生田ゼミ(社会起業学科)

[ 編集者:人間福祉学部・人間福祉研究科 2017年11月2日 更新  ]

いくた まさゆき

【担当教員】
生田 正幸(いくた まさゆき)

研究テーマ

 少子高齢社会における社会的支援のあり方
  ―激動する時代のヒューマン・サービス及びヘルス・ケアと社会的起業について考える―

研究内容

 少子・高齢化の急激な進行にともなって、人口の減少、後期高齢者の増加、孤立・無縁世帯の急増、貧困問題の拡大など、社会と生活のあり方が大きく変わろうとしています。そして、これに対応する形で、福祉や介護、医療や保健、教育や雇用など、人々が生活していく上で欠くことができないヒューマン・サービスやヘルス・ケアの領域にも大きな変化が起こっています。また、インターネット、スマホ、AI(人工知能)など、ICT(情報通信技術)の発達や情報化の進展にともなう変化も急激に進み、私たちの社会と生活は、複雑に絡み合った激しい変化に振り回されていると言っても過言ではありません。
 こうした動きは、日本だけではなく欧米やアジアの国々等においても進行しつつあり、さまざまな問題や課題を呼び起こすとともに、新しい公共の一環である社会的起業の展開やソーシャル・メディアの活用など、新たな社会と生活のあり方に向けた多様な取り組みが繰り広げられています。
 演習では、このような状況を踏まえながら、今後の国内外における社会的支援のあり方について、ヒューマン・サービス及びヘルス・ケアと社会的起業を中心に研究を進めていきます。
 研究テーマについては、ゼミ生一人ひとりの関心と発想、問題意識を拡げることに力点を置き、各自のテーマの発見と展開を積極的にサポートし、ICTと情報を積極的に活用してまとめていくことをめざします。
 ゼミ生の最近の研究テーマは、児童の貧困と教育、不登校問題、アートや芸能による地域おこしや社会的弱者支援、高齢者介護やシニアマーケットの展望、フェアトレード、フードバンク、若年女性の貧困、死のあり方、LGBTなど、多岐にわたり、それぞれの専門的でユニークな取り組みを共有し互いに触発されながら、激動する時代の社会的課題と支援のあり方について多面的な研究を進めています。

生田 正幸 先生について詳しく知りたい方はこちら! 教員紹介ページへのリンク