2025.03.18.
今西研究室がマサチューセッツ工科大学(MIT)大学院生と喜界島において共同研究を実施

今西研究室は、3月2〜6日に喜界島において消滅危機言語である奄美語喜界島方言(喜界語)のフィールド調査を行いました。学部生11名、大学院生1名が参加しました。
今回は上記メンバーに加えて、米国よりマサチューセッツ工科大学(MIT)言語・哲学科大学院生のクーパー・ロバーツさんが研究メンバーに加わり、今西教授と共同研究を行いました。
メンバーは喜界語の記録と分析を目的とし、主に形態・統語的側面から調査を実施しました。
さらに、今回の調査では喜界町教育委員会を訪問し、久保康治教育長、古園正樹指導主事と懇談を行いました。
喜界町の教育現場における喜界語継承活動の内容などについて教えて頂きました。
消滅危機言語に関する言語政策を考える上で大変貴重な知見を得ることができました。
お忙しい中調査にご協力頂いた方々には改めて感謝申し上げます。
また、フィールド調査に先立ち、今西教授と研究室メンバーの吉田航(学部4年生)さんは、3月1日に琉球大学で行われた「 第3回琉球諸語理論言語学研究会(ThARL3) 」において以下のタイトルで研究発表を行いました。
・今西祐介 “The right periphery of Kikai (Amami): Evidentiality and complementation”
・吉田航「九州北部方言の文末助詞におけるevidentialityについて」


