『神学部報』 [神学部]

[ 編集者:神学部・神学研究科      2017年11月17日   更新 ]

神学部報

神学部では、年に2回、『神学部報』を発行しています。
最新号は、吉岡記念館(神学部)事務室カウンタで手に入れることができます。

・ No. 89 -98
・  No. 79 -88【Click】

神学部報 No.110(2017年 11月発行)

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 宗教改革500年にあたる本年、「エラスムスとルターの自由意 思論争 ―宗教改革の根本問題―」というタイトルで第414回神学 研究会が行われました。講師として立教大学名誉教授であり ルター研究者である竹原創一先生を、またコメンテーターとして エラスムス研究者であり、神学部で学部長も務められた木ノ脇 悦郎先生をお招きしました。
 竹原先生のご発表、木ノ脇先生のコメント、いずれも大変示唆 に富むものであり、参加した教員・学生にとってすばらしい学び のときとなりました。両先生への感謝をこめて、ここに報告させて いただきます。なお、神学研究会による報告を2018年3月発行 『神学研究』第65号に掲載予定です。

(表紙写真)
竹原創一先生、木ノ脇悦郎先生をお招きした第414回神学研究会の様子

神学部報 No.109(2017年 5月発行)

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秋季学術講演会
2016年11月11日(金)の午後、関西学院会館・光の間にて秋季学術講演会を開催しました。今回は新約聖書学の世界的権威であるリチャード・ボウカム教授をケンブリッジ大学よりお招きし、「イエスの思いで:目撃者証言と伝承」という主題でお話しいただきました。その内容は、様々な賞を受賞した教授の代表的著書『イエスとその目撃者たち』を概説し、さらにその論考を深めたものでした。
この論考の中心には、福音書がいかに執筆されたかという問題があります。ボウカム教授は、従来の本文批評が前提とする伝承継承のプロセス -長い時間をかけて伝承に著しい編集が加えられた- に疑問を呈し、目撃者の記憶が目撃者の権威によって保証されながら最小限の編集を経て福音書記者に至ったと理解します。
これは四福音書を通して史的イエスにより直接的に遭遇する可能性を提言しており、この著書を通して「目撃者」や「記憶」という語は、最近の史的イエス研究や福音書研究において不可欠な要素となっています。講演会は参加者が150名を超える盛況ぶりでした。今回のボウカム教授の来日に合わせて出版された古稀記念論集『人生を聖書とともに』については、新刊紹介の欄をご覧ください。

神学部報 No.108(2016年11月発行)

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■ 夏季派遣報告2016
■ 2016年度春季学術講演会
■ 日本キリスト教福祉学会
■ ふくしま・こうべ子どもプログラム参加報告
■ 大学院生研究報告
■ 台湾キリスト教長老教会高雄中会と懇談会
■ from the Classroom
■ 交換留学生の声
■ 留学報告
■ 新入生の声
■ 2017年度神学部・神学研究科入学試験のご案内
■ 2016年度キャリア・ガイダンス報告

神学部報 No.107(2016年 5月発行)

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熊本・大分を震源とした地震にて被災された皆様の上に、心よりお見舞い申し上げます。
 神学部を卒業し、熊本・大分の教会で牧会されておられる方々や、また熊本・大分出身の神学部の在学生がいます。この震災のために多くの苦労、不自由を抱えながら生活されておられる方々がいることを覚えます。
 不安な中、夜を迎える怖さ、朝が白々と明けてくる喜び。地震のニュースを聞くたびに阪神・淡路大震災や東日本大震災のことを思い出します。被災された多くの皆様に心を寄せ、他人事としてではなく、隣人として、今の私たちにできることをなしていきたいと切に願います。

神学部報 No.106(2015年11月発行)

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春季神学野外ゼミナール報告
「そうだ、原田の森に行こう」と思い立ち、今年度の野外ゼミナールは、関学発祥の地に行きました。5月9日土曜日、天気に恵まれ、現在の神戸文学館(ブランチ・メモリアル・チャペル)にて神田先生を講師として神学部創設期のことを学びました。
参加者は60名ほど。駅に集合後まず主恩教会(山崎英穂牧師)に立ち寄り、また神田先生の講義のあとは二手に分かれて、一方は王子動物園内にある旧神学部校舎跡(コアラ舎の辺り)を見学。他は10数名で徒歩にて神戸東部教会(古澤啓太牧師)を訪問し、その後さらに歩いて神戸栄光教会(野田和人牧師)まで行きました。いささか疲れましたが、とても充実した時間となりました。お世話になった先生方ありがとうございました。

<表紙写真>
神戸文学館  (左上)
神戸栄光教会 (左下)
神戸東部教会 (右)

神学部報 No.105(2015年 5月発行)

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ディアコニアプログラムが始まりました!
 2015 年度より、神学部では社会で様々な活動をしていける人材育成をめざし大学と現場が連携したディアコニア(奉仕)プログラムを始めます。前期は、新しい科目として、「キリスト教霊性論」と「キリスト教社会実習」を開講します。キリスト教霊性論では、神学・社会福祉・スピリチュアリティそれぞれの分野の教師陣が「キリスト教と福祉」について聖書・思想的・実践的枠組みの視点から講義を行います。「キリスト教社会実習」は高齢者・障がい者、コミュニティーカフェ、ホームレス支援、滞日外国人支援、HIV/AIDS など様々な課題に地域で取り組んでいる団体の協力を得、現場を体験し、大学では、学んだ事を持ち帰り、振り返る作業をします。神学という基盤を学び、実践現場と対話し、学んだ神学がどのように現場と結びつき活きた神学になるのかを共に感じていく授業を目指します。
 後期の授業では「ディアコニア概論B」という科目が新設され、実践神学の研究をするにあたって有効な研究方法「アクションリサーチ」について学ぶ機会を設け、論文の新しい書き方の可能性を追求していきます。このような社会分析を踏まえた上で、自分でプロジェクトを開発し神学と連携する論文の書き方はアメリカではDoctor of Ministry で用いられており、今後海外で学位取得を目指す人の参考になったらと願っております。また、イエス団、るうてる
ホーム、聖隷福祉事業団、神戸子どもの家から外部講師が講義とフィールドワークを担当してくださいます。学生と現場のスタッフが顔と顔とで繋がる機会となる事を願っております。
 このプログラムは、神学部の学生のみではなく、社会人、他学部学生にも開かれており、様々なアカデミックな背景を持つ人たちと出会い、お互いの視点を学び合える場を共に作っていきたいと思っております。どうか皆様覚えてお祈りください。
                        ディアコニアプログラム運営委員長 榎本 てる子

神学部報 No.104(2014年11月発行)

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(表紙写真)土井学部長、グルーベル院長、山内名誉教授、神田元学部長--神学部設立125周年を記念して奨励をして下さったグルーベル院長と共に

■ 夏期実習報告2014
■ 新任ごあいさつ-ジェフリー・メンセンディーク准教授
■ ディアコニア・プログラム
■ 神学部設立125周年・コース制導入10周年記念 学術講演会II-加藤敏氏(自治医科大学精神医学講座主任教授)
■ 神学部人権研修会「尊厳を回復する」
■ 日本基督教学会第62回 学術大会
■ 大学院生研究報告
■ 学生の声
■ from the Class Room
■ 留学報告
■ ランバス・プロジェクト報告
■ 2015年度神学部・神学研究科入学試験ご案内
■ 2014年度キャリアガイダンス報告

神学部報 No.103(2014年 5月発行)

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2014年度は神学部設立125周年です。すでにお伝えしている「ランバス・プロジェクト」もいよいよ佳境を迎えます。春学期は「伝道者教育の現在」という主題の下、すべての専任教員がチャペルで奨励を行います。この奨励の先陣を切った向井教授は正典としての聖書研究に徹底すること、そして研究をもとに福音を語るべく努力することをお話しくださいました。キリスト教思想・文化コースと伝道者コースのコース制開設10周年でもある今年は、神学部の教育の在り方を確認しつつ、いっそう充実させるための一年にしたいと願っています。学部長

神学部報 No.102(2013年11月発行)

BUHO102



神学部設立125周年をめざして
来年2014年9月28日に関西学院は開学して125年を迎えます。同時にそれは神学部の設立125年にもあたります。学院の神学教育は1889年にはじまりました。最初の神学部長(教頭)はJ・C・C・ニュートン師であり、もちろん院長のW・ランバス師も講義を担当していました。こうして伝道者教育を担った神学部は、一世紀以上ものあいだ、学院のキリスト教主義教育の根幹を担いつつ、キリスト教伝道者を着実に育ててきました。また来年は、2004年にコース制を導入して後10年の節目にもなります。
神学部ではこれらを記念し、伝道者教育を問い直し、その充実をはかりたいと願っています。それは思想・文化コースの充実とも深く係っています。「充実」を、私なりにギリシア語で表現するなら [伏字]□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□(たえずより良きものをめざして)です。その象徴としていくつか記念事業を行い、さらなる発展を目指していきます。記念事業の総称は「ランバス・プロジェクト」であって、一年半にわたって実施します。まず今秋は、伝道者教育の原点を振り返り、ウェスレーやメソジスト伝道を学ぼうと思います。また2014年度春学期は、現在に視点を定め、伝道者教育の現在を語るチャペル、ならびにひろくキリスト教の思想・文化に関わる事業を行います。そして同年度秋学期には、記念祝会をはじめ、将来への飛躍をめざした事業を展開します。こうして講演会、「教会と神学部の集い」、チャペル、神学セミナー、『神学研究』等を通して「ランバス・プロジェクト」を展開していきます。
何卒、皆さまのご理解、ご支援、ご協力を心からお願いする次第です。
学部長 土井健司

神学部報 No.101(2013年 5月発行)

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■ 2013年度学部長ごあいさつ
■ 副学部長ごあいさつ(教務担当・学生担当)
■ 新入生一泊オリエンテーション報告
■ 新任ごあいさつ
■ from the Classroom
■ 学生の声
■ 第31回関学ユースキャンプご案内
■ 第47回神学セミナー報告
■ 第14回キリスト教教育研究集会報告
■ 立教大学の西原廉太先生が学位を取得
■ 神学研究第60号のご案内
■ 2012年度大学院博士課程前期課程修了者論文題目並びに進路・2012年度博士(神学)学位取得者論文題目
■ 2012年度学部卒業者・2013年度学部・大学院入学者
■ 2014年度神学部・神学研究科入試ご案内

神学部報 No.100(2012年11月発行)

BUHO100

■ 夏期実習報告2012
■ from Class Room
■ 神学部人権研修会
■ 大学共同研究報告
■ 大学院生研究報告
■ 学生の声
■ メガホンプロジェクト
■ 事務室エッセイ
■ 2013年度神学部・神学研究科入学試験ご案内
■ 2012年度キャリアガイダンス報告

神学部報 No.99(2012年 5月発行)

神学部報No.99

■ 2012年度始業礼拝「二つの心」
■ ごあいさつ(教務主任・学生主任)
■ 新入生オリエンテーションキャンプ報告
■ 新任ごあいさつ
■ 加藤善治先生のご退職にあたって/お別れの言葉
■ 第13回キリスト教教育研究集会報告
■ 第46回神学セミナー報告
■ 教員新刊紹介
■ 2011年度卒業者・2012年度入学者
■ 2011年度大学院博士課程前期課程修了者論文題目並びに進路
 ・2011年度博士(神学)学位取得者論文題目
■ 学生の声
■ 第30回関学ユースキャンプ(関学献身キャンプ)ご案内
■ 宗教文化士認定試験・「宗教文化士」合格所感
■ 2013年度神学部・神学研究科入試ご案内


【表紙】 『秋季学術講演「原子力エネルギーと被造物への責任-キリスト教神学の立場から-」ヴォルフガング・リーネマン 氏』

2011年11月28日に、スイス・ベルン大学神学部で教授として働いてこられ、2011年度秋学期に神学部客員教授としてお迎えしていたヴォルフガング・リーネマン氏によって標記の講演がなされました。リーネマン氏自身がドイツ、スイスで原子力エネルギー問題に長年取り組んで来られた方であり、福島の原発事故を受けて行われたものです。

リーネマン氏は講演の中で、聖書の立場から被造物への責任を明らかにし、原発の廃止、代替エネルギーの可能性はもちろんのこと、そのためにはこれまで増大し続けて来たエネルギー消費を減速させること、さらにその最高限度を設け、徐々にエネルギー消費を減らさなければならないことを強く訴えられました。

なお、本講演は新教出版社の月刊誌『福音と世界』(2012年2-5月号以降)に連載されています。

神学部報 No.98(2011年11月発行)

神学部報No.98

■ 夏期実習報告2011
■ 2011年度春季学術講演会「現代社会に息づく宗教文化」
■ 神学部人権研修会「『デートDV』とセクシャルハラスメント』-男女の関係に隠されたジェンダー意識と暴力・支配」
■ ただいま研究中
■ 留学報告
■ 第13回キリスト教教育研究集会ご案内
■ 2011年度新入生一泊オリエンテーション報告
■ 2012年度神学部・神学研究科入学試験ご案内
■ 2011年度キャリアガイダンス報告

【表紙】
3月11日に東日本大震災という未曾有の大災害が発生、多くの方々が犠牲になり、今も多くの方々が苦難の中に生活なさっていることを覚えます。関西学院大学神学部では、4月に入ってから早速何人かの学生が被災地に赴き、支援物資の仕分け、汚泥や瓦礫の撤去などのボランティア活動に従事しました。キャンパスに戻ってからも、彼らはチャペルなどでその体験を積極的に語り、多くの学生に現地の様子を伝え、皆でその体験を共有しようと努めています。また、夏には現地における夏祭りなどの支援のため、再度被災地を訪れ、継続した活動を行っているものもいます。こうした活動も、現地の教区事務所など多くの方々のご協力があってのことと、改めて感謝申し上げます。

神学部報 No.97(2011年 6月発行)

神学部報No.97

■ 2011年度始業礼拝「問い続けよう」
■ ごあいさつ(教務主任・学生主任)
■ 2010年度秋季学術講演会報告
■ 日本宗教学会第70回学術大会のご案内
■ 認定資格「宗教文化士」
■ ただいま研究中
■ 第12回キリスト教教育研究集会報告
■ 第45回神学セミナー報告
■ 教員新刊紹介
■ 2010年度大学院博士課程前期課程修了者論文題目並びに赴任先
■ 2010年度博士号(神学)授与者論文題目
■ 学生の声
■ プレスチューデント・プログラム報告
■ 第29回関学献身キャンプご案内
■ 2012年度神学部・神学研究科入学試験ご案内
■ 2010年度卒業者・2011年度入学者

神学部報 No.96(2010年11月発行)

神学部報No.96

■ 夏期実習報告2010
■ 2010年度春季学術講演会報告
■ 神学部人権研修会「『宗教とエイズ』-宗教観とエイズ対策」
  JICA集団研修「HIV/AIDSの診断・予防・対策モデル」
  コース参加者代表3名を国外から招いてのシンポジウム
■ ただいま研究中
■ 第12回キリスト教教育研究集会ご案内
■ 2010年度新入生一泊オリエンテーション報告
■ 2011年度神学部・神学研究科入学試験ご案内
■ 2010年度キャリアガイダンス報告

【表紙】 『ゲルト・タイセン氏特別講演会報告』

原始キリスト教史の社会史的アプローチで高名な、ゲルト・タイセン氏(ハイデルベルク大学名誉教授)が日本新約学会の招きで来日し、各地で講演会が開かれました。

関西学院大学神学部は、関西学院大学キリスト教と文化研究センター・同志社大学神学部と共同で、 9月13日(月)、大阪での講演会を主催しました(於 日本キリスト教団東梅田教会)。

タイセン氏は「史的イエスとケーリュグマ ―学問的構成と信仰への道― 」と題した講演の中で、史的イエスが人間の側に留まったことを強調しながらも、古代における「地位割当」の意識によってイエスの高挙が受け入れられ、こうして、イエスは「真の人間」でありながら、同時に、「真の神」となったのだと語り、集まった140名の聴衆を魅了しました。

神学部報 No.95(2010年 6月発行)

神学部報No.95

■ 2010年度始業礼拝「真理と自由」
■ 2009年度秋季学術講演会
■ 神学部人権研修会「『国家と私』~奪われた人権にめざめて~」
■ 大学院ゼミ紹介
■ 第11回キリスト教教育研究集会報告
■ 第44回神学セミナー報告
■ 教員新刊紹介
■ 2009年度大学院博士課程前期課程修了者論文題目並びに赴任先
  2009年度博士号(神学)授与者論文題目
■ 学生の声
■ 第28回関学献身キャンプご案内
■ 2011年度神学部・神学研究科入学試験ご案内
■ 2009年度卒業者・2010年度入学者

【表紙】 『メモワール』全16巻(1693 -1712) 神学部を通して本学図書館にて所蔵

ルナン・ドゥ・ティルモン(1637-98)はフランスの教会史家である。その名声はここに掲載する『メモワール』全16巻によって確立した。本書はキリスト教の始まりから513年までの「教父」と呼ばれる重要な著作家を網羅的に論じる。『ローマ帝国衰亡史』を著したイギリスの歴史家E・ギボンもこの『メモワール』を参照した。

【写真左下】 『メモワール』の扉頁(第9巻、1703年刊)。第9巻はバシレイオスをはじめとするカッパドキア三教父とイコニウムの司教アンフィロキオスについて論じられている。

【写真右下】 『メモワール』第9巻、116-117頁:4世紀のカイサレアのバシレイオスの章。第9節(117頁以下)ではバシレイオスの救貧活動が論じられ、彼が建立した、歴史上はじめての病院についての論述が展開する。

神学部報 No.94(2009年11月発行)

神学部報No.94

■ 夏期実習報告2009
■ 大学院ゼミ紹介
■ 第11回キリスト教教育研究集会ご案内
■ 新入生一泊オリエンテーション報告
■ 2010年度神学部・神学研究科入試案内
■ 2009年度キャリアガイダンス報告

【表紙】 『春季学術講演会』

今年度の学部の春季学術講演会は、 6月 2日に広島大学の佐竹明名誉教授(元フェリス女学院大学学長)をお招きして、上ケ原キャンパスのランバス記念礼拝堂で開催いたしました。佐竹名誉教授は、国際的にもご高名な新約学者であり、特に昨年には世界的にも著名なドイツ語圏のマイヤー・コメンタリーのシリーズにおける『ヨハネ黙示録』を刊行され、話題を呼びました。

今回の講演会では、「ヨハネ黙示録を読む」と題して、1世紀末のドミティアヌス帝の治世に執筆されたと言われるヨハネ黙示録の終末思想を中心に、その現代的意義にも言及していただき、平易にわかりやすく語っていただきました。会場には学生たちだけではなく、諸教会から多くの方々も出席して、内容豊かな講演に熱心に耳を傾け、有意義な講演会となりました。

神学部報 No.93(2009年 6月発行)

神学部報No.93

■ 新年度を迎えて
■ 2008年度秋季学術講演会
■ 第43回神学セミナー報告
■ 学生の声
■ 神学部一泊研修会報告
■ 2010年度神学部・神学研究科入試案内
■ 2008年度卒業者・2009年度入学者
■ 第10回キリスト教教育研究集会報告
■ 神学部監修「キリスト教スタディーブック・シリーズ」
  新刊2冊の紹介
■ 2008年度大学院博士課程前期課程修了者
  論文題目並びに赴任先
  2008年度博士号(神学)授与者論文題目
■ 教員の新刊紹介

【表紙】 『特別学術講演会』

昨年の11月18日、神学部では韓国・監理教神学大学校(メソジスト神学大学校)との学術文化交流協定に基づき、同大学から李徳周教授をお招きし、特別学術講演会を関西学院会館ベーツチャペルにおいて開催いたしました。李徳周教授は、歴史神学、特に韓国教会史を専門とし、数多くの著作を出しておられる著名な神学者です。

「終末論的な歴史意識と宇宙的愛の実践-近代韓・中・日の関係史から見た韓国キリスト者の歴史体験と宣教意識-」と題された講演は、近代における韓国のキリスト者の苦難に満ちた歴史体験と宣教意識を、中国および日本との東アジアの関係史の中で明らかにしようとした内容でした。そして、パワーポイントを駆使して、豊富な事例を例証しつつ、終末論的な歴史意識に基づく宇宙的な愛の実践が示されたことを情熱をこめて、説得的にj語られました。

神学部報 No.92(2008年11月発行)

神学部報No.92

■ 夏期実習報告2008
■ 神学部人権研修会「隣人と共に」
■ 国際シンポジウムと学術交流セミナーの報告
■ 大学院ゼミ紹介
■ 第10回キリスト教教育研究集会ご案内
■ 神学部一泊研修会報告
■ 2009年度神学部・神学研究科入試案内
■ キャリア・ガイダンスの報告

【表紙】 『春季学術講演会』

去る 6月 4日、神学部では定例の春季学術講演会を、関西学院会館ベーツ・チャペルにおいて催しました。今年の講師は、旧約聖書学を専門とする東京大学大学院教授の関根清三氏でした。

「イサク奉献の物語(創世記22章)を哲学する」と題された講演は、歴史学的なアプローチとは異なる、氏独自の哲学的な解釈を展開したものでした。ウェスターマン、フォン・ラートと並んで、キルケゴール、ブーバー、デリダ、西田幾多郎などとの思想的対決は、聴講者を知的刺激で満たし、新しい旧約テクストの読み方を示すものでした。

なお講演内容について、ほぼ同じものが講演会後に出版された『旧約聖書と哲学』(岩波書店)にも収録されています。

神学部報 No.91(2008年 6月発行)

神学部報No.91

■ 新学年度を迎えて
■ 木ノ脇悦郎先生退任・学部長退任挨拶
■ 新任紹介
■ 学生の声
■ 2009年度神学部・神学研究科入試日程
■ 2007年度卒業者・2008年度入学者
■ 窪寺俊之先生退任挨拶
■ デンマークでの在外研究を終えて
■ 第9回キリスト教教育研究集会報告
■ 神学部監修ワークブック・シリーズ第1弾
■ 2007年度大学院博士課程前期課程修了者
  論文題目並びに赴任先

【表紙】 『第42回 神学セミナー』

第42回神学セミナーが2月21~22日に開催され、学生21名を含む63名が参加いたしました。従来の「教職セミナー」の名称を改め、新たなスタートです。教員と大学院生が協力して準備を進め、テーマの選定、運営の方法などを話し合って決定したことが特徴です。

今回は「教職/牧師論-信徒と牧師-」というテーマのもと、関田寛雄氏(日本基督教団神奈川教区巡回教師・青山学院大学名誉教授)が主題講演をしてくださいました。続いて、卒業生(橋本祐樹氏、朴栄子氏)から現場での経験に基づいて「教職/牧師論」が語られ、神田健次教授と中道基夫准教授によって牧師論についての講演がなされました。特にある一つの「牧師/教師像」が提示されたわけではありませんが、信徒と牧師、牧師と牧師が協力して教会を形成していくための一つの刺激を得る機会となりました。

神学部報 No.90(2007年11月発行)

神学部報No.90

■ 夏期実習報告2007
■ 神学部人権研修会「人権としての平和」
■ 中国キリスト教会代表団を迎えて
■ 大学院ゼミ紹介
■ 第9回キリスト教教育研究集会ご案内
■ 神学部一泊研修会報告
■ 2008年度神学部・神学研究科入試案内
■ キャリアガイダンスの報告

【表紙】 『日本ウェスレー・メソジスト学会』

去る9月10日、日本ウェスレー・メソジスト学会(会長・田添禧雄氏)の総会・研究会が、関西学院会館を会場に開かれました。はじめて関西で開かれた総会・研究会で、神学部が共催に加わりました。

第1部は、チャールズ・ウェスレー生誕300年を記念した礼拝。木ノ脇悦郎教授が説教を、水野隆一教授が企画・解説・歌唱指導を担当し、関西学院聖歌隊が合唱曲を演奏しました。
一同の歌う賛美歌も聖歌隊の合唱もすべて、チャールズ・ウェスレーの詞が選ばれ、その神学を味わいました。

第2部はシンポジウム。パネラーは、岩本助成氏(前大阪キリスト教短期大学学長)、北村宗次氏(前日本賛美歌学会会長)、深町正信氏(青山学院院長)、山内一郎氏(関西学院院長)。
日本におけるウェスレー研究の重鎮がそれぞれの立場から、チャールズ・ウェスレーの賛美歌がもつ今日的意義について発表し、ディスカッションを行いました。
*記念礼拝の模様は、『礼拝と音楽』135号(日本キリスト教団出版局)44~47頁に収録されています。

神学部報 No.89(2007年 6月発行)

神学部報No.89

■ 2007年度始業礼拝「土の器に」
■ 大学院ゼミ紹介
■ 学生の声
■ 2008年度神学部・神学研究科入試日程
■ 2008年度神学研究科の入試制度について
■ 第8回キリスト教教育研究会報告
■ 2006年度大学院博士課程前期課程修了者
  論文題目並びに赴任先
■ 教員の新刊紹介
■ 2006年度卒業者・2007年度入学者

【表紙】 『今回購入した切支丹関係資料コレクションの各版』

大学図書館に、このたび切支丹関係文書の初版本が入りました。日本教会史研究のための重要な基礎資料の一部になります。
特に、宣教する側の視点が明らかにされる資料として注目されます。

【写真上(左から)】
 クラッセ著: 日本教会史のイタリア語初版全4冊
 ピネイロ編: 日本切支丹迫害史(1612-1615年間)のイタリア語初版
 ロドリゲス: 耶蘇会日本通信1624年(ラテン語初版)
【写真下】
 ピネイロ編: 日本切支丹迫害史(1612-1615年間)のイタリア語初版のタイトルページ