[ 神学部 ]主な授業の紹介

主な授業

基礎演習

大学で学問をするにあたって必要な基礎的スキルを学修します。資料検索、資料の読解とまとめ、発表について学び、修得したスキルの定着をめざします。

キリスト教と社会A・B(YMCA寄附講座)

NPO(非営利組織)である日本YMCA同盟の協力のもと、福祉・医療・教育・宗教などの現場から第一線の講師が派遣されます。NPOの機能や役割、組織経営を理論的・実践的に学ぶとともに、その事業展開および組織構築と人材管理などのテーマを具体的に検討していきます。

宗教学概論

「宗教学」の代表的な諸理論について学修します。また、原始宗教、古代近東とペルシャの宗教について、中央アジアを起点とするヒンズー教や仏教についても学修します。

キリスト教と芸術概論

この講義では、「天使」と「悪魔」というキリスト教起源のイメージが、西欧の文化史において担ってきた意味について考察。それが現代において何を意味しているのか研究します。

Theology in Dialogue

ドイツとスイスの留学生との学術交流プログラムとして開催。宗教の神学の観点からキリスト教と仏教の出会いの中心的なトピックを紹介し議論します。授業は英語で行われます。

Mission in Dialogue A・B

現代社会のキリスト教宣教について、日本または韓国でフィールドワークを行い、日本と他国の現状を比較しリポートにまとめます。監理教神学大学(韓国・ソウル)の学生と共に学びます。

キリスト教と美術

中世西ヨーロッパ世界での教会建築の発展とそれに付随した美術(彫刻、壁画など)について学びます。カロリング朝、オットー朝の教会堂建築と装飾、サンチャゴ巡礼路、イタリアのロマネスク建築、柱頭彫刻、壁画などを見ながら、個々の美術作品だけでなく、中世西欧世界の教会の歴史、思想、典礼などについて総合的に学びます。

キリスト教と文学A

聖書を読むときその読者は、他の文学作品の影響を受けています。しかも、それらは必ずしもキリスト教的背景から生み出されたものだけではありません。例えば義太夫節、上方落語などが聖書の解釈にどう影響するのかを考えながら、文学としての聖書の意味作用について考察します。

キリスト教と音楽

キリスト教音楽は芸術としての音楽においてもきわめて大きな部分を占めています。キリスト教は「ことば」によって成り立つ宗教であり、そこから生まれてきた音楽もまた、ことばと深く関わりを持ちます。そのようなキリスト教音楽を歴史的に概観しながら、ことばと音楽との結びつきについて考えます。

世界の諸宗教A

世界宗教であるユダヤ教ならびにイスラーム、また日本の仏教教派と新宗教における教義、儀礼、社会、日常など、広く社会における諸宗教のありよう、宗教文化についてフィールドワークなども実施しながら習熟していきます。また、その知識と理解をもって実社会のなかで宗教的センスをもって働く技能を身につけます。

牧会カウンセリング

牧師として教会や地域の人たちと対話し、その悩みに寄り添っていくカウンセリングの方法論を学びます。またそのために、カウンセリングを実践する者としての「自己覚知」をめざし、どのように他者の痛みに関わっていけるかを考えます。教会のみならず、相談の必要なあらゆる場面で役立つことが期待されます。

応用倫理とキリスト教A(生命倫理)

「脳死・臓器移植」「クローン問題」「自殺」など生命倫理の今日的な課題と取り組みについてキリスト教的見地からの考察を試みます。生命倫理の成立、またキリスト教との関わりの歴史的な知識を習得しつつ、理論的に考察することによって、いのちをめぐる現代の問題について一定の見識を持つことをめざします。

応用倫理とキリスト教B(環境倫理)

諸々の環境倫理思想をキリスト教的自然観によって理解するため、聖書の自然観や人間観を学び、キリスト教の思想について発展的な知識を習得します。また、同時に自然環境問題に対するキリスト教の貢献を考えていきます。その材料として、フロンティア倫理による自然破壊、救命ボート倫理にみる先進国と発展途上国、宇宙船倫理などを取り上げます。

旧約聖書入門、新約聖書入門

キリスト教の正典である「旧約聖書」「新約聖書」についての導入科目です。例えば「旧約聖書入門」では39の文書から成る旧約聖書の各文書の成立事情や歴史的背景を概観し、そこからその神学思想そして古代イスラエルの社会生活の基盤となった倫理・思考方法などを学びます。

新約聖書ギリシャ語、聖書ヒブル語、ラテン語など

新約聖書が書かれた言語である古典ギリシャ語、あるいは旧約聖書が書かれたヒブル語など、原典を紐解くためのツールを習得します。また史料を理解するのに必要なラテン語などを学ぶ機会も用意されています。

授業紹介

授業紹介動画

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チャペルアワー

授業期間中は毎日、月曜日から金曜日まで、神学部校舎2階にあるチャペルで礼拝が行われています。
礼拝は学生と教職員が共に集い、聖書の言葉に聴き、祈り、神への賛美をうたうひとときです。
神学部のチャペル・アワーには誰でも参加することができます。

ディアコニア・プログラム

神学部チャペル

神学部は「共に歩み、仕える人」を育成し、社会福祉の現場や教会に送り出すためにディアコニア・プログラムを実施しています。
このプログラムは神学部の学生だけではなく、キリスト教福祉に関心のある他学部生、また社会福祉の現場で既に働いておられる社会人の方々にも 広く開かれています。
様々な人たちが出会い、顔と顔を合わせ、立場が違う中で刺激し合える、そんな環境の中で”blending community”の構築を目指します。学生生活の中でキリスト教を切り口として、人間理解、いのちの理解を深め、NPO法人や社会福祉施設などにおいてスピリチュアルケアについて実践的に学び、研究にも生かします。
学生生活の中でキリスト教を切り口として、人間理解、いのちの理解を深め、NPO法人や社会福祉施設などにおいてスピリチュアルケアについて実践的に学び、研究にも生かします。

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