手話言語研究センターとは
[ 編集者:手話言語研究センター 2025年4月1日 更新 ]
関西学院大学手話言語研究センター(以下、本センター)は、手話言語やそれに関連する領域において科学的・学術的研究を行い、手話の言語としての位置づけを学術的に確立すること、および社会的な認知度を高めることを目的にしています。2015年に学内の特定研究プロジェクトとして設立され、翌年度より日本財団の助成を得て様々な事業を展開するに至っています。そして2023年4月より学長直属の常設研究機関として再スタートすることになりました。
研究分野は、以下の4領域から構成されています。
(1)音声言語と手話言語を主題とした学際的・領域横断的研究
(2)手話言語を主題とした言語学的研究
(3)手話言語教育を主題とし、手話言語の言語教育並びに手話言語—書記言語のバイリンガル教育に関わる研究
(4)手話言語を取り巻く社会文化、政策的な状況に関する学際的な研究
音声言語の研究で得られた研究成果の普遍性を表現様式の異なる手話言語の研究において検証することは、学術的のみならず社会的にも大きな意義があると考えます。そのためにも聴者・ろう者が協働し、手話言語をテーマとした各種研究の振興、手話通訳者と連携しての通訳スキルや環境整備の向上、手話言語教育の推進・充実、広く一般への啓発などを図ります。具体的には、学内に手話に関する科目(「手話言語学基礎」、「手話言語学専門」)を設置し、本学学生の手話言語に対する理解を深めるとともに、学外や社会的には、毎年度に手話言語に関する様々なトピックスを取り上げて、内外の研究者、実践者を講師にお招きし、広く一般向けに手話を考える機会を提供しています。また、ホームページ等を通して手話言語に関わる最新の情報を広く発信していくことも本センターの役割と認識しています。
手話言語研究センター 運営体制
センター長 松岡 克尚 (人間福祉学部教授)
センター副長 今西 祐介 (総合政策学部教授)
主任研究員 下谷 奈津子(特別任期制助教)
前川 和美 (特別任期制助教)
運営委員 柳井 健一 (法学部教授)
白波瀬 達也(人間福祉学部教授・学長補佐)
安藤 幸 (人間福祉学部准教授)
橋本 真紀 (教育学部教授)
大間知 潤子(理学部准教授)