国際学部の特色 School Features

[ 編集者:国際学部・国際学研究科       2017年4月19日   更新  ]

国際性と豊かな人間性を兼ね備えた世界市民の育成へ。

国際性と豊かな人間性を兼ね備えた世界市民の育成へ。

社会のグローバル化がますます速度を増す今、ビジネス界をはじめあらゆる分野で国際性と豊かな人間性を兼ね備えた人材が求められています。では、これから世界で活躍したいと願うあなたが身につけておくべき力とは、どのようなものでしょうか。国際学部は下記のように考えます。

国際学部の3つの特色

言語教育

質量ともに充実したカリキュラム

言語教育

国際学部では、第1外国語として英語、中国語、朝鮮語の中から1言語を選択し、第2外国語は6言語の中から1言語をそれぞれ選択して学習します。授業では「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランスよく学習。特に第1外国語は1年生から4年生まですべての学年で授業を開講します。3年生までは週4コマという学習形態で、集中的に外国語のリテラシーを習得します。

「世界共通語」である英語・中国語、そして朝鮮語のリテラシー

インターネット上の主要言語

高度情報化と国際化が社会に浸透する今後は、「世界共通語」となっている英語、中国語のリテラシー(言語運用能力)が欠かせません。例えば海外企業とビジネスを行う場合、意思の疎通に英語や中国語が使われるケースが多くあります。インターネット上でも、英語と中国語の情報が圧倒的に多いのが実情です。また、今後は東アジア圏内でもビジネスと文化の交流がより一層進むはず。朝鮮語の活用ニーズもより高まると予想されます。

国際交流&留学プログラム

120余年の伝統がつなぐ海外ネットワーク

学術交流ネットワーク

国際学部の学生は、短期留学(約1ヶ月)、中期留学(約3~6ヶ月)、長期留学(約6ヶ月~1年)のいずれかに参加します。短期留学と中期留学は、集中的な語学学習により、外国語のリテラシーを向上させるとともに、留学先の人々との交流を通して異文化間理解を深めます。長期留学は海外の大学で専門知識を深め、自らの文化や価値観の再認識を図ります。

異なる価値観を受け入れる多文化共生能力

多文化共生能力

多文化共生とは、国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的な違いを認めあい、対等な関係を築いて生きることを指します。今後は海外、国内という境目が薄れ、多様な文化が入り交じる社会になるでしょう。そこでは文化や言語はもちろん、社会構成や政治のしくみ、経済・経営のシステムなどについて、多様な違いを受け入れ、理解することが求められます。そのためには相手の文化に関する知識を広げ、ものごとをさまざまな側面から捉える能力が重要になります。

2コース・3領域の幅広い学び

世界情勢を幅広い視点から捉えられる総合力を育む

2コース・3領域

国際学部では、人や経済の交流で日本と密接な関係を持つ、北米とアジア地域について、「文化・言語」「社会・ガバナンス」「経済・経営」の3つの学問領域からアプローチ。
さらに日本や世界のほかの地域の各学問領域を学ぶことで、地域ごとの歴史的・同時代的考察を促します。複数の領域から学際的に日本や世界の理解を深め、同時に北米やアジア地域に関する学びを深めます。

激動の北米経済・拡大するアジアパワーへの理解

北米経済・アジアパワー

世界最大の消費市場である北米地域で起きた2007年のサブプライムローン問題、それに続く2008年のリーマンショックは、世界的な金融危機を引き起こしました。そしてこれに呼応するように、中国の存在感が世界経済のなかで高まっています。この2つの地域をはじめ、現代の世界は複数の社会、文化、政治や経済などが互いに影響を与えながら成り立っているのです。この世界全体の動きを見渡すためには、柔軟で幅広い視野に立った国際性を身につけることが必要です。

Student's voice

国際学部の学びが自分の可能性を広げてくれた。

松本 裕子さん

国際学部の特徴は「卒業までに必ず1度は留学ができる」ことです。また、英語で専門分野を学ぶ授業も多く開講され、日々英語の力を伸ばせる環境であることも、英語が好きで海外に興味を持っていた私にとって、とても魅力的でした。

 1年生は英語のほかにフランス語も履修。この授業を通して英語の中にフランス語の影響を受けている部分があることを知りました。また、語学ばかり集中していた私に経済学の面白さを教えてくれた授業が「経済学基礎」でした。文字通り経済学の入門編にあたる内容でしたが、これまで知らなかったことを覚える楽しさを感じました。そして2年生の春学期には、カナダのマウント・アリソン大学に留学しました。現地で印象に残っていることは与えられたテーマについて自分たちで調べて発表し、その後にクラスメートと賛成・反対にわかれて討論するという授業です。限られた時間内でいかに情報を分かりやすく伝えることが大事であるかを知るとともに、自分の意見をはっきりと主張する力がつきました。国際学部での学びは自分の可能性を広げていると感じています。

私にとって国際社会の状況を教えてくれる「窓」のような授業。

山本 健太郎さん

■国際基礎科目/国際法基礎(第1学年)

「将来は国際分野で活躍したい。そのためには諸外国のことや国際的なルールを知っておくべきだ」と考え、私は国際法基礎を履修しました。

国際法は、主に条約と国際慣習法を指します。この講義では単に条文を学ぶのではなく、最近の国際問題と絡めて国際法を学習します。例えば日本と近隣諸国との課題である領土・領海・領空問題についても取り上げられました。それまでは「問題がある」ことを知っている程度でしたが、この講義を通して、なぜこれらの問題が起きたのか、背景には何があるのかなどを考える機会になりました。新聞やテレビで報道されていることではなく、自分なりの考えを持つことができました。

また、国家間の紛争を解決する手段として国際裁判がありますが、裁判を進めるには当事国間の同意が必要です。私は「都合の悪い方が拒否してしまえば裁判はできない。これでは意味がないのではないか」と思っていました、しかし担当の吉村祥子教授から「国際裁判に訴えることによって、問題があることを周辺諸国や国際社会に知らせることができる。相手国が同意せず、裁判にいたらなくても外交上有利になることもあるのではないか」と説明され、外交的な影響を考えることの重要性を知ることができました。

このほか外務省の首席事務官をゲスト講師として招き、外交の現場の話を聞く機会もありました。この講義は私にとって国際社会を知る「窓」の一つであると感じています。

■国際法基礎
現代の国際社会を規律する国際法の基本的な構造を学び、基礎的な国際法の知識と概念について理解する。また、現代国際社会の課題の中で、国際法が果たしている役割について学ぶ。講義は主として教科書に基づいて進めるが、新聞記事などのプリントや、視聴覚教材なども用いる。

ASEANプロジェクトで再認識した「体験」することの大切さ。

御喜田 有花さん

途上国が新興国になり、そして先進国へと向かう過程を知りたくて「ASEANプロジェクト」に参加しました。このプロジェクトではインドネシアとマレーシア、タイの3カ国に行き、現地の大学生たちと国が抱える問題を英語で話しあったり、日系企業や日本大使館を訪問して現地の事情を伺ったりしました。途上国でも首都は先進国と同じ街並みである一方、地方では未整備のままであり、その格差の大きさを実感しました。また、民族や宗教に配慮するなど日系企業が進出する際の課題も知ることができました。私はこの体験で現場を直接見て課題を探ることの重要性と言語や文化が異なる国・地域の人たちが相互に理解することの難しさと大切さを理解できたと感じています。今後はこの体験を活かし、世界の課題の解決に寄与する研究をしたいと考えています。