総合政策研究科のディプロマ・ポリシー【2021年度以降入学者】

[ 編集者:総合政策学部・総合政策研究科       2021年2月19日   更新  ]

総合政策研究科では、在学中に、本研究科の理念である「自然と人間の共生、人間と人間の共生」への理解を深め、各自の専門領域において必要となる能力を身に着けるとともに、異なる専門領域についても幅広い学びを探求し、それらの学びを高度な次元で結合し、研究論文という形で取りまとめる力を培います。

修士学位は、課程の修了要件を満たし、修士論文の審査に合格した学生に授与されます。修了要件を満たすためには、所定の期間以上在籍し、所定の単位を修得することに加え、リサーチ・コンソーシアム及びリサーチ・フェアでの発表と、外国語(英語)学力の認定が求められます。修了要件にてらして、政策策定や政策評価に必要な専門知識、研究成果や研究内容を発表するためのプレゼンテーション能力、国際社会で専門家として活躍しうる語学力の習得状況を確認します。これらの能力や技能を総合的に判断するために、執筆された修士論文について公聴会、口頭試問および審査委員会を実施し、さらに研究科委員会での合否判定を経て学位が授与されます。修士論文の審査では、明確な根拠にもとづいたうえで新規性のある結論を提示する能力とともに、自身の研究が異なる専門領域との関連においてどのように位置づけられているかを説明する能力が身に着いているかどうかを確認します。

博士学位は、博士論文の審査に合格した学生に授与されます。諸政策の融合領域における研究課題の発見、企画、推進能力を修得し、国際的に通用する自立した研究者あるいは専門的実務家として認められることが、学位授与の前提となります。博士論文の審査を受けるためには、諸学会等での研究報告、審査付学術論文(あるいはそれに相当する著作)の公刊、博士論文概要審査での合格が求められます。これらの過程を経ることで、研究成果や研究内容を発表するためのプレゼンテーション能力が身に着いているか、自らの研究テーマについて専門家として十分なレベルに達しているかどうかを判断します。以上のような段階的審査過程を経て、最後は完成した博士論文について、公聴会、口頭試問および審査委員会を実施し、さらに研究科委員会での合否判定を経て学位が授与されます。博士論文の審査では、自身の専門分野において優れた研究業績を発表できる能力とともに、自身の研究を異なる専門領域との関連においてどのように位置づけるかを説明するための幅広い知識と柔軟な思考力が身に着いているかどうかを確認します。