イベントクローズアップ2025年度(2025/4~2026/3)
その時々の社会の動きやトピックニュースなどをテーマに選び、講師を広く学内外の学界や官公庁あるいは産業界に求め、シンポジウムや講演会、セミナーなど多くの企画を開催しています。
6月
●6/9<講演会>「グローバル化とキャリア形成~グローバル社会のリアルからキャリアの見つけ方を考えよう~」(産業研究所×JETRO大阪本部)報告
2025年6月9日(月)、日本貿易振興機構(ジェトロ)大阪本部長の庄 秀輝氏を講師にお迎えし、講演会「グローバル化とキャリア形成~グローバル社会のリアルからキャリアの見つけ方を考えよう~」を開催しました。
最初に、マクロ的視点から見たグローバル社会における日本の経済的な位置づけについてご説明いただき、続いて、グローバル経済が大きく変化する中での国際ビジネスの主要課題と、それに対する日本企業の対応について、最新データを用いて解説いただきました。また、2030年万博開催国であるサウジアラビアについて、近年急速に進む政治・経済・社会改革や、超大型プロジェクトがダイナミックに展開されていることから、注目すべき国であるとのご紹介もありました。
庄氏からは、「今や私たちの生活そのものが世界との関係の中にある。多くの日本企業が地政学リスクを踏まえたビジネス展開を行う中で、すでにその半数で高度外国人材が活躍している。日本企業に就職したとしても、真のライバルはもはや日本人だけではない。グローバルな感覚を養い、多様な経験を持つことがこれからの強みとなる。学生のうちにぜひ日本を出て、リアルの世界を五感で感じ、挑戦することで、世界に通用するバランス感覚を身につけて欲しい」と、力強いメッセージをいただきました。
■参加者:44名
<産研×JETRO大阪本部講演会>「グローバル化とキャリア形成~グローバル社会のリアルからキャリアの見つけ方を考えよう~」ポスターPDFファイル
●6/7<シンポジウム>「学術交流に関する基本協定締結記念シンポジウム」(産業研究所×大阪経済大学中小企業・経営研究所)報告
2025年6月7日(土)、大阪経済大学中小企業・経営研究所との学術交流に関する基本協定締結を記念し、大阪経済大学大隅キャンパスにて記念シンポジウムを開催しました。
冒頭では、大阪経済大学中小企業・経営研究所の吉野所長と、本学産業研究所の山口所長による研究所紹介が行われ、両研究所の歴史や特色、調査研究、情報発信などの実績が紹介されました。 続く研究発表では、両研究所が取り組む研究プロジェクトから2組ずつ報告があり、産業・経済・経営に関する最新トピックスや、実態調査に基づく分析、新たなイノベーションを生み出す構造理論とその実装について成果報告が行われ、活発な質疑応答が交わされました。
参加者からは、「多様な研究分野の報告が聞けて有意義だった」、「大学を跨いだ研究交流は学会とは違う良さがあった」、「今後の連携の幅がさらに広がる可能性を感じた」といった声が寄せられ、今後も産業・経済分野の多様な研究者と近い距離で意見交換できる場となり、そのシナジーが生まれることに期待が高まりました。
■参加者:23名
<産業研究所×大阪経済大学中小企業・経営研究所シンポジウム>「学術交流に関する基本協定締結記念シンポジウム」ポスターPDFファイル