遠山望美 そうだ、本を届けよう

[ 編集者:経済学部・経済学研究科      2013年5月1日   更新 ]

こんにちは、栗田ゼミ2期生の遠山望美です。私が所属する未来予想図委員では、ビックプロジェクトが進行中です。その話は後々するとして、まず未来予想図が出来る前のことをお話します。

募金活動

私たちの先輩(1期生)は、研究に協力していただいたベトナム農村の人々が無事に旧正月を迎えられるようにと募金活動に取り組みました。2期生は、「カンボジアの子どもたちの学びと笑顔のために」ということで、カンボジアの子どもたちに教科書を贈る取り組みを行いました(詳しくは、世界委員さおりんの記事を見てください)。どちらも関学生を中心とする地域の方々が、活動を理解し、協力してくださったおかげで、研究に協力していただいた人たちに感謝の気持ちを届けることが出来ました。ほんとうにありがとうございます。誰かのために一生懸命になるって楽しかったです。しかも、成果が形となってその誰かのもとへ行くんです。大学のただのゼミでこんな素敵な体験出来るだなんて、そりゃ栗田先生のおかげです。(きちくりた先生ですが)神様です!はい。

子どもたちに「本」を

でも・・・、1回きりの活動で終わるなんてもったいない!それに開発経済学を学ぶ一学生として、もっと“私たちに出来ること”があるのではないだろうか。現地を見たり、聴いたり、考えたり、感じたこと、それを学びだけでは終わらせず、周りに伝える、想いを届ける、そんな行動が出来たら、きっと世界にもっと愛と笑顔が増えるはず!「ゼミ」という集団を活かせば、より長期的により多くの人に対しての取り組みができるのでは?どうせならおっきいことしたいな!そんなこんなでビックプロジェクト、栗田ゼミにNPOを設立することとなりました!その具体的な取り組みは、もうタイトルで薄々気付いているかもしれませんが、世界の子どもたちに「本」を届けることです。

本ってすごくないですか?(ちょっと語らせて頂きますね)私たちはこれまで過ごしてきた中で多くの本と出会ってきましたよね。本を読むことで、楽しい気持ちになったり、悲しくなったり、元気になったり、わくわくしたり、やる気がでたり、それだけじゃなくて、新しい知識が増えたり、刺激を受けたり、自分の考えや視野が広がったり、深まったり、コミュニケーションツールとなったり、様々な魅力が詰まっていると思います。実際、栗田ゼミでもたくさん本を読みます。興味のない本も読まされました。なんでこんな本を・・・、と思いながら読んだこともありました。でも、読んでみると、新しい発見があったり、ヒトやモノに対する見方が変わったり、意外と面白いです。そんな気持ちでぜひいろんな本を手にとってみてください(ちなみに私は高橋歩さんの本が好きです)。

子どもたち

私たちは本を読むことで、多くのことを学び、考え、成長してきたのです。本は私たちの目であり、耳であり、私たち自身であるともいえるのではないでしょうか。ということは、本は、人の可能性を広げ、未来を変えるきっかけの1つになることができる。読んだ本の数だけ、あなたの世界が動く。そして、あなたが変わる、私が変わる、世界が変わる。

“そうだ、本を届けよう。”
まず今年は、夏にケニア、秋にカンボジアの子どもたちへ、学びや夢の詰まった本を作成して届けます。本だけでなくて、もっと笑顔で溢れるような+αの企画も考えています。わくわく!子どもたちの人生の1ページを1枚でも多く、よりカラフルにするために。未来予想図がどんどん描けてます!本の力を信じて。