[ 人間福祉学部 ]4年間の流れ・卒業論文テーマ(抜粋)

社会福祉学科

4年間の流れ

1年
春学期の「基礎演習」で、リポートの書き方などのアカデミックスキルを修得し、多角的に物事を考察する力を養います。また、「ソーシャルワーク演習Ⅰ」「ソーシャルワーク論A・B」などの科目を通して、社会福祉の基本的な価値や考え方の理解を深めます。
2年
社会の現状と社会福祉の歴史・理念・制度を理解し、社会の多様性、人と社会の関係を体系的に学びます。また、「ソーシャルワーク演習Ⅱ・Ⅲ」による体験学習を通して、個人、小集団、地域社会についての理解と社会福祉を学ぶ者としての中核となる基本的態度を身につけます。
3年
4年
3年生から研究演習(ゼミ)に所属し、専門的な学びを深め、自分の研究を進めます。4年生では研究の集大成として卒業研究に取り組みます。また「ソーシャルワーク実習」やフィールドスタディ、インターンシップなどを通して、現場での実践的な学びを深めます。

卒業研究テーマ(抜粋)

  • 医療的ケア児の家族支援―「Work-Family Conflict」の観点から―
  • 近代化による「家族のありかた」の変容とジェンダー―性的役割規範からの解放を目指して―
  • インクルーシブ教育システムの在り方の検討―歴史的背景と教育現場の現状の課題分析から―
  • 何故現在においてソロキャンプブームが起きたのか
  • 中小企業における障害者雇用の実際と課題
  • 在留外国人の医療に関わる言語問題の現状と対策

社会起業学科

4年間の流れ

1年
「社会起業入門」や「社会起業総論」などの科目で社会起業のための基本的な視点や価値観を考えます。そして、「社会起業入門演習」などの演習科目で、不平等や差別の背景にある社会構造を理解し、学びを深めます。さらに「PSS(Practice Skill Set)」や「MSS(Management Skill Set)」の科目で社会に変化を起こすためのアクションに関する実践的スキルを養います。
2年
専門科目を通して、社会起業の対象となる多様な社会問題を分析し、課題解決に向けた方策を学びます。また希望者は現場でインターンシップ(人間福祉フィールドスタディ)を行ったり、春学期にカナダへ留学(社会起業英語中期留学)することもできます。社会起業共創プロジェクトA・Bでは、外部機関と共創し、課題解決のためのプロジェクトの企画・立案などを行うこともできます。
3年
4年
専門ゼミの研究テーマ(多様性の尊重、グローバル社会、ジェンダー、スポーツ経営学、NPOマネジメント、ソーシャルマーケティング、貧困問題、コミュニティビジネス、シティズンシップ教育など)を、座学だけではなく、フィールドワークやスタディツアー、継続的な課外活動、ゲスト講師によるワークショップなどの体験学習や実践を通じて応用的に学びます。

卒業研究テーマ(抜粋)

  • アライが声をあげやすい環境をつくるために
  • 外国にルーツを持つ子どもの課題とIT活用による教育コミュニティの構築
  • 観光業は地域創生にどう貢献できるのか? ―ホテルに視点を置いて―
  • 感情マーケティングがもたらす地域ブランドへの影響
  • 日本手話を第一言語とするろう者のアイデンティティ形成 ―ろうコミュニティへの関わりがどのような影響をもたらすか―
  • 大量廃棄社会に関する現状と課題 ―ファストファッションと食品ロスの視点から―

人間科学科

4年間の流れ

1年
少人数による演習形式の「基礎演習」(春学期)にて、リポートの書き方など、アカデミックスキルを修得し、多角的な視点で考察する力を養います。「人間科学入門」「人間科学実習入門」などの科目を通して、全人としての人間への理解を深めます。
2年
「こころ」と「身体」を理解する科目、またその両方の領域に関連する科目を通して、人間の誕生から死までの「ライフサイクル」における「こころ」と「身体」、「いのち」をめぐるさまざまな問題について専門的に理解し、多角的にアプローチします。
3年
4年
3年生から研究演習(ゼミ)に所属し、専門的な学びを深め、自分の研究を進めます。4年生では研究の集大成として卒業研究に取り組みます。「こころ」と「身体」をめぐる理論や知識を実際のフィールドで実践し、全人としての人間への理解をより深めます。

卒業研究テーマ(抜粋)

  • 老いて死を語ることとその意味―特養・ケアハウス入居者の語りから―
  • 音楽を聴くことが大学生アスリートのパフォーマンスにどのように影響するのか?大学アスリートと一般大学生を比較して
  • 「けん玉もしかめ動作」の運動強度測定呼気ガス分析装置を用いて
  • 個人化社会におけるおひとりさまと社会とのつながり~ホテルでの一人ステイを事例にして
  • 収集癖の実態―収集癖尺度の作成と対人関係性の関連―
  • 幼児期の死生観と教育