2014.10.29.
深野淳也さん(社会起業学科2年生)がヒッチハイクとスケボーでアメリカを横断!

ヒッチハイク写真1

 深野淳也さん(社会起業学科2年生)は8月の1カ月間に、ヒッチハイクとスケボーだけで、アメリカ東海岸から西海岸まで横断を達成した。「行動すれば夢は叶う」と自己流のアメリカンドリームを実感している。

 出発地はニューヨーク。シカゴを経由し、ルート66を通って西海岸へ進み、ゴールのサンフランシスコを目指した。全行程4100㎞以上の長旅だ。所持金は100ドル。大半は野宿となった。

ヒッチハイク写真2

 ヒッチハイクは7時間で1台つかまえれば大成功。24時間粘ってもつかまらない日もあった。そんな時はポイント移動のため、ひらすらスケボーをこぐ。そんな姿に乗せてくれる車もあった。また中部は砂漠地帯が続く。脱水症状に陥り、アメリカの厳しさを痛感した。それでも「自分が失敗と思わない限り失敗じゃない」と前向きに考えた。
 ヒッチハイクの醍醐味は、多民族国家ならではの人種、宗教、職種などの多様性や価値観を吸収できること。南部ではメキシコ出身の出稼ぎトラック運転手らから「外国での生き方」を伝授され、西部ではレンタカーでアメリカ横断に挑むイタリア人と「挑戦する旅」のやりがいを語り合った。

深野くんアメリカ横断写真

 乗せてもらうからには、運転手に楽しんでもらう会話術も心掛けた。ミズーリ州では、イラク戦争を経験した米空軍のキャプテンパイロットと意気投合した。宿や食事をおごってもらい、「人生の成功は努力あるのみ」と人生訓まで教えられた。

 「音楽や日本アニメは世界共通だし、相手の趣味や関心事を考えて話していると、誰とでも会話が弾むコツが身についた」と自信を見せる。

 夢はアフリカを救う仕事に就くこと。「経験に勝るものはない。今後は欧州、アフリカ大陸、東アジアなどの横断で世界中を肌で感じ、夢実現の糧にしたい」と意欲を高める。

※アメリカではヒッチハイクを違法としている州があります。深野さんは合法な州のみでヒッチハイクをし、その他はスケボーで移動しました。