「途上国の子どもたちの笑顔を届けたい」~JICA関西で活動展示~
[ 編集者:経済学部・経済学研究科 2015年2月16日更新 ]
JICA関西で「子どもたちの笑顔」をテーマに展示を実施
2月13日より1ヶ月間、
JICA関西
にて、ゼミの活動展示が行われています。
テーマは「子どもたちの笑顔」。
栗田ゼミのゼミ生たちが実際に撮ってきた、ケニア、マダガスカル、カンボジアのたくさんの子どもたちの無邪気な笑顔の写真が多数展示されています。
以下、栗田ゼミ3期生 岡井友紀さんの、今回の展示に込めた思いをご紹介します。

途上国の子どもたちのために ~ 岡井 友紀 ~
現地調査での気づき

ケニアで現地の子どもとふれあう岡井さん
先輩方の代から続いている途上国での調査ですが、どの国も日本とは全く違う環境にあり、決して裕福ではありません。農村地域では、大半の家庭が電気や水道などのインフラ設備は整っておらず、学校に通えない子どももたくさんいて、「貧困」という現状を身を持って体験しました。
しかし、そのような環境で私たちは、現地の人たちからたくさんの笑顔をもらい、日本での「当たり前」を考え直す機会となりました。
調査で出会う全ての人が、心優しく私たちを受け入れてくれ、特に子どもたちは、希望に溢れたキラキラした目で、私たちに笑いかけてくれました。
テレビやネットのニュースでみる途上国の現状は、厳しい環境のもとで、職を求める人や、学校に行けず働く子どもの姿など、暗い場面を目にすることも多いと思いますが、現地では、そこからは想像出来ない、笑顔に溢れた、幸せなで輝かしい世界もたくさん広がっています。
「知ること・考えること」が第一歩
「貧困」や「途上国」という言葉から、私たちにできることと言えば、「ボランティア」という言葉がすぐに連想されると思いますが、その国へ行き、何か活動をすることだけが、ボランティアではないと、ゼミの活動を通して感じました。
まずはその国について知ること、その国について少しでも考えること、それらも「途上国の人たちの為にできること」の1つなのだと思います。
子どもたちの笑顔を見てほしい! ~展示の見どころと楽しみ方~
今回の展示では、私たちの活動を知ってもらう、途上国について知ってもらう、というよりは
たくさんの途上国の子どもたちの笑顔を見てもらい、幸せで微笑ましい、心がほっこりするような気持ちになってもらいたいです。
もしそこから、途上国について興味を持つきっかけになったり、そのような学問を学びたいと思うきっかけに少しでもなれば、それもまた嬉しいです。
今回の展示の中には、昨年度から始まり、皆さんにも募金のご協力をして頂いた、絵本活動「
Book for Children」
の報告もありますので、ご覧ください。
また、JICA関西の食堂では、今回の展示に合わせ、ケニア料理がメニューに加わっているので、そちらも是非食べてみて下さい。日本とは全く違う食文化を味わえると思います。
