授業内容(実践教育科目の紹介)

[ 編集者:人間福祉学部・人間福祉研究科      2019年8月1日   更新  ]

人間福祉学部の実践教育科目の一部をご紹介します。
掲載している科目以外の科目については、シラバスをご覧ください(学生の方以外もご利用いただけます)。

シラバス(授業実施要綱)別ウィンドウで表示

社会福祉学科

・福祉社会フィールドワーク

 様々なテーマに基づき、現場で体験型のフィールドワークを行うことを通して、将来、市民や非専門職の立場で、職場、家庭、地域社会、国際社会などにおいてそれぞれが抱える課題に対して社会福祉の視点から関わり、社会全体の福祉実現に将来に渡って貢献していくことを目的とした授業です。
 授業は履修者各自の関心に応じて、フィールドワーク先を決定し、フィールドワーク先の歴史的背景や経緯、現状、課題・問題等に関する知識やフィールドワークの基本技法を修得しながら、事前計画を立て、フィールドワークを実施します。
 フィールドワーク実施後は、目的の達成状況、仮説の検証、問いに対する答え、新たな発見や疑問点、感じたこと、自分のフィールドワークの限界や今後の課題、フィールドワーク経験の今後の活かし方などを考察する事後学修を行います。

・学校ソーシャルワーク実習

 学校現場や関連機関での実習を通して、学校という場を理解するとともに、スクールソーシャルワーク実践に必要とされる知識や技術を習得し、教育現場で起きている様々な問題に対応できる実践力を養うことを目的とした授業です。
 特に、「チーム学校」を意識し、コーディネーターをはじめとする教職員との協働や関係機関との調整等、具体的な実践方法について理解を深め、スクールソーシャルワーカーに求められる資質や役割を実習を通して学びます。

※社会福祉士資格を取得見込みの社会福祉学科生は、所定の単位を修得すると、スクール(学校)ソーシャルワーカー(一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟公認。国家資格ではありません。)の認定を受けることができます。

社会起業学科

・社会起業フィールドワーク(国内)

 この授業では、国内で問題となっている多様な社会的課題の実情と向き合い、実際に街に出て、課題に直面している当事者や課題解決に取り組んでいる団体・人々にお会いして、社会や生活、地域の現実を積極的に学び取ることを通じて視野を広げ、問題意識を深めることを目的としています。
 過去には、在日外国人や障害者就労、子どもを支援している団体や施設などをフィールドワーク先とし、団体の設立経緯や組織、活動内容をはじめ、その団体が取り組む社会的課題やその課題が生まれる背景、その団体以外にも同じような社会的課題にどのような取り組みがなされているかなどについて、グループに分かれて事前に調べた上で、訪問し、取材を行っています。
 フィールドワーク実施後には、事前調査やフィールドワークの内容についてプレゼンテーション等を行い報告し合い、社会的課題に対する「気づき」と問題意識を共有しています。

人間科学科

・人間科学フィールドワーク

 3年間学んできた「こころ」と「身体」についての理論・知識を実際のフィールドを通して実践的に理解すること、また、さまざまなライフイベントを経験しながら、全人としての人間理解と学生自らの価値観を問い直すことを目的とした授業です。
 具体的には、ホスピス、高齢者施設、障害者施設、福祉や教育現場における子ども支援プログラム、音楽療法や自殺防止のNPO、遺族のセルフヘルプグループ、リハビリ・トレーニング施設、スポーツクラブ、過疎地域などの自身の学びに応じたフィールドを選択し、フィールドの関連知識などを学び、フィールドワークプランを作成した上で、フィールドワークを実施し、学びの振り返りとして事後学修を実施しています。