2024.02.19.
松林志保ゼミが昨年に引き続き滋賀県東近江市にてフィールドワークを実施しました

2月17日、松林志保ゼミが滋賀県東近江市にてフィールドワークを実施しました。 松林ゼミでは、自然と人間が共生する社会の実現について学んでいます。今回は、10月末に遡上を見学したビワマスの魚道撤去に参加しました。

現場には、愛知川漁協を中心に東近江市、滋賀県の行政関係者、NPO団体、建設関係、研究者、個人ボランティアなど45名を超える方々が集いました。滋賀県琵琶湖科学研究センター所属研究員の調査によると、魚道設置により上流部のビワマスの産卵床は増加傾向にあるとのことです。
 

孵化した稚魚を探す

発見!3センチほどの稚魚を観察中

魚道解体作業

解体した資材を運搬中

作業現場で非力な私たちを快く受け入れて下さった愛知川漁協他ご関係のみなさま、本当にありがとうございました。 以下は参加者の声です。

魚道の仕切り板ですら運ぶのが大変でしたが、この重さを体感したことで魚道設置の苦労の一端をうかがい知ることができました。現場では参加者の方々がみな談笑していたのが印象的でした。水という共有財産をめぐり時には対立しうる立場の方々を含めたくさんの方が魚道撤去というひとつの目標のためにこの場所に集っていました。ビワマスがたくさんの人を繋ぐこの光景の中にこそ、総合政策学部の理念である「自然と人間の共生ならびに人間と人間の共生」をみた気がします。【山口紗香さん】

ビワマスを中心に人と人とがつながっていく様子がとても印象に残っています。さまざまな分野で活躍される方々からお話を聞く中で、人間の生活に欠かせない「水」をめぐり、例えば漁業者同士、農業者同士での利益争いやダム問題、さらに河川の水質や水量について農業者と漁業者の意見の衝突があるうることを知りました。その一方で、「生き物(ビワマス)を間に挟むことで人間関係が構築されていて、生き物で私たちはつながっている」という声も聞きました。私たちは人と人との共生という面でも自然からの恩恵を受けているのだと気が付くことができました。この点でもビワマスを守る意義や価値があることを学びました。【大足心愛さん】

実際に自分の体を動かし魚道撤去の手伝いができたことが新鮮で楽しかったです。ビワマスの保全という目的のために異なる立場の方々が一堂に集うことが素晴らしいと思いました。共生に関する視野が広がりました。来年度の魚道設置作業にもぜひ参加させていただきたいです。【中尾元紀さん】

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