[ 人間福祉学部 ] 畠山ゼミ(社会福祉学科)

はたけやま ゆかこ

【担当教員】
畠山 由佳子(はたけやま ゆかこ)

研究テーマ

こどもの最善の利益のためのこども家庭支援のあり方

研究内容

日本におけるこども家庭支援の状況はこの20年ほどの間に目まぐるしく変わっています。児童虐待防止法制定後、児童虐待相談対応件数は増加しつづけ、すでに20万件を超えています。2016年、2022年の児童福祉法改正では、様々な改革が都道府県・市区町村のレベルで行われ、家庭養育優先の原則やパーマネンシー保障といった日本のこれからのこども家庭福祉の方向性を示すような新しい考えや価値基準(value)が取り入れられています。担当者はこれまで市区町村でのこども虐待の疑いがある、リスクがあると心配されるこどもや家族に対する支援についての開発的研究を行ってきました。また、 こどもを守るシステム(child protection)の国際比較研究(アメリカ・フランス)も行い、社会がこどもを守るシステムのあり方を模索しつづけています。
この演習では、こども家庭ソーシャルワークに興味のある皆さんと共に、「こどもの最善の利益」のために目指すべき、こども家庭支援とはどういうものか?を幅広い視野から考えることができればと思っています。