2014.12.16.
神戸市長 久元 喜造 氏が講演

久元喜造 氏

久元喜造 氏

第59回国際学部連続講演会は、神戸市長 久元 喜造 氏を講師としてお迎えし、11月27日(木)に開催されました。この講演会は、国際学部開設5周年記念シリーズ第2弾およびグローバル人材育成推進事業の一環として、関西学院大学産業研究所の協力を得て実施されました。約140名の学生・一般の方々がこの講演会に参加しました。(司会:国際学部教授 鷲尾友春)

演題は、「オリンピックに向けて、神戸をさらなる国際都市にするためにはどうすればいいか」でした。久元市長は、神戸市の国際化のあゆみをお話されてから、神戸のその地位が、震災後、低下し、海外での神戸の知名度は我々が考えている程は高くないと、自己評価されました。その後、グローバル経済の発展に伴う国内外での都市間競争が激化する中、今後、神戸が国際都市としてどのような形でさらなる発展を為し得るか、「国際性」に関して他都市との新たな差別化をどうすればできるか、神戸独自の強みを活かしながら単なる友好親善にとどまらず、海外と神戸の間の人や投資の流れを積極的に創出することができるか等々の課題を説明されました。具体的な取り組みとしては、経済発展が著しい「東南アジア地域」に注目し、(1) 相互利益型・課題解決型の都市間交流の推進、(2) 効果的な海外へのシティプロモーション、(3) 「国際都市」として、真に海外に開かれた街への進化等、の必要性を言及されました。

講演終了後、久本市長と学生達との対話が続きましたが、市長の意向で、学生達とフロアーからの質疑応答にいつもより長い時間が充てられました。「神戸がユネスコのデザイン都市として選ばれたことによる経済効果について」、「神戸の観光戦略について」、「国際都市としてビジネス面を強化していく際に、地元の中小企業の支援政策はあるか」「アジア系外国人居住者がより暮らしやすくなるための政策について」、「神戸空港の利用率増加について」等々、たくさんの質問が学生から寄せられました。久元市長は、1つ1つの質問に対して理路整然と回答され、また学生からのアイディア提案にも耳を傾けてくださり、活発な意見交換が実施されました。

【ポスター】国際学部連続講演会_20141127_ 久元喜造氏 PDFファイル   [ 296.69KB ]PDFリンク

国際学部 連続講演会関連ページへのリンク