2016.05.24.
第18回リサーチ・コンソーシアム総会記念事業(講演/シンポジウム/ポスターセッション)を開催

ポスターセッションの様子①

ポスターセッションの様子①

ポスターセッションの様子②

ポスターセッションの様子②

基調講演の金子教授

基調講演の金子教授

講演会の様子

講演会の様子

シンポジウムの様子

シンポジウムの様子

 本学総合政策研究科と産業界との連携組織、リサーチ・コンソーシアムの総会記念講演・シンポジウムが5月20日、神戸三田キャンパスで開かれ、産学に官とメディアを加えた「産官学」の関係者が三田地域の活性化と創生について活発な議論を展開しました。
 統一テーマは『融合のイノベーション』。
文系と理系、官と民、日本と海外など、さまざまな融合によって、三田からイノベーションを起こすことを意味しています。今回のイベントのパンフレット(※)にも掲載されていますが、「三田SandA 宣言」ではS(サイエンス)とA(アーツ=人文科学)の融合を意味しています。
 第1部総会記念講演では、本学が誇る物理学者、金子忠昭教授(理工学研究科)と、米ニューメキシコ大学で産学連携事業を進める星エリ・マネージャーが『産・官・学の連携が生み出す地域創生の可能性』をテーマに講演されました。金子教授はこの地域には高度な技術を持つシニア人材が多く、彼らと大学の技術を結びつけることにより地域活性化を実現できると強調、星氏は米国での経験を紹介しながら、今後、関学を中心にした関西の教育組織と連携を強めたいと述べられました。
 第2部のシンポジウムではこの地域で「三田モデル」を作り上げ、全国、そして世界に発信していくことを目的に、まず森哲男・三田市長が人づくりを軸にした地域活性化を目指す方針を示され、続いて神戸新聞の太田貞夫・パートナーセンター長が朝来市での経験を紹介しながら「ビジョン会議」の重要性を指摘、そして本研究科の長谷川計二教授が三田活性化に関する自身の経験をもとに、この地域の可能性に言及、三田の魅力をもっと知ろうと呼びかけました。
 今回のイベントには、世界経済フォーラム(ダボス会議、本部ジュネーブ)の日本代表、土屋聡氏も参加され、マルチステークホルダーによる総合力の結集を訴えるとともに、今後も三田活性化に協力したいとの意向を表明しました。

今後リサーチ・コンソーシアムの活動計画としては、この「地方創生の可能性」をキーワードとして「リサーチ・コンソーシアム 連携公開ゼミナール」を展開していきます。
連携公開ゼミナールの詳細については、決定次第ホームページ内『ニュース・イベント』でお知らせいたします。