在学生が語る「総政での学び」

[ 編集者:総合政策学部・総合政策研究科      2016年9月2日   更新  ]

歌房 沙織(Saori Utafusa)

2014年3月 総合政策学科卒業

(インタビュー内容は2014年3月現在のものです)

多角的領域から女性の社会進出を考える。

歌房 沙織

 日本では少子高齢化が進み、男女関係なく社会に出て働くことが当たり前になっています。その一方で「子どもができたら女性は仕事を辞め、子育てに専念するべき」という考え方も根強く残っています。また、保育所の不足が、出産で仕事を離れた女性の職場復帰を妨げるだけでなく、実際に現場で働く女性に過剰な負担をかけているという指摘もあります。

 私は女性の就労について、日本が世界的にみて必要なことは何かを卒業研究のテーマにしました。3年生の1年間、交換留学で行ったアメリカのカリフォルニア大学アーバイン校で学んだ「女性の社会進出と家族形成の関係」も含めて考察を進めています。

 総合政策学部の学びは多彩にわたります。私のテーマで言えば、女性が働くことによる経済的メリット、雇用制度、保育所設置の問題、人々の意識や家族の形態、女性の就労に積極的な企業の事例研究など、経済学、法学、社会学、経営学といった多角的分野からのアプローチが可能です。この学科ではさまざまな分野を専門とする先生方が教えてくださるので、一つの学問領域にとらわれない物の見方が身につくと感じています。