[ 人間福祉学部 ]坂口ゼミ(人間科学科)

さかぐち ゆきひろ

【担当教員】
坂口 幸弘(さかぐち ゆきひろ)

研究テーマ

喪失と悲嘆、死別に関する研究

研究内容

 “人生、山あり、谷あり”という言葉がありますが、自分にとって大切なものを失うという喪失体験は決して特別な体験ではありません。しかし、大切な人との死別や自らの死を含む重大な喪失体験は、人生における大きな試練となります。そのような人生の苦しみの中で、人は何を思い、その体験にどのように向き合おうとしているのでしょうか。そして、そうした人生の苦境にある人たちに対して、どのような支援ができるのでしょうか。
 本ゼミでは、主に心理学的な観点から、さまざまな人々の多様な喪失体験に関する理解を深めるとともに、そのような人々への支援の方法や提供体制などについて調査研究や実践研究を行っています。
 参考までに、本ゼミでの研究キーワードの一部を以下に示します。
 □死別(配偶者・子・親・祖父母・きょうだいの死、予期せぬ死、自殺による死など)
 □悲嘆(悲しみ・怒り・罪悪感、子どもの悲嘆、複雑性悲嘆、外傷後成長など)
 □悲嘆の関連要因(コーピング、家族環境、死生観、葬送儀礼、エンバーミングなど)
 □グリーフケア(ホスピス、セルフヘルプグループ、葬儀社、宗教者、行政、セルフケアなど)
 □喪失(離婚・失恋、身体の喪失、ペットロス、死の概念など)
 □生命倫理(終末期医療、安楽死・尊厳死、脳死・臓器移植、出生前診断など)