2018.01.30.
阪神・淡路大震災のデジタルデータ化 記憶の継承へ

阪神・淡路大震災から23年となる1月17日に神戸市中央区の東遊園地で開かれる追悼行事「1・17のつどい」。 つどいに先立ち、初めて被災者と接する学生にも震災への理解を深めてもらおうと、実行委員長の藤本真一さん(33)が9日、関西学院大学神戸三田キャンパスで特別講義を企画されました。


被害状況などを学んだ総合政策学部1、2年生6人は「行事に関わるからには、被災者の思いも大事にしないと」「震災が身近に起こり得ることを若い世代に伝えたい」と思いを述べました。

関西学院大学の学生有志が、つどいに参加した遺族ら来場者から震災に関わる写真や映像の提供を受け付けました。時間の経過や被災者の高齢化で資料が失われていく中、これまで表に出なかった資料をデジタルデータ化し、記憶の継承につなげる、との事です。

資料の提供は、実行委員会のホームページなどで呼び掛けがなされ、当日は用意されたスキャナーやパソコンで、来場者が持ち寄る被災時や追悼行事、家族などの写真・映像を取り込みました。また、動画の撮影や編集を学ぶメディア情報学科2年生が中心となり、会場を回って来場者へのインタビューも行われました。

(一部、記事より引用)

神戸新聞NEXT「震災記憶、デジタル化で継承へ 関学大生呼び掛け」2018/1/15付外部ページへのリンク