2011年10月24日(月)~12月17日(土)
戦後演劇の世界―大阪労演とその時代Ⅰ―

展示概要

〈博物館開設準備室としての展示〉
1949年に設立された大阪労演(大阪勤労者演劇協会)は、日本における演劇鑑賞運動の事実上の出発点であり、新劇を中心とする戦後演劇文化が関西において発展を遂げる上で中核的役割を果たしてきました。しかし、時代状況の変化のなかで運営に困難を来すようになり、2007年末を以て大阪労演は58年におよぶ歴史に終止符をうちました。
関西学院大学は大阪労演の解散に際し、同会所蔵の演劇関係資料の散逸を防ぐべく資料群を一括して受け入れ、博物館開設準備室でその整理・調査研究を進めて参りました。
本展覧会では60年近い大阪労演の歩みのうち、戦後演劇の黄金時代といわれる1950年代から60年代にかけての名舞台の一端を紹介するとともに、大阪労演と結びついて展開した関西の劇団や演劇サークルに光をあて、関西における戦後演劇運動の足跡をたどりました。
【開催記念講演会】
■題目:「戦後演劇と大阪労演」
■講師:高岡 裕之 関西学院大学文学部教授
■日時:11月5日(土)13時30分~15時
■場所:西宮上ケ原キャンパス 大学図書館ホール
■聴講無料

展覧会名
戦後演劇の世界―大阪労演とその時代Ⅰ―
会期
2011年10月24日(月)~12月17日(土)
会場
関西学院大学西宮上ケ原キャンパス 時計台2階展示室
入館料
無料

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関西学院大学博物館:0798-54-6054