2017.08.09.
大学生と高校生がともに学び合う5日間「高大連携科目:総合政策トピックスA」

総合政策学部では大学生と高校生が合宿形式で特定のテーマについて議論を深め、展開していく高大連携科目を提供しています。今年も8月1日~5日の5日間、神戸三田キャンパス、千刈キャンプ場を中心として高大連携科目「総合政策トピックスA(担当:村田俊一教授)を実施しました。

村田俊一教授による講義の様子

村田俊一教授による講義の様子

履修者は大学生12名、高校生6名(千里国際高等部3名、啓明学院高校3名)の18名。
授業は、
・「後発途上国における教育問題を援助政策としてどのように考えるべきか」
・「トランプアメリカ合衆国就任演説の分析」
・「キャリアと職業倫理」として実社会の複雑な利害関係のケーススタディ
など村田教授の専門領域から最近のトレンドテーマにもフォーカスをし、物事を多角的に考察する機会を履修者で持ち議論を深めてきました。

この「総合政策トピックスA」は主に国際公共政策の分野からケース・スタディを選択し、問題解決への関心、解決能力の基礎的な国際要素を身につけることを目的としています。そして「現場を知り」と「理論を持つ」、この二つを両輪としながら、「現場」での実情を「理論」を用いて検証し、その「理論」を「現場」で当てはめて進展や改善を考え、プロセスの形成も目指します。
宿泊場所である千刈キャンプ場では連日、大学生と高校生が議論を深めたり、Daily Reportの作成にあたったりし、深夜まで復習と翌日の予習に時間を費やしていました。また中日の8月3日は「現場を知る1日」として、神戸市「海外移住と文化の交流センター」とJICA関西を訪問し、国際貢献、途上国の現状、神戸市の国際的な取り組みについて理解を深めました。

総合政策学部はいち領域からのアプローチに留まらず、経済学、社会学、法学、工学、言語、文化、思想といった個別的学問領域を横断的かつ重層的に構造化した教育課程を編成して、”Think Globally. Act Locally.”をモットーとした総合的かつ専門的な教育活動を行ってきています。

最終プレゼンの様子①

最終プレゼンの様子①

最終プレゼンの様子②

最終プレゼンの様子②

履修者全員での集合写真

履修者全員での集合写真