学生レポート_フェンシング部

[ 編集者:経済学部・経済学研究科       2017年2月13日   更新  ]
学生レポート

第11回 現役経済学部生からのメッセージ

フェンシング部

左から 藤本 彩さん(主務)、片桐 彬甫さん(主将)、鷹野 晴貴さん(副将)

【名前】 片桐 彬甫(カタギリ アキホ)
【入学年月】  2014年4月
【出身高校名】 札幌光星高校
【研究演習名】  野村 宗訓  教授
【所属団体】  体育会フェンシング部

【名前】 藤本 彩(フジモト アヤ)
【入学年月】  2014年4月
【出身高校名】 湘南白百合学園高校
【研究演習名】  上村 敏之  教授
【所属団体】  体育会フェンシング部

【名前】 鷹野 晴貴(タカノ ハルキ)
【入学年月】  2014年4月
【出身高校名】 山梨県北杜市立甲陵高校
【研究演習名】 無所属
【所属団体】  体育会フェンシング部
 

「一つの組織を考えることが自分を成長させてくれる」- 片桐 彬甫

 

今自分が打ち込んでいる活動は何ですか?

フェンシング部で主将を務めています。フェンシングは高校から始めました。(片桐)
フェンシング部でマネージャー兼主務を務めています。フェンシング経験はなく、初心者ですが、マネージャーとして入部しました。(藤本)
高校一年の時に始めたフェンシングです。現在は副将を務めています。(鷹野)

活動の成果・戦績・受賞歴

【団体】
第66回関西学生フェンシングリーグ戦エペリーグ
 男子エペ優勝、女子エペ優勝
第66回全日本学生フェンシング王座決定戦
 男子エペ3位、女子エペ3位
第66回関西学生フェンシング選手権大会
 男子エペ団体優勝

【個人】
第65回関西学生フェンシング選手権大会
 女子フルーレ個人 優勝 川島瑞月(2015年度人卒)
 女子エペ個人 優勝 渡辺優香(2015年度教卒)
第65回全日本学生フェンシング選手権大会
 女子エペ個人 3位 渡辺優香(2015年度教卒)
第66回関西学生フェンシング選手権大会
 男子エペ個人 3位 鷹野晴貴(経3)
 女子エペ個人 3位 田村佳奈恵(国1)

その活動について教えてください

 
フェンシング部

部活動の様子

現在40名弱いる全部員のうち実に9割以上が経験者であり、スポーツ推薦の入学を受け入れ始めたここ数年で部員数は急激に増加しました。その成果もあって、昨年度37年ぶりに男子の一部リーグ昇格を果たすことができました。普段から外部から練習にいらっしゃる方々を招いたり、参加したいという申し出を受けたりして、部内外の選手と剣を交えています。体力的、技術的な面はもちろん、フェンシングを通じて様々な方々とのコミュニケーションを重んじているということも我が体育会フェンシング部の特長といえます。(片桐)

主務の仕事は、簡単に言うと部のマネジメントです。主に渉内や渉外を担当し、部の運営が円滑に行われるよう、尽力しています。また、マネージャーとしても、選手が練習に打ち込むことができる環境づくりやサポートを行っています。また、私は創部初のマネージャーのため、今まで選手が主務を兼任していた状態とは違い、主務の仕事に専念することができます。そのため、今までと同じことをするのではなく、一歩先に進んだ主務としての役割を確立することも私の役目だと思っています。(藤本)

副将は、主に主将、主務を支える役割を担っています。チーム作りに全力で取り組むことも、主将、主務に事を丸投げして手を抜くこともできてしまうという意味では、一番自由な役回りだと考えています。後者のようにならないためには、自分が周囲に副将を任された意味、求められた結果以上のものを残していくことを常に意識していくことだと思います。(鷹野)

やりがいや面白さは何ですか?

フェンシング部

フェンシングの面白さはなんと言っても相手との駆け引きだと思います。様々なプレイスタイルの選手がおり、戦う距離や技のタイミングなど人それぞれです。その駆け引きや剣のやり取りの勝負が醍醐味であると思います。駆け引きに勝ち、点が取れたときは心地よい気分になります!幹部としてのやりがいは、この学生という社会に出る前に様々な経験を通して自己の成長につながることだと思います。自分のことだけではなく、一つの組織を考えることが、結局サイクルになって自分を成長させてくれるのかなと感じます。(片桐)

 マネージャーも主務も、陰で支える役です。選手のように試合でかっこよく活躍することも、主将のようにリーダーシップを発揮して全体を統率し引っ張っていくこともできませんが、私にしかできない方法で部を導いていくことはできると思っています。選手とはまた違った立場から部員たちを見守っている分、みんなが活躍している姿を見るときが一番やりがいを感じます。(藤本)

 フェンシングほど技や思考、試合展開に一般的な正解がない競技はないと思います。僕は幼い頃から高校に入るまでは剣道と居合道をやっていましたが、そこでは姿勢や剣筋の一つひとつに指導がありました。それに対しフェンシングは、構え方や同じ名称の技にも個人個人の特徴が現れる、スマートにでも泥臭くてもそれぞれの剣がある、というのが一番の面白さであると思います。(鷹野)

その経験からどのようなことを学びましたか?

フェンシング部

幹部になり学んだことは、人で成り立っている組織にどれだけ向き合えるかということです。フェンシング部は男女混合の部ですが、三つの種目で練習メニューも異なります。三種目×男女の計6グループに分かれて練習しています。グループごとに考え方も違えば、色も違います。それを一つにまとめ上げることが何よりも大変です。幹部が引っ張っていこうとしても難しい問題が多々あります。そうなると、やはり最初に述べたように部員一人ひとりと向き合うことが大切であり、色々な人間を受け入れ、全体を巻き込んでいくことが大切だと感じています。(片桐)

主務になり学んだことで一番大きなことは、自分で考え動くということです。1・2回生の時は、基本的に主務の先輩やOB・OGの方から言われた仕事をこなしており、同時にマネージャーとしての仕事を模索している状態でした。しかし学年が上がり主務になった今、今までやってきた仕事に加え、私にしかできない仕事は何なのか、どうすればチームがより良くなるか、ということも考え、実行しなければならなくなりました。現在もまだ学んでいる最中ですが、将来入ってくるであろう後輩マネージャーのためにも、仕事と役割を確立していきたいと思います。(藤本)

多様な戦術があるフェンシングを嗜むプレーヤーには、同様に多様な思考の持ち主がいます。フェンシングのことや、それ以外の日常の他愛もない会話の中でも様々な発見があります。これまでの活動で多くの人と出会う中で、自分自身の視野は確実に広がっていると感じています。(鷹野)

将来の夢は何ですか?

 
フェンシング部

将来なりたいことは絞り切れていませんが、人から目標とされる、尊敬されるような人物になりたいです。人からの評価を得たいというわけではなく、中途半端な人間や熱意のない人間は人から評価を受けないため、物事から逃げるばかりではなく、向き合い進めていくことなど、人間的に特化している部分を兼ね備えた人間になりたいです。人として充実した人間は周りにもいい影響を与えられると思います。(片桐)

いつまでも仕事を続け、刺激ややりがいのある日常を送ることです。もしも結婚し、家庭を持ったとしても、自分がやり切ったと達成感を味わうまで仕事を続けていたいです。(藤本)

暖かい家庭を築くことです。(鷹野)

関学経済学部を志す高校生へのメッセージをお願いします!

何でもいいので、一つ頑張れることを続けてほしいです。もちろん卒業単位は取らなければいけませんが、勉強、クラブ活動、サークル、アルバイトなど何でもいいので物事に打ち込み、それを通じて多くの経験をしてほしいです。経済学部は卒業後の選択肢が幅広いです。4年間で多くのことを経験すれば、多くの選択肢を持てると思うので、成長のチャンスを逃さず頑張ってほしいです。(片桐)

経済学は世の中の基盤となる学問です。つまり、様々な分野に応用が利くため、将来の選択肢が多いということです。また、関学は留学制度やダブルディグリー制度など、様々な制度があり、自分の選択肢を増やす機会をたくさん与えてくれます。しかし、そういったものは受け身の状態では活用できません。多くの物事に挑戦する姿勢を身につけるためにも、自分の視野を広げるためにも、ぜひ大学で熱中できるものを見つけ、たくさんの経験を積んでください。そして、卒業した時に充実した大学生活だったと思えるような学生生活を送ってください。関学では多くの経験ができます!頑張ってください!(藤本)

経済学部は、関西学院大学にある学部の中でも人数の多い学部の一つです。ここには様々な出会いがあり、あらゆる学びがあります。明確な目標をもって学習をする学生にとっても、まだ将来のビジョンが曖昧だという学生にとっても、それぞれのステップアップにつながる道であると思います。がんばれ高校生!(鷹野)

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