前期:2021年5月31日(月)〜6月30日(水) 後期:2021年7月2日(金)〜8月6日(金)
【本学学生・教職員のみ入館可】企画展「バリ 布の万華鏡 ー布が伝える美のこころー」

展示概要

※新型コロナウイルス感染拡大状況を鑑み、関西学院大学西宮上ケ原キャンパスへの学外の方の入構が制限されておりますので、本学学生・教職員以外の方は入館できません。
 ご理解・ご協力くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 インドネシアの国家資格である「婚礼衣装美容着付師」の資格保有者である武居郁子氏のコレクションから、インドネシア バリ島の服飾文化を紹介する展覧会を開催します。インドネシアは世界最大のイスラム教国として知られていますが、バリ島は島民の九割がヒンドゥー教徒です。バリのヒンドゥー教は土着の文化と融合し、儀礼を重んじる特有の信仰の形を示しています。バリの人たちは、さまざまな伝統儀礼や通過儀礼、婚礼、葬儀とともに生き、そこでは 儀礼ごとに定められた伝統衣装を身に纏います。

 バリの伝統衣装は長方形の布を身体に巻き付け、装身具や頭飾布をつけるというものです。一枚の布は身体に巻き付けることで立体的な衣装へと変化します。また同じ布がその時々で肩掛けとして、あるいは胸に巻く布としてなどと色々な用途で用いられます。彩り豊かな布が変化しながら美を紡ぐ姿はさながら万華鏡のようです。こうした布の中には祖母から母へ、母から娘へと代々受け継がれてきた布や魔除けの布として神聖視される布のほか、着用者が生涯を共にする布もあります。バリ文化を表象する布の数々をご紹介します。

 本展覧会では、布、装飾品の展示に加え、トルソーに着付けた衣装としての布をご覧いただけます。

展覧会名
バリ 布の万華鏡 ー布が伝える美のこころー
会期
前期:2021年5月31日(月)〜6月30日(水) 後期:2021年7月2日(金)〜8月6日(金)
開館時間
午前9時30分〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
会場
関西学院大学博物館(時計台2階展示室)
休館日
日曜日、祝日、7月1日(木)(展示替えのため休館)
入館料
無料

見どころ

腰布 聖樹模様縫取織
金糸を織り込んだ縫取織の古布。模様はブンミンガンと呼ばれ、聖樹の幹と気根をモチーフにしたもの。

マディアスタイルの女性婚礼髪飾り
(バドゥン県デンパサール)
たくさんの簪を挿して花冠にかたどる。

図録のご案内

価格:¥1,000(税込)