教育事業

[編集者:手話言語研究センター      2024年4月1日 更新 ]

関西学院大学の手話授業科目

関西学院大学では、手話に関する授業科目が次のとおり開講されています。
授業科目の詳細については、 関西学院大学シラバスシステム でご確認いただけます。

手話言語学基礎(人間福祉学部開講科目)

2016年度より、3年生以上を対象に開講。人間福祉学部以外の学部の学生も履修可能。
手話言語学を専門的に学習していくための「入り口」として、手話言語の言語学的特徴およびその使用者に関する基礎的な知識の学習、
手話言語学周辺領域の概観を目的としています。
また日本手話と音声日本語を比較し、それぞれの特徴を理解することも重視しています。

手話言語学専門(人間福祉学部開講科目)

2016年度より、3年生以上を対象に開講。人間福祉学部以外の学部の学生も履修可能。
手話言語(主に日本手話)の言語学的な性質を学ぶことで、音声言語と手話言語にみられる普遍的な性質と、
空間を始めとして音声言語とは異なる表出手段を用いる手話言語独特の性質との両方があることを理解することを目的としています。

日本手話Ⅰ~Ⅳ(人間福祉学部開講科目)

人間福祉学部1、2年生対象の選択必修科目。
日本手話の習得を目的とした実技および、ろう者を取り巻く社会や文化事情を理解することを目的とした講義の授業が行われています。

日本手話初級Ⅰ、Ⅱ(言語教育研究センター提供全学開講科目)

言語教育研究センター提供の全学部の学生対象の授業科目。
音声日本語は使用せず、直接教授法の1つであるナチュラルアプロ―チを応用し日本手話を学びます(実技中心)。

日本財団助成による授業科目の開講(2023年度終了)

2023年度まで日本財団による助成を得て、次の科目を開講していました。
寄附講座207【手話の世界】(共通教育センター提供全学開講科目)
2020年度より、本学の全学生を対象とした全学科目として春学期に開講。
社会や言語の多様性についての知識を得て、聞こえる者とは異なる行動様式や価値観などをもつ、マイノリティとしてのろう者について理解すること、具体的には、教育、就労などろう者を取り巻く様々な社会環境をテーマとした講義および、ネイティブろう講師による日本手話の実技をとおして、ろう者や日本手話に対する興味・関心を高め、それらへの知識を獲得することを目的としています。