2023.12.04.
日本航空株式会社 平野志朋様をお招きし、学部講演会を開催しました

11月29日(水)、日本航空株式会社(JAL)総合政策センター調査研究部の平野志朋様を神戸三田キャンパスにお迎えし、航空業界に関心のある学生(全学部、全学年)に向けた講演会を開催しました。平野様には、昨年の5月31日に、学生との交流の機会を持っていただきましたが、今回はJALによる初めての講演会ということになります。

「日本航空の現状と新たな挑戦」という講演題目の下で、まず、JALグループの基本情報、そしてコロナ禍におけるJALグループの取り組みについて、詳細なご説明がありました。次に、成長に向けた価値創造ストーリー「JAL Vision 2030」について、特に、持続可能な航空輸送の実現に向けたさまざまな取り組みを中心に、豊富な写真を交えたご紹介がありました。その中では、羽田-ドーハ線や札幌丘珠-根室中標津線の新規開設に代表される「航空ネットワークの拡大」、マーケットに応じた「3つのLCCによる機動的な事業展開」、あるいは、物流2024年問題対策として、来年4月から東京(成田・羽田)-北九州間や東京-新千歳間等で1日21便を運航予定の「ヤマト運輸株式会社との小型貨物機事業」をはじめ、JALの新たな挑戦についてお話しがありました。学生にとっては、教科書では得難い知識や情報を聞くことができ、これまでの学びをさらに深める大変貴重な機会となりました。

約1時間にわたる講演後には、学部学年を問わず、多くの質問が寄せられました。JALとは、2020年10月に連携協定を締結していることから、引き続き、JALによる講演会を開催する予定です。同日には、総合政策センター産学連携部の原田部長もご来学され、今後の連携強化に向けて、学部長と懇談の機会を持たれました。

なお、同講演会は総合政策学部の松本秀暢教授が企画し、同学部講演会として開催しました。