 樋口 進 編著
キリスト新聞社, 2011.9
261p ; 19cm
2,200円+税
ISBN: 9784873955940
同性愛、エコロジー、パレスチナ、臓器移植、人間の命、格差社会、生命倫理--。現代社会に起こっている重要な問題について、聖典の立場から提言し、宗教間対話を行った!
『神の言(ことば)はつながれていないII: ホーリネス弾圧記念聖会講演・説教集』
迫害を乗り越える力-古代キリスト教と迫害-, pp.85 -109
/ 土井 健司 神学部教授
『神の言(ことば)はつながれていないII: ホーリネス弾圧記念聖会講演・説教集』
/ ホーリネス弾圧記念同志会委員会 編
ヨベル, 2011.6
159p : 挿図 ; 19cm
1,200円+税
ISBN: 9784946565717
1942.6.26 この日を風化させないために。-1942年 6月26日に起こった旧ホーリネス系教会に対する国家の不当弾圧。この体験を語り継ぐ記念聖会の講演・説教を一冊に精選。好評の記録集Iに続く第2弾。
『Thuma Mina つかわしてください: 世界のさんび2』
日本基督教団讃美歌委員会 編
水野 隆一 神学部教授,
中道 基夫 神学部准教授, ほか 訳
日本キリスト教団出版局 , 2011. 6
55 p ; 21cm
950円+税
ISBN: 9784818407862
世界教会協議会などのエキュメニカルな礼拝で歌われてきたさんびを集めた歌集Thuma Minaの日本語訳、第2集。他訳者 小栗献(日本基督教団神戸聖愛教会牧師)、川上盾(日本基督教団東神戸教会牧師)、笹森田鶴(日本聖公会東京教区聖アンデレ教会副牧師)、塚本潤一(頌栄短期大学准教授)、増田琴(日本基督教団巣鴨ときわ教会牧師)、松本敏之(日本基督教団経堂緑岡教会牧師)、吉岡光人(日本基督教団吉祥寺教会牧師)、柴田愛(日本キリスト教団出版局職員)
『イエスとその目撃者たち: 目撃者証言としての福音書』
リチャード・ボウカム 著
浅野 淳博 神学部教授 訳
新教出版社, 2011.4
508, i31, f22, n93 p ; 22cm
7,600円+税
ISBN: 9784400111801
目撃者は、歴史のイエスと信仰のキリストを分けなかった。--その目撃者証言はどこまで信頼できるか。まさに目からうろこの福音書理解。
"The Oxford Handbook of the Reception History of the Bible"
Uchimura and the Bible in Japan, pp.323 -339
/ Atsuhiro Asano(浅野 淳博 神学部准教授)
The Oxford Handbook of the Reception History of the Bible
/ Edited by Michael Lieb, Emma Mason, and Jonathan Roberts,
Consultant Editor: Christopher Rowland
Oxford University Press, 2011
xv, 725p ; 26cm
9780199204540; hardback
『古代世界におけるモーセ五書の伝承』
16章:パウロとパロディ——アブラハム物語再話(ガラテヤ3 -4章)に見るパウロの意図, pp.373 -398
/ 浅野 淳博 神学部准教授
『古代世界におけるモーセ五書の伝承』
/秦 剛平(多摩美術大学教授)他 編
京都大学学術出版会, 2011.2
v, 427p : 挿図 ; 23cm
8,400円+税
ISBN: 9784876989768
ヘブライ語聖典、ギリシア語訳、死海写本を分析、モーセ五書の伝承をたどる国際プロジェクトから。海外の研究者9名と国内の研究者7名の寄稿論文からなる一冊。
『関西学院大学神学部ブックレット3: 子どもと教会』
関西学院大学神学部 編
キリスト新聞社, 2011.1
188p : 挿図, 肖像 ; 21cm
1,600円+税
ISBN: 9784873955834
第44回神学セミナーの講演やパネルディスカッションなどを収録しました。
■牧師・田村直臣と「子ども」―ブッシュネルとの出会いから『子供の権利』、『児童中心の基督教』に至るまで/小見のぞみ(聖和短期大学教授、同キリスト教教育・保育研究センター長),
■『こどもさんびか』―何をどのように歌ってきたか /中道基夫(本学部准教授), 水野隆一(本学部教授)
■みんなで育ち、育てる教会へ―箕面教会の経験 /小林よう子(日本基督教団箕面教会牧師)
■教会はどのように子どもと関わるのか―現代子ども考をふまえて /小見のぞみ
■パネルディスカッション 子どもと教会―将来への展望 /小見のぞみ, 小林よう子, 服部多朗(本学大学院神学研究科一年),コーディネート・中道基夫
『宗教学事典』
教義, pp.10 -15
/ 土井 健司 神学部教授
『宗教学事典』
/星野 英紀(大正大学文学部人文学科教授),池上 良正(駒澤大学総合教育研究部教授)
氣多 雅子(京都大学大学院文学研究科教授),島薗 進(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
鶴岡 賀雄(東京大学大学院人文社会系研究科教授) 編
丸善, 2010.10
xvii, 659p : 挿図 ; 22cm
20,000円+税
ISBN: 9784621082553
全体を10の分野に分け、各テーマを丁寧に解説しています[I.宗教とは何か、II.宗教研究への視角、III.宗教学の基礎用語(1)-宗教の構成要素、IV.宗教学の基礎用語(2)-宗教類型論、V.思想と世界観(1)-理論編、VI.思想と世界観(2)-生活編、VII.実践と行為、VIII.人間の諸活動と宗教、IX.現代の視点から、X.越境と深化]。現代の宗教学の全貌が見渡せる中項目事典です。
『クリスマスの黙想: 新しい始まりを祝う』
アンゼルム・グリューン 著
中道 基夫 神学部准教授,
荻原 佳奈子 日本基督教団大阪福島教会担任教師(神学部OG) 訳
キリスト新聞社, 2010.11
230p ; 20cm
2,000円+税
ISBN: 9784873955773
イエスの誕生を取り巻く50のシンボルからクリスマスを祝う意味を知り、その喜びを経験する。『50の天使』『魂にふれる50の天使』(キリスト新聞社刊)の著者が贈る、読むアドベント・カレンダー。
「わたしはこの本において意識的に、クリスマスの神秘に関する神学的な議論を展開することはしません。その代わり、みなさんと一緒に、クリスマスの秘密を表現したシンボルを見ていきたいのです。それらのシンボルは、神の受肉の神秘へ至る道を示してくれます。その道は、理解することだけではなく、わたしたちのこころを動かし、無意識の領域にまで至るものです。」(本文より)
"The Cambridge dictionary of Christianity"
Galatians, Epistle to the, p.444
/ Atsuhiro Asano(浅野 淳博 神学部准教授)
The Cambridge dictionary of Christianity
/ editor, Daniel Patte (Vanderbilt University)
Cambridge University Press, 2010.9
lxvii, 1343p ; 26cm
ISBN: 9780521820967; hardback
ISBN: 9780521527859; pbk.
『人間の光と闇: キリスト教の視点から』
向井 考史 「キリスト教的視点からの人間の尊厳と深淵」研究センター長(本学神学部教授) 編著
[他執筆者]佐藤 研 立教大学文学部キリスト教学科教授 /土井 健司 本学神学部教授 /山田 香里 本学神学部専任講師 /栗林 輝夫 本学法学部教授 /山上 浩嗣 大阪大学大学院文学研究科准教授 /上田 和彦 本学法学部教授 /中道 基夫 本学神学部准教授 /岩野 祐介 本学神学部助教 /榎本 てる子 本学神学部准教授
関西学院大学出版会, 2010.9
213p ; 21cm
2,000円+税
ISBN: 9784862830685
国家間の戦争や民族紛争、テロ、差別、抑圧、搾取、貧困、種々の犯罪といった諸問題が世界の至る所で起こっている。このような敵対、不正義、不公平、悪は、「尊厳」があるとされる人間によって歴史を通して絶え間なく起こされ、そのことにより人間の「尊厳」はないがしろにされてきた。「尊厳」とは大辞林によれば、「とうとくおごそかなこと」であり「気高く犯しがたいこと」であるにもかかわらず、人間の尊厳は人間自身によっていとも簡単に犯されてきた。そのような人間には、果たして、「尊厳」なるものがあるのであろうか。あるとすれば、どういうことが人間の「尊厳」なのであろうか。・・・[「まえがき」より抜粋]
『日本におけるドイツ: ドイツ宣教史百二十五年』
第二次世界大戦後の日本におけるキリスト教社会福祉事業とドイツのディアコニッセ, pp.71 -92
/中道 基夫 神学部准教授
『日本におけるドイツ: ドイツ宣教史百二十五年』
/日本におけるドイツ宣教史研究会 編
新教出版社, 2010.5
342p ; 19cm
2,600円+税
ISBN: 9784400227090
「新神学」の紹介によって明治期の教会を震撼させた普及福音新教伝道会のヴィルフリート・シュピンナーをはじめ、ドイツ語圏の宣教師たちの活動と影響を振り返った共同研究の成果。また巻末に付す雑誌『眞理』の総目次は、貴重な資料である。
『教会音楽ガイド』
水野 隆一 本学神学部教授
越川 弘英 同志社大学キリスト教文化センター准教授
塚本 潤一 頌栄短期大学准教授 編
日本キリスト教団出版局, 2010.7
x, 334 p ; 20cm
3,600円+税
ISBN: 9784818407497
現代の礼拝と教会音楽に携わるすべての人のために -教会音楽にまつわる歴史、賛美歌、楽器、奏楽などを第一線で活躍する牧師、オルガニスト、聖歌隊員、キリスト教主義学校教員が解説
『いのちの選択: 今、考えたい脳死・臓器移植』
「愛」を問いなおし、そして脳死となる人のいのちを大事にしよう, p.72
/土井 健司 神学部教授
『いのちの選択: 今、考えたい脳死・臓器移植』
/小松 美彦(東京海洋大学海洋科学部教授)、
市野川 容孝(東京大学大学院総合文化研究科教授)
田中 智彦(東京医科歯科大学教養部准教授) 編
岩波書店, 2010.5
75 p ; 21cm
岩波ブックレット no.782
600円+税
ISBN: 9784002707822
「もしも」のとき、あなたは、どう判断しますか?臓器移植法改定に声を上げた研究者たち、「生命倫理会議」がおくる、知っておきたい事実、さまざまな声。
『イエスの受難: 本当は何が起こったのか』
G.ヴェルメシュ 著
浅野 淳博 神学部准教授 訳
教文館, 2010.3
215, vi p : 挿図 ; 19cm
1,800円+税
ISBN: 9784764260283
四福音書で時間の推移や登場人物、そして描かれる出来事まで異なるイエスの受難物語。<歴史>の中で本当に起こったことは何か? 本書は、各福音書の受難物語の神学的特徴を踏まえつつ、第二神殿時代のユダヤ文献や当時のローマの法制度といった歴史資料を縦横に使いながら、その歴史的再構成を試みる。ユダヤ人聖書学者であり、死海文書研究の第一人者として知られる著者が、<歴史の真実>に迫る!
[「訳者あとがき」より抜粋] ・・・訳者は、関西学院大学神学研究科で担当する「外書講読」のテクストとして本書原書を採用し、その講義準備の一環として翻訳を行いました。受講生諸君が忠実に課題をこなし、苦労して理解する様子に励まされながら翻訳を進めることができました。・・・
『和解と癒し: 21世紀における世界の伝道・宣教論』
世界教会協議会 世界宣教・伝道委員会 編
神田 健次 神学部教授 監修
加藤 誠 日本バプテスト連盟常務理事(本研究科OB) 著
キリスト新聞社, 2010. 2
165p ; 21cm
2,200円+税
ISBN: 9784873955582
本書は、World Council of Churches, YOU ARE THE LIGHT OF THE WORLD. Statements on Mission by the World Council of Churches 1980-2005 , Geneva, 2005に所収されている文書の中から、Mission as Ministry of Reconciliation と The Healing Mission of the Church の二つのレポートを訳出したものである。
これらのレポートの表題が示すように、世界教会協議会(WCC)の世界宣教・伝道委員会(CWME)は、キリストの教会に委ねられている宣教とその働きを「和解」と「癒し」の二つのテーマから掘り下げ、考察している。・・・【「あとがき」より抜粋】
『メタバイオエシックスの構築へ: 生命倫理を問いなおす』
第7章 忘却されし者へ眼差しを -バイオエシックス・人間愛・キリスト教, pp.185 -205
/土井 健司 神学部教授
『メタバイオエシックスの構築へ: 生命倫理を問いなおす』
/小松 美彦(東京海洋大学海洋科学部教授)、
香川 知晶(山梨大学大学院医学工学総合研究部、医学部精神神経医学・臨床倫理学講座教授) 編
NTT出版, 2010.3
iv, 275 p ; 22cm
3,200円+税
ISBN: 9784757160491
生命(いのち)が今こそ語りなおされなくてはならない!文明論、歴史、メタ科学、経済批判、生権力の視点から。
『関西学院大学神学部ブックレット2: 癒しの神学』
関西学院大学神学部 編
キリスト新聞社, 2009.12
166p : 挿図, 肖像 ; 21cm
1,600円+税
ISBN: 9784873955544
第43回神学セミナーの講演を収録しました。
セミナー主題: 「心の病の理解と受容」, 井出浩, 「うつ病の今-理解と受容-」 /井出浩, 「心の健康-病からの回復」 /ダヴィッド・ヴィダー, 「新約聖書における癒し」 /土井健司, 「「バシレイアス」とフィランスロピア-ある一つの小さな古い出来事を通して見た「癒し」」 /榎本てる子, 「牧会カウンセリングの現場における「聴く」ことと癒し」 /阪田憲二郎, 「心の病を受け止めるために-その理解と支援」 /森田喜之, 「現場からの報告」 /阪田憲二郎・森田喜之, 対談 /中道基夫, 閉会礼拝 -癒しの礼拝 塗油による祝福
『日本におけるカール・バルト: 敗戦までの受容史の諸断面』
第1章 蘆田・橋本サークルによるバルト受容--同志社における受容を出発点として pp.38 -112
/平林 孝裕 神学部教授
『日本におけるカール・バルト: 敗戦までの受容史の諸断面』
/バルト神学受容史研究会 編
新教出版社, 2009.9
497p ; 20cm
4,700円+税
ISBN: 9784400213109
本論文集では、バルト神学が日本に紹介され始めた頃から敗戦までの間、バルトの神学とその実存が各方面でどのように受容されたのか、あるいはされなかったのかを、バルトと長く深く関わってきた研究者たちが総括する。日本のプロテスタント教会の神学と実存のこれまでとこれからが問われる書。【新教出版社紹介文より抜粋】
『最初のクリスマス: 福音書が語るイエス誕生物語』
J.D. クロッサン /M.J. ボーグ 著
浅野 淳博 神学部准教授 訳
教文館, 2009.10
313, v p : 挿図 ; 19cm
2,400円+税
ISBN: 9784764266827
神に栄光、地に平和!-文化や宗教を超え、世界で最も愛される「クリスマス物語」。皇帝崇拝を強いたローマ帝国支配の中、「救い主」「神の子」「平和の君」として生まれたイエスが持つ意味とは何か?史的イエス研究の第一人者ふたりが、イエス誕生物語に秘められた<政治的・宗教的>メッセージを説き起こす。
『人物でたどる礼拝の歴史』
「リマ式文」の成立 --トゥリアンの貢献 pp.236 -243
/神田 健次 神学部教授
『人物でたどる礼拝の歴史』
/江藤 直純(ルーテル学院大学教授) ・ 宮越 俊光(聖アントニオ神学院講師) 編
日本キリスト教団出版局, 2009.9
264p : 挿図 ; 22cm
3,000円+税
ISBN: 9784818407213
古代から現代に至るそれぞれの時代・場所において礼拝をめぐる議論や実践に大きな影響を与え貢献した人々の生涯・思想・業績から見えてくる教派の枠を超えたキリスト教2000年の礼拝史
『168の十字架: そのシンボルと黙想』
宋 炳九(監理教会本部企画広報部) 著,
中道 基夫 本学神学部准教授、
趙 永哲 在日大韓基督教会大阪北部教会主任牧師(本学神学研究科OB) 監修,
林 昌利、咸 美羅、趙 永哲、朴 賢淑(以上、本学神学研究科OB・OG) 訳
キリスト新聞社, 2009. 6
228 p ; 22cm
2,800円+税
ISBN: 9784873955452
著者が世界各地で発見・収集した、168の多様な「十字架」を紹介。
そして牧会者の立場から、聖書に関連付けて、国境と人権、性別を超えたこれらの十字架から現代的な意味を読み解く。 デザイン集としてだけでなく、日ごとの糧、あるいは黙想集としても最適な一冊。
『続・スピリチュアルケアを語る: 医療・看護・介護・福祉への新しい視点』
平林 孝裕 本学神学部教授,
窪寺 俊之 聖学院大学大学院教授 編著
関西学院大学出版会
, 2009. 4
142p ; 22cm
1,300円+税
ISBN: 978486283401
数年前、『スピリチュアルケアを語る』を出版した時、医療、看護、介護、福祉などに関わる方々が読んでくださり、版を重ねました。・・・(中略)
・・・今回の『続スピリチュアルケアを語る』は、前書に加えて、新たに三人の研究者と実践家が加わり、それぞれの立場から問題を深めてくださいました。立場、関心、学問領域、宗教などの違いがあることで、スピリチュアルケアの理解、問題点の捉え方、分析方法などが異なっています。どの論文も非常に示唆に富むもので、スピリチュアルケアの水平線を広げる貴重な提言になっています。・・・【「読者の皆さんへ」より抜粋】
http://www.kwansei.ac.jp/press/別タブリンク
『キリスト教スタディーブック・シリーズ-2: EXODUS 旧約聖書』
関西学院大学神学部 監修
福島 旭 関西学院中学部教師(本学部OB) 著
新教出版社, 2009. 3
159p : 挿図 ; 26cm
1,060円+税
ISBN: 9784400517528
◆聖書そしてキリスト教に初めて接する人でも、段階的に関心を深めながら気軽に学習できます。
◆学校では授業教材として、また自習課題として、宿題として、試験問題として利用できます。
◆「スタディー・シート」はテーマごとに聖書テキストを掲載し、POINTS(要点)・WORK(作業)・STUDY(研究)・RESEARCH(探求)・SEARCH(検索)などに分類しています。
◆REPORT(レポート)は豆知識や情報を記しています。
◆巻末に<<特別付録>>として「旧約聖書検定」を掲載しました。初級編50問、中級編100問、上級編100問の計250問を用意していますので、まずはヒントを見ないで気軽に挑戦してください。
関西学院大学神学部では、学校や教会の現場におけるキリスト教理解を助け、学びの意欲を推進するために、「キリスト教スタディーブック・シリーズ」の刊行を、新教出版社のご協力のもとで企画いたしました。新約聖書をわかりやすく、また面白く読むことができると、たいへん好評を博してきました。引き続きシリーズ2として、このたび『EXODUS 旧約聖書』を刊行いたしました。旧約聖書がいっそう身近に感じられ、親しみを持って読むことができますので、心から推薦いたします。 (関西学院大学神学部長 神田健次)
◆ 『キリスト教スタディーブック・シリーズ-1: Good News 新約聖書』
『関西学院大学神学部ブックレット1: 信徒と牧師』
関西学院大学神学部 編
キリスト新聞社, 2008.12
139p : 挿図, 肖像 ; 21cm
1,400円+税
ISBN: 9784873955322
第42回神学セミナーの講演を収録しました。
セミナー主題: 「教職/牧師論-信徒と牧師-」, 関田寛雄, 「教職牧師論―信徒と牧師」 /朴栄子・橋本祐樹, 「現場からの報告」 / 神田健次, 「現代のミニストリー考―エキュメニカルな視座から」 /中道基夫, 「礼拝の中の牧師」 /水野隆一, 「閉会礼拝「ついて行くために」式文・メディテーション」
『魂にふれる50の天使』
アンゼルム・グリューン 著
中道 基夫 神学部准教授,
荻原 佳奈子 日本基督教団広島流川教会担任教師(神学部OG) 訳
キリスト新聞社, 2008.11
221p ; 20cm
2,000円+税
ISBN: 9784873955285
あなたは、誰かのかけがえのない天使・・・
スピリチュアル・カウンセラーとしても活躍中の、ドイツ・聖ベネディクト会修道院院長が著したロングセラー『50の天使』の続編。
Community-Identity Construction in Galatians: Exegetical, Social-Anthropological and Socio-Historical Studies
Vol. 285 in the Journal for the Study of the New Testament Supplement series
/Atsuhiro Asano(浅野 淳博 神学部准教授)
"Library of NT Studies: JSNTS on Paul (17 Vols.)" 【CD-ROM】
Logos Bible Software, [2008]
288 pages, CD-ROM
『新約聖書研究叢書[JSNTS] (London ; New York : T & T Clark International, 2005)』 から17巻を選び、Logos Bible Software がデジタル・ライブラリーとして2008年、新たに刊行したもの。浅野淳博准教授の著作:Community-Identity Construction in Galatians もそのうちの1巻としてこのライブラリーに含まれている(写真は、"Hardback; ISBN 056703027-X")。
Atsuhiro Asano, Community-Identity Construction in Galatians: Exegetical, Social-Anthropological and Socio-Historical Studies.
…Asano argues that Paul's effort at identity construction is partially conditioned by his self-awareness as an autonomous apostle and by the external pressures of the significant groups elsewhere. Paul's conflict is understood as a conflict between the ethno-centred and the 'instrumental mode' of community constructions, the latter of which is free from the constraints of core ethnic sentiment.…
【see the link below】
http://www.logos.com/products/details/2825
『宗教多元主義を学ぶ人のために』
宗教間の対話と共生 -エキュメニカルな視座から-, pp.183 -197
/神田 健次 神学部教授
『宗教多元主義を学ぶ人のために』
/間瀬 啓允(東北公益文科大学)編
世界思想社, 2008.12
xii, 306, ix p ; 19cm
2,000円+税
ISBN: 9784790713760
プルーラリズムの時代に宗教はどうあるべきか-宗教理解にはパラダイム変換をもたらし、未来世代には行動指針「アジェンダ21」を提示する宗教多元主義とはどのような思想か。その基本的な考え方をさまざまな角度から検証する。
『エレメンツ:新約聖書ギリシア語教本』
ジェレミー・ダフ 著
浅野 淳博 神学部准教授 訳
新教出版社, 2008.10
260p ; 26cm
3,800円+税
ISBN: 9784400110200
ギリシア語を学ぼうとする初学者の標準的な入門書として、英語圏で過去1世紀ちかくにわたり親しまれてきた The Elements of New Testament Greek 。オクスフォード/ケンブリッジの両大学では新入生は8か月で初級文法をマスターし、マルコ福音書1章から8章までを範囲とする翻訳試験に合格しなければならない。
本書は、この目標を達成するために徹底的に合理化された内容、すなわち余分な知識を盛り込まず、必要な内容には手を抜かない、丁寧な手ほどきを特徴とする。1914年の第1版、1963年の第2版についで、2005年に完全改訂された第3版が登場した。本書はその待望の全訳である。
日本語読者のみなさんへ--The Elements of New Testament Greek の英語第3版がこのたび日本語に翻訳されましたことを心から喜びます。わたしがちょうどこの第3版を執筆していたころ、同じくオックスフォード大学で研究していた訳者の浅野淳博氏と出会いました。...(中略)
...初代キリスト教の重要資料であり、キリスト教信仰の根幹をなす新約聖書をその本来の言語で理解することは、ヨーロッパにおいても日本においても、私たちにとって非常に意義深いことであると考えます。本書が日本の読者のみなさんにとって新約聖書をギリシア語で親しむきっかけとなるならば、私にとってそれは非常に大きな喜びです。(ジェレミー・ダフ)
※なお、日本語版教本においては、以下の浅野淳博個人ページから各章単語リストの音声ファイル(MP3)をダウンロードすることができます。
http://www.kwansei.ac.jp/Contents_5848_0_11_0_4.html
『「新しい教会暦」による説教への手引き』
「新しい教会暦」主日聖書日課黙想 : D年, pp.219 -283
/中道 基夫 神学部准教授 (D年降誕前9主日-復活日 担当)
『「新しい教会暦」による説教への手引き』
/日本キリスト教団出版局聖書日課編集委員会 編
日本キリスト教団出版局, 2008.9
303p ; 22cm
5,200円+税
ISBN: 9784818406841
聖書日課から説教へ - クリスマス・イースター・ペンコステという三つの福音の出来事を基点とし、その前後に準備期と展開の期節を置いてキリスト教の一年をたどる。「新しい教会暦」待望の黙想集。
Neutestamentliche Exegese im Dialog : Hermeneutik, Wirkungsgeschichte, Matthäusevangelium : Festschrift für Ulrich Luz zum 70. Geburtstag
Wer sind ,,die Armen im Geist''? : Japanische Interpretationen von Mt 5,3 , pp.307 -318
/hrsg. von Kiyoshi Mineshige (嶺重 淑 神学研究科准教授・人間福祉学部教授 共著)
"Neutestamentliche Exegese im Dialog : Hermeneutik, Wirkungsgeschichte, Matthäusevangelium : Festschrift für Ulrich Luz zum 70. Geburtstag (『対話する新約釈義:解釈学-影響史-マタイ福音書 ウルリッヒ・ルツ70歳記念論文集』)"
/ hrsg. von Peter Lampe, Moisés Mayordomo und Migaku Sato
Neukirchener, 2008
x, 376p. : ports. ; 22cm.
ウルリッヒ・ルツ(Ulrich Luz)氏【ベルン大学(スイス)名誉教授】が70歳を迎えられたのを記念して、教えを受けた弟子たちが寄稿した謹呈論文集(Festschrift)
※ウルリッヒ・ルツ(Ulrich Luz)氏は、新約聖書学において世界的な研究者であると同時に日本に深い関わりを持つ研究者であり、関西学院大学においても、2004年度に客員教授として来日。また、2005年度には大学から名誉博士号が授与されています。ベルン大学教授であられた当時、神学部・神学研究科関係者では、嶺重准教授の他に、加藤善治教授がその指導のもとで学位論文を執筆しました。 - 名誉博士学位授与式およびその記念学術講演会(2005年9月26日、於:関西学院会館)に際して、当時の神学部チャペル週報は、同氏を次のように紹介しています。 - 『ウルリッヒ・ルツ(Ulrich Luz)ベルン大学名誉教授、1938年生まれ、1972年:ドイツ・ゲッティンゲン大学主任教授、1980年:スイス・ベルン大学主任教授(2003年退官)-国際新約学会会長など、非常に重要な役職を担ってこられたが、注目すべきは欧州が東西に分裂して以来、一貫して努めておられる東欧への貢献や南アフリカ共和国などでの客員教授歴等である。ご研究はパウロやマルコ福音書など、たいへん多面的になされ、しかも歴史的にも神学的にも徹底しており、国際的な評価が高い。そして、そのなかで最高潮に達したのがマタイ福音書の注解である。一方で釈義的な考察が厳密になされるが、他方でH.G.ガダマーが語る「影響史」や各々の「今日的意味」を驚くほどに明らかにされていく。まさに圧倒的で、最高峰の研究者である。』
『雅歌』
ロバート・W.ジェンソン 著
水野 隆一 神学部教授 訳
日本キリスト教団出版局, 2008. 6
230p ; 22cm
現代聖書注解
5,200円+税
ISBN: 9784818406674
聖書学の最新成果を駆使して聖書の躍動するメッセージを把え直す-インタープリテイション・シリーズ-
なぜ愛の賛歌が正典におさめられたのか。恋愛抒情詩としての本文に迫り立体的に読み解く。
『キリスト教スタディーブック・シリーズ-3: バイブルチャレンジ1』
関西学院大学神学部 監修
田邊 哲朗 神戸平安教会主任担任教師(本学部OB) 著
新教出版社, 2009. 4
71p ; 21cm
660円+税
ISBN: 9784400517542
この『バイブルチャレンジI』は二つの部分からなっています。
"Part I"は、聖書が『旧約聖書』『新約聖書』の二つの部分からなっていること、またそれぞれにどのような本があるかを学ぶことが目的です。
"Part II"の目的は、さらに自分で聖書のページをめくり、礼拝や聖書の授業でよく読まれる聖句(聖書の御言葉)を探すことで、聖書により深く親しむことができるようになることです。・・・(中略)
・・・わたしは聖書を最初に手にしてからもう40年ほどになりますが、今でも読む度に新しい発見をし、新鮮な喜びを感じます。それは聖書を長く読み続けている人が共通して感じることかもしれません。みなさんもぜひこの聖書(バイブル)にチャレンジ(挑戦)し、その素晴らしさを発見し、実感してください。【「はじめに」より抜粋】
『グノーシス』
C. マルクシース 著,
土井 健司 神学部教授 訳
教文館, 2009. 4
163, xi p ; 20cm
1,800円+税
ISBN: 9784764266773
グノーシスとは何か? -「グノーシス」とは、古代の宗教市場において、キリスト教を適応させようとする知的実験の一つであった。グノーシスをめぐる最近の議論を総括し、類型論的モデルによって古代グノーシスの神話と教説を分かりやすく提示し、今日にまで至る系譜をたどる。
『スピリチュアルケア学概説』
窪寺 俊之 神学部教授 著
三輪書店, 2008. 3
x, 177p ; 26cm
関西学院大学論文叢書第16編
2,600円+税
・・・本書におけるスピリチュアルケア学とは「危機状況に置かれた人間のいのちを支える根源を見つけ出して、その本質を明らかにし、患者の魂の痛みへの具体的ケアの方法を見つけ出す学問」と定義したい.そしてその学際的方法は、「病いや死の危機に直面した「いのち」を支える方法を、宗教・心理学・医学・看護学・介護学に学びながら、患者がその人生を完成するための援助を多角的に研究する」方法をとる.・・・(中略)
・・・本書では先に提示した諸学問に学びつつ、人間固有の自己防衛機能としてのスピリチュアリティという新たな視点から、死にいたる病を負いつつ、存在の揺れ動きを感じながらも、その人が魂のケアを受け、人間らしく生きることができるための道を学問的に模索し、スピリチュアルケア学として提示しようと試みるものである.【「はじめに」より抜粋】
『イエス最後の一週間 : マルコ福音書による受難物語』
J.D. クロッサン /M.J. ボーグ 著
浅野 淳博 神学部准教授 訳
教文館, 2008. 2
333, ip ; 19cm
2,500円+税
イエスの生涯における最後の一週間について語りましょう。聖金曜日(受苦日)と復活聖日をその頂点とする「聖週」は、文字通り教会暦上もっとも聖なる週として、キリスト者がその意味に思いを馳せる時です。・・・(中略)
・・・イエスの生涯最後の一週間には、どのような意味があったのでしょうか。そして神の啓示として継承されてきたイエス最後の一週間の物語は、私たちにとっていかなる意味があるのでしょうか。【「序章」より抜粋】
『脳科学と哲学の出会い : 脳・生命・心』
第13章 「修道女の師母マクリナの死 -キリスト教の生命観の一断面」
/土井 健司 神学部教授 著
『脳科学と哲学の出会い : 脳・生命・心』
/中山 剛史 ・ 坂上 雅道 (玉川大学) 編著
玉川大学出版部, 2008.2
254p : 挿図 ; 21cm
4,000円+税
「脳」を探求する脳科学と「意識」や「心」を問う哲学の対話
脳科学の発達は人間と社会のあり方をどう変えるのか?
『聖餐の豊かさを求めて』
第II部 実践神学・組織神学から 第3章 「聖餐の豊かさを味わう」
/中道 基夫 神学部准教授 著
『聖餐の豊かさを求めて』
/山口 雅弘 編著
新教出版社, 2008.1
229p ; 22cm
2,200円+税
聖餐とは何か?-
組織神学・実践神学・宣教学・聖書学・歴史学などさまざまな視角から聖餐を捉える全く新しい試み。
開かれた聖餐を指向する著者たちが織りなす、聖餐の肥沃さ、豊穣さの調べ。エキュメカルな流をも見据えつつ、現代にふさわしい聖餐のあり方を考えるための画期的な一冊。礼拝メッセージも収録。
『キリスト教スタディーブック・シリーズ-1: GoodNews 新約聖書』
関西学院大学神学部 監修
福島 旭 関西学院中学部教師(本学部OB) 著
新教出版社, 2007.12
139p : 挿図 ; 26cm
914円+税
◆聖書そしてキリスト教に初めて接する人でも、段階的に関心を深めながら気軽に学習できます。
◆学校では授業教材として、また自習課題として、宿題として、試験問題として利用できます。
◆「スタディー・シート」はテーマごとに聖書テキストを掲載し、POINTS(要点)・WORK(作業)・STUDY(研究)・RESEARCH(探求)・SEARCH(検索)などに分類しています。
◆REPORT(レポート)は豆知識や情報を記しています。
関西学院大学神学部監修の「キリスト教スタディーブック・シリーズ」は、長い間、学部の中で話し合い、学校や教会のために、またキリスト教界のために、いかにして有益な情報をお伝えできるかを議論した結果、生まれたものです。このシリーズが、学校や教会の現場で聖書理解を助け、学びの意欲をかきたてるためにお役に立つことを願っています...。
(関西学院大学神学部長 木ノ脇悦郎)
『50の天使 : 1年の歩みのために』
アンゼルム・グリューン 著
中道 基夫 神学部准教授,
荻原 佳奈子 日本基督教団広島流川教会担任教師(神学部OG) 訳
キリスト新聞社, 2007.11
208p ; 20cm
2,000円+税
天使たちとの出会いから 新しい何かが始まる。
スピリチュアル・カウンセラーとしても活躍している、ドイツ・聖ベネディクト会修道院院長のベストセラーをあなたに贈る。
『山上の説教 : その歴史的意味と今日的解釈』
H.ヴェーダー 著
嶺重 淑 神学部准教授, A.ルスターホルツ 訳
日本キリスト教団出版局, 2007.10
315p ; 22cm
5,400円+税
「演説の中の演説」と呼ばれる山上の説教を読み解く
あくまでも伝統的な研究方法に基づいて、テキストの歴史的意味をしっかりと踏まえながら、マタイによる福音書5-7章の今日的意味に関する解釈学的地平を切り開いて、現代の読者に直接訴えるメッセージを抽出する。
『司教と貧者 : ニュッサのグレゴリオスの説教を読む』
土井 健司 神学部教授 著
新教出版社 , 2007.5
220p ; 20cm
2,400円+税
「人間である限り、人間を愛し、お金を愛してはいけません」
カッパドキア三教父の一人ニュッサのグレゴリオスが教会の講壇から語った説教3篇を収録。貧者や病者といった社会的弱者への奉仕を説き、高利貸しを舌鋒鋭く糾弾する。
ここには、泣く者と共に泣く一人の牧会者・預言者の赤裸な声が響いている。訳者による周到な注解・解説・資料により、4世紀の教会の姿が生き生きとよみがえる。
『ヨセフスと新約聖書』第2版
スティーヴ・メイソン 著
浅野 淳博 訳
リトン, 2007.5
420p ; 21cm
6,000円+税
・・・『ヨセフスと新約聖書』 (Josephus and the New Testament) 初版は1992年に刊行された。そしてドイツ語翻訳版出版(2000年)のために、この初版は大幅に改訂された。この改訂作業が英語版第2版(2003年)の基礎をなしている。そして本書は、この英語版第2版をもとに翻訳された。新約聖書の歴史的背景に関心のある読者にとって、私は本書が有益な道標となることを望むとともに、これを機に読者のさらなる探求が促されるよう願って止まない。2006年1月 トロントにて スティーヴ・メイソン 【「著者の緒言」より抜粋】
『現代ドイツ教会事情』
中道基夫 神学部准教授 著
キリスト新聞社 , 2007.4
241p : 挿図 ; 19cm
2,500円+税
ドイツと聞いて、何となく親近感を持つことはないだろうか。諸外国の中でもドイツは日本人にとって好感度の高い国であると言われている。...(略)...こうしたドイツへの関心の中で、多くの人がキリスト教国としてのイメージを強く持っていることであろう。...(略)
...しかし、今日、そのキリスト教が危ない。キリスト教自体が危機的状況にあるのではなく、ドイツのキリスト教、教会が危ないのである。...(略)...日本の教会が一種あこがれを持って見ていたドイツの教会の危機を描くことは、日本の教会におけるキリスト教の古いイメージからの解放をもたらすであろう。さらに、新しい取り組みを紹介することは、共に等しく神の宣教に召された教会同士が互いに刺激を受けつつ、新しい展開に向かって歩み始めるきっかけとなってくれると信じている。...【「はじめに」より抜粋】
『聖書の解釈と正典 : 開かれた「読み」を目指して』
辻学、水野隆一(神学部教授)、嶺重淑(神学部准教授)、樋口進著
関西学院大学キリスト教と文化研究センター編
キリスト新聞社 , 2007.3
170p ; 19cm
1,500円+税
本書は、関西学院大学キリスト教と文化研究センター(以下、RCCと略記)内の共同研究プロジェクト「聖典と今日の課題」が二〇〇五年度に開催した四回の公開研究会における発題とその後のディスカッションを収録したものです。...(略)
キリスト教が現代社会の中で「生きた宗教」となるためには、聖書を新しく読み直す作業が欠かせません。耳慣れた聖書解釈に囚われることなく、自分の「読み」を創り上げていく努力、またキリスト教の「正典」理解を自明のものとすることなく、聖書を読むことの意味を自分で捉え直そうとする努力が私たちには求められています。...(略) 【「まえがき」より抜粋】
『愛を考える : キリスト教の視点から』
平林孝裕 神学部助教授 編著
関西学院大学共同研究「愛の研究」プロジェクト編
関西学院大学出版会 , 2007.3
237p : 挿図 ; 19cm
2,000円+税
<<愛>>を語らずして、キリスト教を語ることは不可能である。むしろ、暴力と紛争に溢れる現代だからこそ、キリスト教は<<愛>>を力強く語るべきであろう。...(略)
...本書は、10名の執筆者による、<<愛>>に関する共同研究(2004/2005年度関西学院大学共同研究・一般研究B)の成果である。...(略)
...聖書学の立場(水野・辻・嶺重・大宮)から、またキリスト教思想・神学の立場(山上・舟木・近藤・平林・中道)から、興味深い、問題提起的な議論が展開されている。さらにこれらの議論に、今日キリスト教との関係が議論されるイスラームの立場(後藤)からの寄与が一石を投じている。...【「はしがき」より抜粋】
神田健次 神学部教授 編著
日本キリスト教団出版局 , 2006.9
328p : 挿図 ; 19cm
3,000円+税
西洋文化は、キリスト教に同行して日本に伝来し、内部で充足していたかに見える芸術家たちの魂を激しく揺り動かした。彼らは、日本文化を身にしっかりとひそませながらも、したたかに西洋文化を吸収し、美術においても、建築においても確実な成果を生み出した。エキュメニカルな視点から丁寧に検証する。