2013.11.28.
ミャンマー連邦商工会議所連盟会頭 ウィン・アウン氏他が講演

ミャンマー連邦商工会議所連盟会頭ウィン・アウン氏、ヤンゴン市開発委員会事務局長キョウ・ソー氏、大統領府国家経済社会諮問会議議長ティン・タット氏の三氏をお迎えし、第46回国際学部連続講演会を11月11日(月)に開催しました(共催:経済学部、商学部、協力:関西学院大学産業研究所)。グローバル人材育成推進事業の特別講演会として開催された本講演は、英語で行われ、学生、教員、一般参加者約140名が参加しました(司会:国際学部 鷲尾友春教授)。

「最後のフロンティア・ミャンマー」をテーマに、ティン・タット氏、ウィン・アウン氏からご講演をいただき、その後、学生代表と会場からの質問に対して、三氏にお答えいただきました。

「ミャンマーは今、新政府・新憲法の下、民主化、平和と安定、国民の和解、経済改革に向けた動きを加速しています。様々な制裁が解除され、国際社会への復帰も果たしました。ASEAN加盟国のうち、ミャンマーも含め90年代以降加盟した国々は、その他6つの加盟国との間に大きな経済格差を抱えています。その格差を縮めていくことも、ミャンマーにとって新たな挑戦です。国内では、インターネットの普及、メディア検閲の廃止など、自由度が拡大しています。これはミャンマーの人々の意思に基づいた変化であり、今後もこの変化は続きます。世界の経済が停滞する中、アジア諸国は成長を続けており、今世紀を“アジアの世紀”と呼んでもよいかもしれません。アジア諸国の一員として、ミャンマーはさらなる発展に注力していきます。」

「民主化後のミャンマーにとって、経済とビジネスの発展は欠かすことができません。ミャンマーがこの発展を進める上で、日本は非常に重要なパートナーです。今後も日本の民間セクターからの投資を積極的に受け入れ、日本の協力と支援を受けながら、成長を実現したいと考えます。各国からの投資を促進するにあたり、経済特別区の整備も進めています。外国投資を受け入れる環境を整えることは、国内での雇用創出につながります。ミャンマーの人々がよりよい生活を享受できるよう、今後も一層努力していきます。学生のみなさんには、ミャンマーについてもっと知ってほしいと期待しています。ミャンマーでのインターンシップの機会などもありますので、是非そちらにも目を向けていただきたいです。」

学生代表と会場からは、電力不足解消への施策、7管区・7州に対する連邦共和国政府の支援、ミャンマーと中国との関係、資源不足への対処、現在の教育制度と目指す教育制度、工業化を進める上での汚染対策等について、多くの質問が寄せられました。

講演会終了後も多くの参加者が会場に残り、三氏と直接話す貴重な機会を得ました。

(写真右より)<br>ミャンマー連邦商工会議所連盟 会頭 ウィン・アウン氏<br>ヤンゴン市開発委員会 事務局長 キョウ・ソー氏<br>大統領府国家経済社会諮問会議 議長 ティン・タット氏

(写真右より)
ミャンマー連邦商工会議所連盟 会頭 ウィン・アウン氏
ヤンゴン市開発委員会 事務局長 キョウ・ソー氏
大統領府国家経済社会諮問会議 議長 ティン・タット氏

【ポスター】国際学部連続講演会 2013/11/11 ミャンマー連邦商工会議所連盟 他 PDFファイル   [ 214.16KB ]PDFリンク

国際学部 連続講演会関連ページへのリンク