2022.12.22.
第27期 ISFJ日本学生政策会議で総合政策学部躍進!亀田ゼミが2位、西立野ゼミが3位を受賞しました

12月10日、11日に行われたISFJ日本学生政策会議で、亀田 啓悟教授のゼミの3年生が優秀政策提言賞(2位相当)を受賞し、西立野 修平教授のゼミ生は優秀賞(3位相当)を受賞しました。この大会は国内における学生政策コンテストの最高峰とも言える大会で、ISFJ2022(第27期)には 101チームが参加。そのうち上位5チームに関西学院大学総合政策学部から2チームが入賞しました。

ISFJ日本政策学生会議は、「学生の政策提言による望ましい社会の実現」を理念とする学生シンクタンクです。日本の未来を考える志高い学生たちの政策立案の支援と、政策の実現に向けた発表の機会を提供しています。学生が政策提言を行うにあたり、時間をかけて勉強会や中間発表会を通して、産官学それぞれの領域の専門家と議論を行い、内容をブラッシュアップさせて12月に行われる政策フォーラムにて政策提言論文の発表を行います。
 

■亀田ゼミ:優秀政策提言賞 受賞

【タイトル】 「グリーンボンドを促進させるための諸政策の検討」
【メンバー】 島内拓杜、山本大輝、田浦侑斗
(3名)
【コメント】 <代表:島内拓杜さん>
 4月からISFJの発表まではとにかく勉強漬けの日々でした。ISFJの2日目は上位2班のみ発表することができます。この舞台を目指して必死に取り組んできましたが、1日目の発表ではあまり手ごたえを感じず、上位賞の獲得をあきらめていました。そのため、2日目に発表できると聞いた時は思わずガッツポーズしてしまいました。最優秀賞を取れなかったという悔しい思いもありますが、この受賞を含め、1年間を通して貴重な経験をさせていただきました。 また、この賞を受賞できたのは、私たちの力だけでなく、亀田先生や先輩方がサポートしてくれたおかげです。本当にありがとうございました。

 

■西立野ゼミ:優秀賞 受賞


【タイトル】 「日本のインフラ輸出と政府開発援助の戦略的活用」
【メンバー】 柳内真子、須藤帆南、前田ひより、井嶋芽衣、吉川貴哉、森健吾(留学のため不参加)
(6名)
【コメント】
<吉川貴哉さん>
 研究内容の現状をインプットし、Stataを使ったデータ分析を通じて政策を提言する一連は、論文作成だけでなく今後社会に出ても役立つスキルだと感じました。一緒に頑張ってきた仲間と賞を取る事ができ心から嬉しく思います。

<須藤帆南さん>
 私は4月からの8か月を通して、一つのことに対して忍耐強く突き詰めて考えることの重要性を学ぶことができました。研究の初めは、先行研究や現状分析では調べることで精いっぱいで、ここからどのようにこの論文が進んでいくのか全く検討がつかなかったり、データ分析では膨大なデータに圧倒されたりしました。しかし、困難にぶつかりながらもそれぞれのプロセスを丁寧に時間をかけて行うことによって、政策提言の段階では、仲間と深い議論を行いこれまでの現状分析やデータ分析の結果を踏まえた政策を提言することができました。1本の論文を執筆することは忍耐力が非常に大切であると実感したと同時に、途中であきらめずに向き合ってきたからこそ、満足のいく論文を執筆することができたと考えています。
また、論文執筆を通じてチームワークの重要性も学ぶことができました。今回共に論文を執筆したゼミの仲間は、様々な考え方を持っており、お互いに尊重しあいながら一つの方向性を定めていくことが非常に難しかったです。しかし、お互いに意見を尊重しあうことで、論文をよりブラッシュアップすることにつながったと考えています。また、チームで論文を執筆するために、それぞれの強みを生かして研究を分担して行いました。それぞれの得意な分野・不得意な分野を補い合いながら全員で1本の論文を執筆する環境を作ってくれたゼミの仲間に感謝しています。大学の研究を通して、研究内容はもちろん、忍耐力や仲間とのチームワークなど、社会に出ても必要な能力を学ぶことができ、このような貴重な経験ができたことに非常に感謝しています。

<井嶋芽衣さん>
 4月にこのゼミに入り、ほとんどゼロの知識から始まりました。研究をしていく中で何度も苦難に直面し、心が折れそうになる事も多々ありました。このような時に一番の支えになったのは一緒に戦ってくれたメンバーです。一人ひとりの個性が強いこのメンバーであるからこそ私たちは成り立っていて、私の心強い味方になってくれました。また西立野先生の丁寧なご指導、サポートが私たちの心の支えになり、しんどいこともありましたが、今ではこのゼミで良かったと強く感じています。

<前田ひよりさん>
 4月から約8か月にわたり論文を執筆するなかで、多くの困難がありましたが、最終的にWEST、ISFJの両方で賞を頂くことができ非常に嬉しく思います。個人的には、初めての挑戦である定量分析を担当することになり、当初は不安でいっぱいでした。ただ、先生の丁寧なサポートを受けながらも、統計学やStataから逃げ出さずに向き合い続けたという経験が私にとって大きな力になったと思います。また、こうして仲間と共に論文を完成させられたこと自体が私にとって大きな自信となりました。

<柳内 真子さん>
 オンライン授業から始まった大学生活で、とりあえず無難に単位をとって卒業することが当時は目標でした。しかし、やはりそんな中でも何か一つ「私の大学生活は充実していたぞ」という証拠を残したく、あえて忙しいと言われるゼミに入ったことがきっかけでしたが、その時の私の判断は正解だったと今思います。3年生の4月から、1つの論文を執筆するためにみんなで必死に英語の文献を読んだり使ったことのない統計ソフトを使用して分析したり、時にはみんな睡眠時間が4時間の日もあったりと、体力的にも精神的にもボロボロになりながら一生懸命やってきたのですが、それらの何一つ無駄になっているものはなく、知識の幅はもの凄く広がったし、人間的にも成長できたと感じています。どれだけつらくても誰一人投げ出さず、一人一人が小さなことでも全力で取り組んだこのゼミでの経験は私にとってかけがえのない青春です。本当にこのゼミを選んで、頑張ってきてよかったと実感しています。

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  ISFJ日本政策学生会議 - Inter-university Seminar for the Future of Japan.