2017.09.13.
白山・吉野工芸の里の水車復活に総合政策学部生が貢献

総合政策学部が提供してきた総合政策課題研究A(白山麓実習)の履修生4名を含む7名が、8月30日~9月4日の5泊6日かけて吉野工芸の里内にある水車小屋の修復とジオパークのテーマでもある「いのちを育む水の旅」PRに取り組み、地元新聞社にも数多く取り上げていただきました。

白山ろくテーマパークにて

白山ろくテーマパークにて

水車作製の様子

水車作製の様子

特に水車小屋については、約20年前に器具の不具合で作動を停止して以来の復活。地元の方々の「復活した水車をみたい」という声が学生たちの実習の原動力となり今回の成果に繋がりました。
9月3日に吉野工芸の里で行われた「水車小屋復活祭」には、山田憲昭白山市長をはじめ吉野地区長、水車復活と学生の実習機会のご提供にご尽力をいただいた金沢庭材株式会社様、(本研究科リサーチ・コンソーシアム会員企業)これまで白山麓実習に関わってきた卒業生らも加わり、盛大に復活祭が行われました。
今後白山麓吉野地域の活性化に役立てるために、水車小屋を多目的に活用するアイデアを提案していく予定です。

水車完成

水車完成

すべて終わって関係者と

すべて終わって関係者と

このプログラムは、白山麓という現地に入り込み、①地域貢献型自主実習の実施を通して、自らフィールドワークを企画・立案・実施するための能力を身につけること、②地域の課題を解決するため、産官民学それぞれの関係機関と協議を重ねるプロセスを通じて、政策現場における総合的視点を身につけることなどを目的として進めてきています。白山麓実習では、これまで『絶滅危惧植物であるオキナグサの保護活動(石川県白山自然保護センターなどとの協働)』を行うなど、様々なボランティア活動を通して地元住民の方々との絆を深めてきました。公園センターでの地元産品を活用したソフトクリームの販売施行などは、こうした「絆」から生まれた取組のひとつです。現場に足を運んだ学生たちが、大好きになった白山麓とお世話になった人たちに少しでも恩返しをしたいとの熱意が伝わってきます。
総合政策学部では、白山麓のプログラムをはじめ、現場に飛び出す教育機会の提供を積極的に進めているところです。

活用策発表会

活用策発表会

関係者との記念撮影

関係者との記念撮影