2017夏 農村フィールド調査 in マダガスカル

 栗田ゼミでは3年生の夏休みに発展途上国を訪れ、現地調査を行います。私たち5期生は世界で5番目に貧困である国マダガスカルに1ヶ月滞在しました。今回の調査では先輩の4期生が2014年にマダガスカルを訪れた際に収集した世帯を中心に調査を行い、その結果、17村4607人の調査データを収集することができました。
 私たちは2年生の春休みから研究テーマを定め、5つの班に分かれ準備をしてきました。事前準備としては開発経済学や計量経済学などの知識を身につけ、多くの論文を読み込み、現地でコミュニケーションをとるために必要な英語も勉強しました。そして各班で多くの時間と多くの話し合いを行い取り組んできました。話し合いは毎週のように深夜までおよび、意見がぶつかることもありましたが、マダガスカルのために自分たちができることは何かということを一番に考え内容を詰めていきました。
 実際の調査は想像とは違い、体力的にも精神的にも追いつめられる日々が続きました。しかし、調査に協力的な村の方たちや、元気いっぱいに走り回る子どもたちにたくさんの元気をもらい、全員で最後まで調査を終えることができました。また実際に現地に行き、自分の目でその状況を見るということの大切さを学びました。
帰国後は自分たちで収集した調査データと先輩達が集めた2014年の調査データを比較しながら各班分析を行いました。分析や政策提言の発案が順調にいかず、どの班も苦戦する日々が続きました。そんな時、心に浮かんだのは調査に協力してくださったPAPRIZの皆様やタナ大の学生、そして村の人たちでした。多くの方たちの支えがあって私たちは論文を執筆することができました。マダガスカルで出会うことのできた多くの方たちとの結びつきと感謝の思いをこれからも大事にしていきたいと思います。

栗田ゼミ5期生各調査班テーマ

■農業班『マダガスカル農村における稲作新技術の社会学習要因と情報の中心性』
■教育班『マダガスカル農村における教材配布のインパクト評価
~物的介入と情報介入の双方から見た政策介入効果~』
■健康班『マダガスカル農村における個人・家計へのショックに対する子どもの健康とリスクシェアリング』
■ジェンダー班『マダガスカル農村における夫婦間交渉力が子どもの健康に与える影響』
■ハピネス班『マダガスカルにおける多次元貧困指数を用いた脆弱性分析』

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Field Work in Madagascar Island