人間福祉学部の理念、目的、教育研究目標、人材の養成に関する目的、めざす学生像

[ 編集者:人間福祉学部・人間福祉研究科       2016年12月6日   更新  ]

理念

 人間福祉学部は、永年の伝統を有する「関学社会福祉」の教育研究を継承、発展させつつ、さらにはスポーツ科学・健康科学教育研究及び社会経済研究の資源を活かしながら有機的な連携をより一層強めることにより様々な社会的要請に応えることを目的として設立された。本学部は「人間(humans)」とその生活環境としての「社会(society)」、そしてその両者の交渉関連として「交互作用(transactions)」に関わる諸課題に対してソリューションを提供することによって、質の高い生活と社会の実現(Improving Quality of Human Life and Society)に貢献する人材の輩出を目指す。そのためには、堅実な学問的研究とそれに基づく教育に裏付けられた「実学の府(center of practical science)」であらねばならないと考える。

目的

3つのC

 教育課程は、上のような設立理念を実践できる専門家として、あるいは一市民として貢献していく人材の養成のために、豊かな「人への思いやり(compassion)」の涵養、柔軟で包括的な「幅広い視野(comprehensiveness)」の育成、そして様々な社会福祉学的あるいは健康科学的な課題に対してソリューションを導きだす「高度な問題解決能力(competence)」を育むことを意図して組み立てられている。本学の教育課程におけるキーワードは、「人間」と「社会」とその「交互作用」、そして「3つのC」、ということになる。
 本学部は、「社会福祉学科」、「社会起業学科」及び「人間科学科」からなり、それぞれの学科の特色に合わせた学科専門教育を提供している。

社会福祉学科

 「関学社会福祉」の伝統を生かし、ソーシャルワーク・マインドを持って地域社会や国際社会で活躍できる人材を育成する。子ども、高齢者、障害を持つ人々への支援をはじめ、幅広い社会福祉領域を網羅する科目を配し、「理論」と「実践」を両輪で学ぶことで現場に生きる知識と技術を修得できるよう、実践的なカリキュラムを整備している。

社会起業学科

 国際化や多様化が進む現代社会では、グローバルな基準で有効な知識や実践力を身につけることが不可欠になる。社会起業という観点で地域社会や国際社会における「人間の福祉」に貢献するための発想力や、柔軟で不屈の実践力を習得できるように、フィールドワークなどの実践的なカリキュラムが準備されており、「社会貢献のための現実に即した学び」が可能となっている。

人間科学科

 人間科学科では「こころ」と「身体」の両面から人間を深く理解することを目指す。死生学・スピリチュアリティを中心とした学問分野、身体運動科学・身体パフォーマンスを中心とした学問分野の2領域から統合的に学習する。スポーツ指導・支援者をはじめ身体や心を病む人や悲しみに寄り添えるものとして、人に関わり支援できる人材を育成する。

教育研究目標

目標1

人間福祉学部学生の学力の向上

 高等学校での学びから大学への学びへの円滑な移行を促進し、学力の底上げを図る。

目標2

学問的基盤に根ざした専門的かつ実践的な教育の提供

 「実学の府」にふさわしい、「3つのC」(「人への思いやり(Compassion)」、「幅広い視野 (Comprehensiveness)」、「高度な問題解決能力(Competence)」)を在学中に身に付けられる教育内容を提供する。

目標3

「人間福祉」の多様性と可能性を社会に発信し、「人間福祉」という学問領域を社会に浸透

 「人間福祉」に関わる諸領域に強い関心と学ぶ意志を持つ学生を受け入れ、4年間の意欲的な学びを通して身に付けた知識・価値観・学問的及び実践的手法を活用して社会の発展に寄与し得る卒業生を社会に輩出する。「人間福祉」という領域が「福祉の現場」のみならず社会のあらゆる場面で活かすことができる可能性に溢れるものであることを社会に浸透させる。

人材の養成に関する目的

 地域社会と国際社会における「人間」とその生活環境としての「社会」、そしてその両者の「交互作用」の中で生じる福祉ニーズをはじめとする様々な生活課題へのソリューションを見出し提供できる専門的人材と、市民として地域及び国際社会の福祉向上に貢献する人材の養成を行うことを目的とする。

社会福祉学科

 豊かな人間性と人権意識、そして深い知識と優れた実践能力を持つソーシャルワーカー、あるいはソーシャルワーク・マインドを有した市民を養成し、さらにはそれらの養成に従事する人材を育てていくことを教育研究の目的とする。同時に、日本及び国際社会における社会福祉とソーシャルワークの発展と展開に貢献していくこと、そしてそれによって社会福祉学の理論と価値を国内外に広く浸透させていくことも目的として位置づける。

社会起業学科

 国際化や多様化が進む現代社会において、社会生活を総合的に捉える視点、地域社会の生活問題を連帯して解決できる自治能力、グローバルな水準の思考力や実践能力を身につけた人材の育成を目的とする。持続可能な福祉社会の実現に向けて、ローカル・ガバナンスに視点をおいた総合的アプローチに基づき、多元的・国際的に行動できる「市民力」の形成を目指し、「人間福祉」を核とする優れた社会起業能力の養成を行う。

人間科学科

 人間をこころ(スピリチュアリティ)と身体を持つ存在として理解し、社会の中で生きる人の問題を見出し、自己と人々の自己実現を支援するための価値・知識・技術の総体について教育することを目的とする。ここから得られた人間理解に基づき、専門職として人の自己実現やその支援に関わる実践家を育成し、さらに一般市民として地域社会の中でこころと身体の健康に貢献できる人材を育成することを重要なミッションとする。

めざす学生像

 地域社会や国際社会における「人間」とその生活環境としての「社会」、そしてその両者の「交互作用」の中で生じる福祉ニーズをはじめとする様々な生活課題を共感的に理解し、専門的な知識を基にソリューションを見出し具体的に提供できる人材、ならびに市民として地域及び国際社会の福祉向上に貢献する人材を育成することを目的とする。そのために豊かな「人への思いやり(compassion)」、柔軟で包括的な「幅広い視野(comprehensiveness)」、様々な社会福祉学的あるいは健康科学的な課題に対する「高度な問題解決能力(competence)」を持つ学生を育成することを目指す。