[ 国際学部 ]連続講演会 講演録(2010年度)

第12回 駐日パキスタン大使講演

2010年11月29日

駐日パキスタン大使

駐日パキスタン大使

ヌール・ムハマド・ジャドマニ駐日パキスタン・イスラム共和国大使を講師に迎え、国際学部開設記念連続講演会第12回を11月29日(月)に開催しました。学生ら約60名の参加がありました。(司会:国際学部 鷲尾友春教授)

講演は「Pakistan and Japan Relation - the past and future」というテーマどおり、パキスタンと日本の関係を中心に進められました。

講演後の質疑応答の時間には、パキスタンの政情、イスラム教、女性の社会進出、経済・貿易など多岐にわたる質問が寄せられました。大使はすべての質問に真摯に答えられ、講演会は終始穏やかな雰囲気でした。

第11回 前駐タイ王国特命全権大使講演

2010年11月25日

前駐タイ王国特命全権大使

前駐タイ王国特命全権大使

小町恭士前駐タイ王国特命全権大使を講師に迎え、国際学部開設記念連続講演会第11回を11月25日(木)に開催しました。学生ら約70名の参加がありました。(司会:国際学部 伊藤正一教授・学部長)

「これからの世界はどうなるか」と題した講演で、小町氏は日本の国際競争力が弱まっていることについて、冷戦後の世界の変化にうまく対応できなかったこと、また、外国から学ぼうとする姿勢が弱くなったことが一因であるとの考えを示され、変化に対応する気概を持つこと、海外に出て学ぶことの重要性を訴えられました。

また、日本の今後の世界での役割について、従来のODAのようなハード支援ではなく、Social Safety Net、環境問題などの課題を先に経験した「課題先進国」として、これまでの問題や経験を他国と共有することが重要であるとの考えを述べられました。

第10回 アメリカ総領事講演

2010年10月26日

アメリカ総領事

アメリカ総領事

エドワード・ドン駐大阪・神戸アメリカ総領事を講師に迎え、国際学部開設記念連続講演会第10回を10月26日(火)に開催しました。学生ら約70名の参加がありました。(司会:国際学部 鷲尾 友春教授)

「A Case Study in Visions Through Different Lenses: China as Viewed from the U.S. and the U.S. as Viewed from China」と題し英語で行われた講演では、アメリカから見た中国、中国から見たアメリカについて写真とキーワードを使いながら話をされました。講演後は、国際学部教員からの質問や来場者からの質問に答えられました。

第9回 鳩山前首相講演

2010年10月18日

鳩山前首相

鳩山前首相

鳩山由紀夫前首相を講師に迎え、国際学部開設記念連続講演会第9回を10月18日(月)に開催しました。学生ら約460名の参加がありました。(司会:国際学部 鷲尾友春教授)

「今こそ、官を開け、国を開け」と題した講演では、氏の政治信条である「友愛」について語られたほか、東アジア共同体について説明し、日本を開かれた国にしていくことが大切であるとの考えを述べられました。
また、講演後には、代表学生からの消費税や子ども手当等に関する質問に答えられました。

今回の講演会では、講演会場に入りきれない学生も多く出ましたが、氏は講演会前後にキャンパスを歩かれ、積極的に学生と握手を交わし、写真撮影にも応じられました。

第8回 財務省国際局長講演

2010年10月15日

財務省国際局長

財務省国際局長

国際学部開設記念連続講演会第8回目の講師として中尾武彦財務省国際局長を迎え、「グローバル金融危機と新しい国際金融秩序」をテーマに10月15日に西宮上ケ原キャンパス関西学院会館光の間で講演会を開催しました。学生・一般市民ら約125名の参加がありました。(司会:国際学部 鷲尾友春教授)

中尾氏は、現在の円高について「行き過ぎである」との意見を述べられた一方で、「為替が強くなるのは経済の強さを表していることから歓迎すべきことでもある」との考えを示しました。また、自身の海外生活の体験からのエピソードなども披露されました。

講演後は、学生4名とのディスカッションに参加し、学生からの質問に答えられました。

第7回 国際協力機構JICA理事 黒田篤郎氏講演

2010年10月13日

JICA理事

JICA理事

黒田篤郎氏(国際協力機構JICA理事・前経済産業省通商政策局通商交渉官)を講師に迎え、国際学部連続講演会第7回(主催:産業研究所)を10月13日(水)に開催しました。学生ら約100名の参加がありました。(司会:国際学部 鷲尾友春教授)

講演のテーマは、「東アジア経済統合・経済協力と日本のビジネスチャンス ―ポスト・クライシスの日本の国際援助―」。東アジアでは島嶼の領有権や資源問題など難しい問題を抱えており、一方で、近隣諸国の急速な経済発展により、日本の工業力・技術力の優位性は崩れつつあります。アジアで日本が産業国家として持続的な発展を進めるために、戦略として経済協力のあり方について分かりやすく講演いただきました。

第6回 三井物産特別顧問 上島重二氏が講演

2010年10月7日

三井物産特別顧問

三井物産特別顧問

国際学部開設記念連続講演会第6回目(経済学部・商学部との共同開催)の講師として上島重二三井物産特別顧問(三井物産前会長)を迎え、「成長するアジアの中の日本―激動する世界経済の潮流の中でー」をテーマに10月7日に西宮上ケ原キャンパスG号館で講演会を開催しました。学生・一般市民ら約250名の参加がありました。(司会:国際学部 鷲尾友春教授)

上島氏は世界経済の現状、世界市場の変遷、中国の急成長などについて講演されたほか、講演後の学生とのディスカッションの中で、これから求められる人材について「自分で考えて行動できる人、チャレンジする人」とご自身の考えを述べられました。

第5回 経済産業省通商政策局長講演

2010年7月2日

経済産業省通商政策局長

経済産業省通商政策局長

国際学部は、7月2日岡田経済産業省通商政策局長を講師に迎えて「FTA(自由貿易協定)競争の時代-日本はどう生き抜くべきか」をテーマに西宮上ケ原キャンパスG号館で講演会を開きました。国際学部開設を記念した連続講演会の第5回目(経済学部との共同開催)。講演会には、国際学部の学生や一般市民ら約250名が参加。(司会:国際学部 鷲尾友春教授)

岡田局長は世界の自由貿易化の歴史、FTAの効果、今年度議長国であるAPEC等について説明されたほか、ロビイングの実態や通商交渉、交渉力についても話されました。

また、国際学部、経済学部、経営戦略研究科の3教授とのパネルディスカッションも行われました。

第4回 駐日ニュージーランド大使が講演

2010年6月24日

駐日ニュージーランド大使

駐日ニュージーランド大使

国際学部は、6月24日イアン・ケネディ駐日ニュージーランド大使を講師に迎えて「New Zealand: Country of Spirit」をテーマに西宮上ケ原キャンパス図書館ホールで講演会を開きました。国際学部開設を記念した連続講演会の第4回目。講演会には、国際学部の学生や一般市民ら約100名が参加。(司会:国際学部 鷲尾友春教授)

ケネディ大使はDVDなどを通してニュージーランドを紹介してくださったほか、ニュージーランドと日本との貿易関係などについてお話されました。

また、ニュージーランドへの留学経験を持つ国際学部の学生ら3名との英語によるパネルディスカッションも行われました。

第3回 香港経済貿易代表部代表講演

2010年6月8日

香港経済貿易代表部代表

香港経済貿易代表部代表

国際学部は、6月8日アルバート・タン香港経済貿易代表部代表を講師に迎えて「What it takes to become Asia’s World City – Hong Kong’s experience」をテーマに西宮上ケ原キャンパスG号館で講演会を開きました。国際学部開設を記念した連続講演会の第3回目(産業研究所との共同開催)。講演会には、国際学部の学生や一般市民ら約50名が参加。(司会:国際学部 伊藤正一教授・学部長)

タン代表は香港の政治経済の特徴や日本との関係について講演した後、香港という都市の魅力について、クイズなども交えながら紹介してくださいました。

第2回 水戸徳川宗家十五代当主講演

2010年5月27日

水戸徳川宗家十五代当主が講演

水戸徳川宗家十五代当主が講演

国際学部は各界の第一線で活躍している人を講師に招き、連続講演会を開催しています。第2回目となる5月27日には、水戸徳川宗家十五代当主で、徳川十五代将軍、慶喜のひ孫でもある徳川斉正氏が登壇され、まず父親の名前が水戸黄門として知られる徳川光圀から来ていることを紹介。慶喜について「幼くして母親と引き離されて育った将軍慶喜も、母親とは何通もの手紙のやりとりをしていた記録がある。江戸時代の人も今と同様、家族や兄弟など、血のつながりを大切にしていた」などと話され、約130人の学生らが熱心に聞き入りました。

国際学部は今後もさまざまなゲストを招き、講演会を実施していく予定です。(司会:国際学部 伊藤正一教授・学部長)

第1回 駐日カナダ大使講演

2010年4月22日

駐日カナダ大使

駐日カナダ大使

国際学部は、4月22日ジョナサン・フリード駐日カナダ大使を講師に迎えて「カナダと日本の新たなパートナーシップ」をテーマに西宮上ケ原キャンパスB号館で講演会を開きました。国際学部開設を記念した連続講演会の第1回目。講演会には、国際学部の学生や一般市民ら約100名が参加。

フリード駐日カナダ大使は「日本とカナダは民主主義の進んだ国であり、ともに核の不拡散など、世界の平和維持のためにも大きな役割を果たしている。経済や安全保障面でも協力を深めることで、国際社会において重要な役割を果たしていきたい」と述べられました。また、学生には「カナダには大学がたくさんあり、そこでは世界中の若者が学んでいる。みなさんもチャンスがあったらぜひカナダへ来て学んでほしい」と話されました。

伊藤正一・国際学部長は「学生は非常に熱心に聞き入っていた。世界で活躍する方からの話は刺激になったと思う。今後も講演会を通して国際的な視野を育ててほしい」と話している。