2009年10月19日(月)~12月18日(金)
原野コレクションII EX LIBRIS(蔵書票)―夢二から現代作家まで―

〈博物館開設準備室としての展示〉
関学大には、蔵書票の収集家として知られる原野賢吉氏より寄贈された1万点を超える蔵書票のコレクションがあり、原野コレクションのなかから選りすぐった大正から現代に至る蔵書票を紹介しました。
日本の蔵書票は、明治時代に西洋の影響を受けて愛好されるようになり、「日本蔵票会」「日本蔵書票協会」、そして現在の「日本書票協会」によって普及されてきました。本展では、それら協会によって発行された蔵書票集に加え、竹久夢二、棟方志功、川上澄生、武井武雄、池田満寿夫など大正から昭和に活躍した作家たちの蔵書票なども出品しました。
また、蔵書票の制作技法と日本のモチーフに焦点を当て、型染・孔版・合羽摺・篆刻・板目木版といった日本に多い技法で、日本の風景や四季・郷土玩具・寺院など日本独自のモチーフがあらわされた蔵書票、切り絵で作られた繊細な蔵書票や面白い切手型書票なども展示しました。
【開催記念講演会】
■題目:「型染の魅力について―実演とともに―」
■講師:松原秀子氏(型染作家)
■日時:2009年11月1日(日)13時~15時
■会場:西宮上ケ原キャンパス・関西学院会館「翼の間」

展覧会名
原野コレクションII EX LIBRIS(蔵書票)―夢二から現代作家まで―
会期
2009年10月19日(月)~12月18日(金)
会場
関西学院大学西宮上ケ原キャンパス 時計台2階展示室
入館料
無料

図録のご案内

完売