「プロジェクト手話」とは
香港中文大学「手話言語学・ろう者学研究センター」、日本財団、Google、本センターによる共同プロジェクトです。ICTやAIを活用し、主に教育現場で使っていいただける手話学習教材の開発を目的としています。また、パソコンやスマートフォンがあれば、自宅でも気軽に手話学習ができます。 カメラに向かって学習者自身の手話を表現するとAIがそれを認識し、見本の手話表現と比較することができるというのが大きな特徴です。2021年9月にはプロジェクト第1弾となる「手話タウン」を発表し、2023年9月には第2弾となる「手話タウンハンドブック」を発表しました。
「手話タウンハンドブック」とは
2023年9月にリリースされた、手話の学習および手話の検索ができる手話学習アプリです。「キャンプ」「食べ物」「感情」など、シーン別に手話単語が収録されており、見本の手話動画を見ながら練習をすることができます。また、日本語や手話の検索も可能で、手話表現を知りたいときには、日本語を打てばそれに対応する手話が表示されます。反対に、手話に対応する日本語の意味が知りたいときには、自身の手話をカメラに向かって表現すると、それをAIが認識し、表現されたものと近いと判断された手話が画面に表示されます。この、両言語から検索ができるのが「手話タウンハンドブック」の大きな特徴です。 この「手話タウンハンドブック」は現在も更新中で、今後更に学習シーンを増やし、それに対する単語も収録していく予定です。また、現在、日本手話、香港手話、ヤンゴン手話(ミャンマーの一部で用いられている手話)を学ぶことができますが、学べる手話言語も今後増やしていく予定です。 いつでもどこでも手話学習ができる身近なアプリとしてお使いいただければ幸いです。
「手話タウンハンドブック」へは、以下よりアクセスください。
スマートフォン、タブレットではアプリのダウンロードも可能です。
◆「手話タウンハンドブック」正式版◆ 「手話タウンハンドブック」のページへ
日本財団 プレスリリース AIが手話を認識する無料手話検索・練習アプリ「手話タウンハンドブック」日本財団のページへ
「手話タウン」とは
2021年9月にリリースされた、手話が公用語の架空の町に出かけ、様々なシーンでアイテムを集めていく手話学習ゲームアプリです。お子様にも楽しんで学んでいただけるよう、画面に表示される日本語をシンプルにしています。パソコンやスマートフォンのカメラに向かって、見本の手話動画と同じ表現ができればアイテムゲット!そうでなければ見本動画と比較し繰り返しチャレンジできます。現在、①荷造り、②レストランでの注文、③ホテルの予約の3シーンで使う手話単語が学べます。また、手話を第一言語とするろう者の文化(ろう文化)についても理解を深めることができる情報が、ゲーム内にちりばめられています。現在、日本手話と香港手話を学ぶことができます。