ダブルディグリー留学体験記

[ 編集者:国際学部・国際学研究科       2017年5月26日   更新  ]

小川 雅聖(おがわ まさと)さん

小川 雅聖さん

小川 雅聖さん

2015年度 国際学部卒業生(3期生)
兵庫県 関西学院高等部 出身

現地での様子

現地での様子

1年留学しても4年で卒業できるのが国際学部の魅力。私は関西学院大学で2.5年、オーストラリアのクイーンズランド大学で1.5年学び、2つの大学の学位を取得するダブルディグリー留学に挑戦しました。現地では学生寮に住み、ほかの留学生とともに過ごす時間を増やして「英語圏の人間でない」ことを言い訳にしないように心掛けました。商学部に所属し、専門科目を中心に現地の学生と一緒に受講しました。授業で用いられる英語は思った以上に難しく、当初は現地の学生に助けてもらうことも多かったのですが、毎回の予習に力をいれて要点を整理し、理解をした上で授業に臨んだ結果、自分がほかの学生を助けることができるようにまでなりました。努力で困難を乗り切ったこの体験は大きな自信につながりました。

 川端 建守(かわばた たけもり)さん

川端 建守さん

川端 建守さん

2018年度 国際学部卒業生(6期生)
兵庫県 関西学院高等部出身

現地での様子

私はダブルディグリープログラムに参加し大学入学からの2年間を関西学院大学で、その後の1.5年間をクイーンズランド大学で過ごしました。
専攻はビジネスの共通言語といわれ、昨今世界的にコンバージェンスを呈する分野である会計学でした。留学までは英語技能の向上や専攻・関連分野の基礎習得に努めました。オーストラリアでの大学生活が始まった頃は慣れないことも多く、周囲の学生の積極性や機転に圧倒されることばかりでしたが、そのうちに順応して楽しみつつも力をつけることができました。そして最終的にはDean’s Commendation(学部長表彰)を与えられるまでに存在感を発揮できるようになりました。
この留学制度では留学先大学の学士課程に編入する形をとるので、必然的に現地の学生や他の留学生と同じ土俵に立ち目線を合わせることになります。そのような環境で人間関係を構築しながら勉学に励み切磋琢磨するという経験は、国際化する社会を生きる人間にとって示唆に富むものであったと思います。留学を含む大学生活の中で得た気付きや自信、省察は私にとって大きな財産となっているはずです。
 

◆取材・編集

※インタビューの内容は取材時のものです。