研究領域
現象数理解析研究室
- 大﨑浩一 教授
- ハチの巣や雪の結晶など自然界には様々なパターンが存在します。研究室では、自然・生命・社会現象に現れる非線形現象を題材とし、数理モデルを用いてそれらを解析・研究します。
計算可換代数研究室
- 大杉英史 教授
- 多項式の集まりの中で、特に良い性質を持つ「グレブナー基底」の研究をしています。さまざまな分野に応用可能で、多くの数式処理ソフトウェアに実装されています。
関数近似理論研究室
- 北原和明 教授
- 円周率を3.14を用いて計算するように、複雑な関数を扱いやすい関数で近似する理論が関数近似理論です。関数近似理論により、関数の特性を明らかにします。
微分幾何学研究室
- 黒瀬 俊 教授
- 微分幾何学は、微分積分などを使って図形の性質を研究する分野。幾何の感覚を取り入れた微分積分の発展形という面もあり、物理学や工学にも応用されます。
幾何解析学研究室
- 示野信一 教授
- 図形の性質を調べる数学分野である幾何学は、測量や天体の運行を調べるために始まり、現代でも数理科学の一分野として発展しています。対称空間上の関数の研究を行っています。
時空間データ解析研究室
- 昌子浩登 准教授
- 生命現象の時空間データを解析するために、研究室では、生体の行動や3次元形態の実験データをもとに、数理モデリングを通して普遍的原理解明を行っています。
確率論・確率過程論研究室
- 千代延大造 教授
- 例えば、コインを投げ続けて表が出る頻度が1/2に近づいていくといった、確率論を研究しています。偶然性の中にひそむ法則を見いだし、それを数理的に解析、研究する分野です。
確率解析・数理ファイナンス研究室
- 藤原 司 教授
- 確率論、特に確率過程を中心に研究しています。確率過程の数理的研究は工学、物理学、生物学、金融や保険など極めて広範な領域において応用されています。
アフィン代数幾何学研究室
- 増田佳代 教授
- アフィン空間をはじめとする代数多様体と呼ばれる、幾つかの多項式の解集合としてあらわすことのできるような図形について、対称性などの観点から研究しています。
統計科学研究室
- 森本孝之 教授
- 例えばスーパーなどでの生鮮食品の値動きなどを、何らかの規則性を持っているのかどうかを統計的に研究。社会、人文、自然科学の諸問題をビッグデータを用い解明します。
数理物理学研究室
- 山根英司 教授
- 可積分系と呼ばれるタイプの非線形問題を研究。特に複素解析・フーリエ解析・関数解析と量子力学に由来する逆散乱法を用いて、解の時間無限大でのソリトンの挙動を研究します。