2024.08.29.
【9/14開催】日本天文学会第73回公開講演会~南極から探る宇宙の姿~

9月14日に三田キッピーモールにて「日本天文学会第73回公開講演会~南極から探る宇宙の姿~」を実施します。
これは関西学院大学にて日本天文学会が開催されるにあたっての一般向けプログラムです。

事前申請不要、無料の講演会となっております。ぜひご参加ください。


講演会概要

テーマ : 南極から探る宇宙の姿
日時  : 2024年9月14日(土)13:00 〜 15:30(開場 12:30)
会場  : 三田キッピーモール 6階 多目的ホール(まちづくり協働センター)
〒669-1528 兵庫県三田市駅前町2−1
対象  : 中学生以上・一般向け
形式  : 対面 (ライブ配信の予定はありません)
定員  : 200名(先着順) 
参加費 : 無料  
主催  : 公益社団法人 日本天文学会
共催  : 関西学院大学

ポスターのデータはこちらからご確認ください。

講演内容

講演1    
「南極天文台から銀河と宇宙の謎に挑む」
 講師:中井 直正(関西学院大学 フェロー)

 地上最高の天文観測環境にある南極内陸部の高原地帯に新しい基地を作り、口径12m高精度電波望遠鏡を設置して遠い宇宙の観測から銀河と巨大ブラックホールの誕生と進化、宇宙の膨張率と宇宙年齢の謎に挑む。

講演2    
「南極の氷からひもとく地球と宇宙とのつながり」
 講師:望月 優子(理化学研究所 仁科加速器科学研究センター 雪氷宇宙科学
    研究室 室長、埼玉大学大学院 理工学研究科 連携教授)

 東南極の内陸に位置する南極高原に、日本南極地域観測隊によって建設された観測基地「ドームふじ」がある。このドームふじ周辺域は、過去から現在にわたって、雪や氷が天体現象の影響を強く受けてきたと考えられる地域である。ドームふじの地下深くの氷を分析すると、雪氷学者らが長らく調べてきた地球の過去の気候変動や火山活動に加えて、過去の太陽活動をも探ることができる。さらには、天の川銀河内で発生した「超新星爆発」と呼ばれる、重い星の一生の最後の爆発の痕跡を捉えることができる可能性もある。本講演では、これらの研究を紹介し、私たちの住む地球と宇宙とのつながりについて考える。