2023.09.15.
松本秀暢教授のゼミが南紀白浜空港でフィールドワークを実施し、南紀白浜エアポートの岡田信一郎社長に対して政策提言を行いました

9月11日、航空輸送を専門とする松本秀暢教授(都市政策学科)とゼミ生24名が、和歌山県南部の空の玄関口である南紀白浜空港を訪問し、フィールドワークを実施しました。南紀白浜空港は2019年に民営化され、現在は「空港型地方創生」をコンセプトに掲げて、交流人口の拡大や地域経済の活性化に取り組んでいます。同空港は、「空港DX」を推進していることでも有名であり、さらには、人工知能(AI)を活用したユニークな滑走路点検の提案に対して、2022年に国土交通大臣賞を受賞するなど、今まさに“旬”の空港です。

普段は、キャンパスで座学やディスカッションを中心にゼミ活動を行っていますが、メディアにも頻繁に登場されている株式会社南紀白浜エアポートの岡田信一郎代表取締役社長のご厚意により、この日は臨場感溢れる地方空港を見学する貴重な機会となりました。まず、地域密着型の南紀白浜空港と同空港を拠点とした地方創生のさまざまな施策について、岡田社長が約1時間にわたってご説明下さりました。次に、岡田社長を前に、ゼミ生がこれまで取り組んできた「南紀白浜空港の活性化に向けた政策提言」について発表を行い、岡田社長から多くの有益なコメントやアドバイスをいただきました。その後、岡田社長のご案内の下で、2021年に完成した国際線ターミナルをはじめ、本来であれば立ち入ることのできない空港施設を見学させていただきました。

フィールドワーク終了後には、ゼミ生はビーチに繰り出し、白浜らしい真夏の太陽が降り注ぐ青空の下で、リゾート地ならではの海や温泉を存分に楽しみ、ワーケーションの聖地でもある白浜町の「おもてなしの精神」を肌で体感することができました。

現地に足を運ぶフィールドワークを重視する総合政策学部のポリシーを実践することによって、ゼミ生は教科書では得難い体験をし、これまでの学びをさらに深める大変有意義な機会となりました。このような地域の方々からのご協力に感謝しながら、これからの学びを一層高めていきたいと思います。