[ 国際学部 ]カリキュラム

科目区分の概要

国際学部の教育課程(カリキュラム)における科目区分は、キリスト教科目、言語教育科目、教養基礎科目、専門基礎科目、地域研究科目、領域関連科目、自由履修科目としています。教養基礎科目は、入門的科目を第1類、基礎的科目を第2類、基礎演習科目を第3類とし、地域研究科目は、グローバル研究科目群、北米研究科目群、アジア研究科目群、ヨーロッパ研究科目群、研究演習科目を配置しています。また、在学中に本学を通じた海外留学に参加することを必須としています。

キリスト教科目

キリスト教主義に基づく「人間教育としての教養教育」を通じて「倫理的価値観」を体得した人材を養成するための科目です。

言語教育科目

各自が選択した2つの外国語運用能力(実践的なコミュニケーション能力と、読解及び文章表現能力の双方)を重点的に養成する科目です。また異文化に対する感受性と理解を深めることを目的として、2年生を主たる対象に実施する短期と中期の留学プログラムを科目化し、単位を付与します。

国際学部は、充実した言語教育を特徴の一つとし、学部における従来の言語教育に比べ、開講語種においても開講形態においても多くの特徴を持っています。第1外国語として英語、中国語、朝鮮語の中から1言語を、第2外国語として英語、中国語、朝鮮語、ドイツ語、フランス語、スペイン語の中から1言語を、それぞれ選択して学習します。授業では、多数のネイティブ教員による効果的な指導の下、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランスよく学び、コミュニケーションの道具として使える2言語の修得を目指します。特に、第1外国語は、入学から卒業までの期間に学習空白ができないよう、1年生から4年生まですべての学年において授業を開講し、なおかつ、3年生まで週4コマという学習形態で、集中的に外国語能力を身につけられるようなカリキュラムを用意します(下表参照)。

言語教育科目学習の流れ

教養基礎科目

教養基礎科目では、本学部が位置づける「国際学」を理解するために、本学部で提供する学問領域(文化・言語、社会・ガバナンス、経済・経営)に含まれる学問分野について、主として1年生の時に学びます。
第1類(入門的科目)では、北米、アジア、ヨーロッパに関する国際地域理解の全体像を学ぶとともに、「国際」を切り口とした学問分野に基づく授業から国際学の分析枠組みに関する全体像を学びます。第2類(基礎的科目)では、各学問領域の基本的な「理論」体系、「視座」の総合、その科目に特有な「方法論」などを学びます。これらの授業を通じて、本学部が位置付ける「国際学」の基礎を学び、第3類(基礎演習科目)では、関心の明確化と今後中心的に学ぶ主題の選定を行います。

専門基礎科目

2~3年生は専門基礎科目を通じて、文化・言語、社会・ガバナンス、経済・経営の各領域に関する基本的で使用可能な理論、視座、方法論を学びます。

地域研究科目

専門基礎科目での学びを利用して北米、アジア、ヨーロッパの各研究科目群にてさらに学びを深めます。3~4年生は、地域研究科目の学習を基に、研究演習科目で自ら問題を発見し、その問題を解決できる能力を養います。

領域関連科目

文化・言語領域に関連した、英語学、英米文学の教育を充実させるために設置しています。特に英語(中学校一種・高等学校一種)教員免許を取得するためには履修が必要な科目です。

自由履修科目

本学部では、特定地域に関する知識の習得を基盤としながら、異なる国や地域の文化についても広く学べるようにしています。従って、集中的に学びたい言語教育科目、主領域以外の副領域の科目の履修も奨励しています。