2011.07.04.
ディビッド・ウォレン駐日英国大使が講演

ディビッド・ウォレン駐日英国大使

ディビッド・ウォレン駐日英国大使

駐日英国大使ディビッド・ウォレン氏を迎え、第18回国際学部連続講演会が6月30日(木)に開催され、学生ら170名が参加しました。

冒頭、大使は、福島原発の事故後、放射能が危険だとの風評で東京在住の外国人が次々と日本から離れる状況が現出した時、英国大使館はいち早く、本国の原子力専門家の「現状、東京などでは放射能の心配はない」との分析を大使館のホームページで公表した事実を紹介されました。と同時に、日本人が震災や原発事故に関して、実に落ち着いた対応をとっていると、日本社会の安定ぶりに高い賛辞を述べられました。しかし、そうした日本も、社会が余りに安定していたが故に、これまでは、ともすればリスクをとる姿勢に乏しかった。しかし、今後は、否応なく、そうしたリスクをとる姿勢が必要になるだろう、との観測も付言されました。Britain and Japan, similarities and differencesと題する講演の中で、日本とイギリスは、お互い知っているように思っているが、あまり知り合っていない実相が多いのも事実と指摘、若い人たちが相互に交流を進めていく必要性を強調されました。講演ならびにその後の質疑は英語で行われ、関学の学生たちも積極的に英語での討論に参加していました。

【ポスター】連続講演会 駐日英国大使 2011/06/30PDFリンク

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