2025.08.22.
客野尚志・総合政策学部教授の都市化と降水強度の関係に関する論文が、都市気候分野の国際学術誌Urban Climateに掲載されました
客野尚志・総合政策学部教授の、都市部における降水強度に都市化が与える影響に関する研究成果が、都市気候分野のトップジャーナルの一つであるUrban Climate誌2025年9月号に掲載されました。Urban Climate誌はインパクトファクターが6.9の高水準の学術誌です。
この研究では、首都圏、近畿圏、中部圏のそれぞれの都市圏を対象に、10年以上の夏の毎時の面的な降水量データを抽出し、さらに画像フィルタリングの手法により、前線性の降水や台風など大規模な気象現象の影響を取り除き、空間的に小規模な降水事象のみ抽出しました。そのうえでそれが都市化によりどのような影響を受けるのか、統計学の手法を用いて明らかにしたことに特徴があります。またこの手法を用いて、予測が難しいとされる空間的に小規模で顕著な大雨が発生する可能性がある地点を予測しました。
この研究成果は、極端な気象現象に伴う防災対策や、今後の環境配慮の都市計画立案への応用が期待されます。
雑誌名:Urban Climate
論文タイトル:Assessment of urban land use impacts on small-scale precipitation patterns during warm seasons: A case study of Japanese cities
著者:Takashi Kyakuno
DOI:
https://doi.org/10.1016/j.uclim.2025.102577