[ 人間福祉学部 ]藤井 博志(ふじい ひろし)教授

■研究分野のキーワード
 地域福祉実践研究、地域福祉人材養成、開発実践

研究内容

 地域福祉は子ども、障がい、高齢などの属性にかかわりなく、地域で暮らす生活者視点から社会福祉を考え、実践する分野です。当事者・住民の地域福祉活動、地域と連携した施設ケア、当事者への地域生活支援、地域福祉計画など、「地域」と「福祉」をキーワードに、メゾ領域を中心にミクロからマクロまで幅広く関心をもっています。
 近年の研究は以下の通りです。高齢者の宅老所研究と地域共生ケア研究、コミュニティソーシャルワーク・コミュニティワーク研究と住民と専門職の双方の地域福祉人材養成、生活困窮者自立支援や地域包括ケア、権利擁護支援を含む総合相談支援体制とセーフティネットシステム構築、過疎集落における「集落福祉」研究、住民や社会福祉協議会による地域福祉活動、とくに「住民による見守り活動」研究、自治体福祉計画運営などです。これらを開発的、創造的な地域福祉実践ととらえて研究しています。現在は、まちづくり・地域づくりと社会福祉を住民福祉自治の観点からどのように具体的に結合させていくかに関心をもっています。