[ 総合政策学部ー総合政策学科 ]言語文化政策フィールド

学びの概要

言語の違い

民族間・宗教間・文化間・性別間・世代間、人間は生まれた時代、おかれた環境や文化によってさまざまな違いをもっています。その違いは時に対立や衝突、紛争となって顕在化します。

世界で2,500の言語が今まさに消えようとしていると言われています。北海道のアイヌ語もそのひとつ。言語はコミュニケーションの道具ですが、さまざまな社会問題や政策とも関わりを持っています。

民族のアイデンティティというだけでなく、人類が残してきた文化遺産としての言語を、社会はどのように守っていくべきなのでしょう。社会言語学や言語学をもとに問題に迫ります。

グローバル化により日本に住む外国人は年々増加しています。日本で育つ、外国人児童への教育は、だれによって、どのように支えられていくべきか、責任の所在がいま問われています。
また2009年から英語教育が小学校から導入されました。このような日本の「言語政策」を分析することもできます。

言語文化政策フィールドでは、さまざまな社会問題を、コミュニケーションという切り口から分析します。フィールドで扱う主な学問は、言語学、社会言語学、比較言語学、教育心理学、異文化コミュニケーション論、言語文化論などです。「人間と人間の共生」を考えます。

学生の研究テーマ例

  • *The influence of internationalized broadcasts in Japan
  • *広告に見る日本人のジェンダー観
  • *笑いとユーモア ―日本とハワイの視点から―
  • *The Policies to support Newcomer Children in Japan