K.G.
2025.12.03 [ニュース]

人間福祉学部の学生が百貨店で親子向けイベントを開催

Share
Facebook X LINE

人間福祉学部社会起業学科の学生6名が、2025年11月8日からの2日間、西宮阪急にて親子の来場者が参加できるワークショップを開催し、200名を超える参加者がありました。

この取り組みは、NPO法人なごみが主催する「まちがく」※の一環で、阪急西宮と協力して行われたものです。学生たちは、人間福祉学部の「社会起業とソーシャルアクション」という授業にゲストスピーカーとして登壇した同法人の田村幸大・事務局長の取り組みに興味を持ち、今回のイベントを企画しました。

 

学生たちは、百貨店側からリクエストされた「子育て層の利用者を増やすにはどうすればよいか?」という課題を解決するために、7月から毎月、百貨店の担当者と打ち合わせを行ったり、施設を訪れた親子およそ30組に対して、アンケートを実施しました。
アンケートをもとに「百貨店に森をつくる」というコンセプトを立て、山に大量の落ち葉を拾いに行ったり、阪神園芸株式会社に松ぼっくりを提供いただくなどの準備を行い、親子が自然とふれあいながら学べる体験型イベントとして「秋の自然で遊ぼう」を企画しました。

イベントでは、施設内を回りながら松ぼっくりやどんぐりを使った工作やスノードーム作りが体験できるワークショップを開催しました。学生たちは、子どもたちに丁寧に教えながら取り組んでいました。
参加した親子からは、「雨の日にもかかわらず、百貨店で自然に触れられるとは思っていませんでした。子どもも大喜びで、楽しかったです」や「準備大変だったと思いますが、こういうイベントは子どもたちも大好きなので、是非また企画してほしい」といった声がありました。

イベントを企画した人間福祉学部2年生の小田知咲さんは、「普段では出来ない経験がたくさんできました。阪急百貨店の方々とご一緒させて頂くことで、学生の良さをたくさん考えた時間であったと同時に、“学生だから”では通用しない経験ができた事も貴重な機会だった」と話していました。

※一人ひとりが “知りたい・学びたい” を入口に様々な世代や立場の人が共に学び合う場を創り、仲間づくり・まちづくりを進める新しい学校のカタチです。一方的に教える「学び」ではなく、一緒に学び合う場づくりを大事にしています。

 

まちがくについて