2018.05.17.
人間福祉学部・研究科開設10周年記念式典を挙行しました
人間福祉学部・研究科開設10周年記念式典を、2018年5月12日(土)に西宮上ケ原キャンパスG号館で挙行しました。
関西学院大学の社会福祉教育・研究は、1952年に設置された文学部社会事業学科から本格的に始まり、社会福祉士をはじめとする数多くのエキスパートを輩出してきました。人間福祉学部・研究科は、その伝統を継承し2008年に、関西学院のスクールモットー“Mastery for Service”を体現し、人間とその生活環境である社会を一体のものとして捉え、その交互作用の中で生ずる様々な課題の解決によって社会に資する人材の養成を目指し、開設されました。そして、このたび開設10周年の佳節を迎えました。
記念式典には、来賓、在学生・卒業生・修了生、教職員ら約160人が出席しました。村田 治 学長が「開設以来のべ2,000名を超える卒業生・修了生を輩出し、それぞれが社会の様々な場で活躍をしている。今日、グローバル化によって、『福祉』が国内にとどまらず、国境を越えた課題となっている。『世界市民』の育成を使命とする本学はSGUを通じて世界にどのような形で貢献できるかをまさに模索するなかで、人間福祉学部・研究科の果たす役割は非常に大きい」と式辞を述べました。
それに続いて、井手 英策 氏(慶應義塾大学経済学部教授)による基調講演「自由と可能性の王国 ~分断社会を終わらせるために~」が行われ、出席者は熱心に耳を傾けていました。
また、人間福祉学部・研究科の魅力を広く社会に発信することを目的に今回制作した「人間福祉学部・研究科開設10周年記念映像資料」の上映に続き、7名の卒業生・修了生が近況報告を行い、学生時代の経験や思い出、将来のビジョン、今後人間福祉学部・研究科に期待することなどについて発表しました。最後は大和 三重 人間福祉学部長の挨拶で閉会となりました。
記念式典後には、関西学院会館に会場を移して、記念祝賀会が盛大に開催されました。武田 建 氏(本学名誉教授・元学長・元理事長)と岡本 民夫 氏(同志社大学名誉教授)から挨拶が述べられたあと、食前の祈祷に続き芝野 松次郎 氏(本学名誉教授・初代人間福祉学部長)の乾杯をもって歓談に入りました。和やかな雰囲気のなか、出席者は人間福祉学部・研究科開設10周年を祝うとともに、旧交を温めていました。