2019年9月28日 (土)〜12月14日 (土)
関西学院の130年 1889-2019

展示概要

 関西学院大学の時計台は、長らく図書館として学生たちに親しまれてきましたが、創立125周年を記念して2014年9月28日(創立記念日)に新たに大学博物館として開館しました。開館以来、学院史編纂室所蔵資料を使って、125年に及ぶ関西学院の歴史を踏まえた展示や年2回の企画展を通して、関西学院大学の研究や教育の成果などさまざまな情報を発信してきました。
 1889(明治22)年に神戸の東郊原田村に神学部と普通学部の2学部で創立された関西学院は、その後、1929(昭和4)年に原田の森から現在の上ケ原にキャンパスを移して現在に至ります。本年2019年は関西学院創立130周年、上ケ原移転90周年、そして博物館の開館5周年と、節目の重なる年になりました。この節目の年にあたって、これまで常設、企画展で展示してきた学院の歴史を創立から現在までの大きな流れとして理解できるよう企画展「関西学院の130年」を開催することとしました。
 関西学院の130年の歴史は、日本の近代化の歴史とミッションスクールとしての独自の理念とが幾重にも重なりながら作り上げられてきました。とりわけ1912(明治45)年に提唱され、のちに学院全体のスクールモットーとなったMastery for Serviceの理念は、紆余曲折する日本近代を歩んできた関西学院の歩むべき道を示す光であるとともに、学院の歴史を理解する鍵でもあります。そうした学院の理念が日本近代の歴史とどのように関わり合いつつ、学院の歴史を刻んできたのかを今回の企画展を通して共有され、学院の歴史理解を深める基盤となることを願っています。
 これからも博物館では学院史編纂室とともに学院の歴史の情報発信につとめていきます。常設展と多様な企画展をとおして”時計台ミュージアム”の愛称で呼ばれるように、学生をはじめ、同窓や市民の皆さまに親しまれる博物館でありたいと願っています。

展覧会名
関西学院の130年 1889-2019
会期
2019年9月28日 (土)〜12月14日 (土)
会場
関西学院大学博物館(時計台2階展示室)
休館日
日曜日、祝日(但し10月14日(月)、11月3日(日)は開館)
入館料
無料
後援
西宮市

見どころ

南メソヂスト監督教会日本年会出席者(山二番館にて) 1888年

取り壊された時計台のエンブレム 1942年

図録のご案内

価格:¥1,000(税込)

お知らせ

【図録訂正表のお知らせ】
当館で現在開催中の「関西学院の130年 1889-2019」展の図録に誤りがありました。
内容を訂正し、お詫びいたします。

資料92と93の図版が入れ替わっています。


【開催記念講演会】
「関西学院創立130周年記念を迎えて」
講師:神田 健次 氏 (関西学院大学名誉教授)
日時:2019年11月3日(日)14:40-15:40
会場:関西学院会館2階レセプションホール
※申込不要・聴講無料